職業とは終生の課題＝定職を得るための最大の心構え＝

「諦め」「妥協」「納得」

これは、定職を得るための最大の心構えだと
私はそう思っています。

これに一日も早く気づいた人が、安定した生活や
家庭を持って慎ましやかに生きていけるという
ささやかな幸せを手にすることが出来ると、
私は、今まで生きてきましてそう感じています。

何も後ろ向きな話でないですよ。

司法試験（新司法試験は３回ノックアウト制）を受け続け
一生涯を司法試験の受験で終える人生で送るのなら、
諦めも肝心ですよね。

医者を目指して何年も何年も大学受験をする。
医者の息子なら良いですけど、普通のサラリーマンの子供
はそうは行きませんよね。

諦めも肝心です。

そして、身の丈にあった会社に入る。
この妥協も必要。

背伸びして、無理にレベルの高い会社に入ると、
付いて行けるレベルにまで自分が上がれば良いですが、
日々の生活も振り回されて疲れ果てて、辞めてしまった
あと何も残らないようでは、そんなところに
入るべきでないです。

まぁ、入ってみないと分からないのが会社・社風ですけどね。

そして、
適度なところで、何か良いなぁと思えるところを
見つけて納得する。

納得するとは、「自分自身が、自分自身に納得させる」という
ことです。

・・・

私の会社は、グループ全体で見ますと、
さまざまな仕事があります。
それは、まさに「転職せずとも職業を変えられる」
というメリットがあります。

元の不動産業に戻りたいのなら、不動産業、建設業をやっている
グループ会社もあります。
経理に飽きたら、営業マンにもなれます。
船舶でも、運送でも、何でも。
対人関係が嫌になったら、工場の現場作業から車のパーツ
組み立てなど、とにかく業種・職種がいっぱいあります
ので、転職せずとも仕事を変えられるというところが
良いです。

まさに、私に合った会社ではないかと、
最近そう思えてきています。


ブログにも書いていますが、資格取得を奨励していますので
特に大きな資格、難関の資格を取ると、その希望部署へ
行くことが出来ます。

建築士や司法書士から、通関士、社労士、その他ガテン系
の資格まで何でも活かせる会社であるというところに魅力が
あります。

ですが、なかなか中途採用で正社員にはしてくれません。
正社員になっても給料は安いですが・・・

そして、社内に入ってからとてもよく分かるのですが、
正社員という立場がこれほど強い会社ははじめてです。
遅刻や無断欠勤などしなかったら「100％絶対に辞めさせ
られない」会社です。

ホントに？！
と思うかも知れませんが、
「仕事の能力が低くて業務がこなせなくても」
絶対に辞めろと言われない会社です。

そういう社風だというのは、こればかりは
入社してみないと分かりませんよね。

でも、そういう会社なんです。

ですから、「適材適所」勤労課は大変です。
正社員の人は、絶対にクチが裂けても「辞める」という
ことは言いません。

そして、会社に何とかしてもらう（配置転換など）
そういう風潮の会社です。

長い間休んでいる社員に対して、
「いやいや、いいんだよ。君が出てきてくれるのなら
それでいいんだけどね・・・今、５人でやらないといけない
部署を４人の社員でやっているけど、その４人も大変だ
から人を入れてくれと言っててね・・・身体は大丈夫？
君が戻ってきてくれるのなら、何も問題ないのだけど
もし、まだ病気がちで戻れそうにないのなら・・・いやいや！
こちら（会社側）は辞めてくれなんて一言も言っていないよ。
ただ、もしまだこれないなら、４人でやっている人も
大変だから、君が出て来れるかどうか、そこを聞きたくてね。
君が当分出社できないのなら、１人採りたいんだけど、
君が出てくるのなら採用できないし、で、どう？」
のような、ホント辞めてくれのような言い方を出さずに
部長職の人が、体調の悪い正社員に諭すように聞いている
といった社風なんです。

ですから、なかなか正社員にはしません。

契約社員を正社員にした途端、その者の態度が変わった
（横柄になった）ということを多々経験している会社ですから。


・・・

田舎に帰って来て・・・（諦め）

転々とした結果、今の会社に入り給料は安いですが・・・（妥協）

まじめに働いていたら、会社から追い出されることはないし、
色々な業種・職種もあるから、まぁいいか（納得）

これで、一件落着させないと、いつまで経っても、いい歳になっても
風来坊になってしまいます。