先日、某協会および共同組合の薦めもあり、社内の
昼休みの時間に、健康機器を紹介する営業マンが来
ました。(一応、会社も許可してです)
事務系の私は、サクラ?ではありませんが、一応
聞いてあげてということになり、頭数に入って
数名の社員と共に聞きました。
確かに、身体に良さそうな話や効果が期待できる
商品に思える話法に耳を傾けて聞いていました。
そして、
「モノは悪いものじゃない」
というまでは分かった。じゃぁ、その機器の値段は?
価格は、ズバリ20万円弱の値段。
しかも、段々と制限時間(昼休み)の終了が近づき
「特別に、組合様ご紹介の皆様にはっ!」
「1●万円(当初の値段よりも7万円くらい安い)で、
取り付けもいたしますっ!」
「今、この特別価格の書かれた申込書をお配り
します!この用紙は持って帰らないでくださいっ!」
外に漏れますと、正規の値段で買ってくれているお客様
がいますから」といいながら、
「この、今お配りした申込書に、今、書いて頂いた方に
限りです!」と。
申込用紙を持ってかえって、妻と相談したい
という社員に対して、
「申し訳ございませんが、今、ここで書いて
頂いた方だけの特典(安くなる)です」
「是非、ここでお決め頂いてっ!」
と、考えるという余裕すら与えない、そして、今
しかない!という、何か見えないお徳さと押し売り
口上で、1名でも申込を取ろう(成果を出そう)
としてきました。
・・・
さすがに、皆、奥さんに財布を握られているわけ
ですから、即答なんて出来ませんよね。
逆に、後半からの営業マンの押しに引き始めて・・・
「さぁ、昼休みも終わったし、戻ろうか・・・」
の雰囲気に。
そうしましたら、
「分かりました。では、今、特典の申込用紙を
書いて頂き、今晩奥様と話し合ってから、万一
明日に、やっぱり止めたということであれば、
この申込用紙は破棄しますので。どうぞ、書いて
ください!」
と。。。
なにやら、その特典価格の書かれた申込用紙が、
何か特別な紙に見えるくらい、どこか価値がある
かのような紙切れに見えるくらいの話術でした。
結果は、
ドン引きでゼロ。
当然と言えば、当然の結果ですけどね。
どうしようかと考えていた役職者2名のうち、
1名は、その押しで購入意思が減退、もう1名
の役職者は、昼休みの後、奥さんに電話して
相談までした結果、「そんなものどこにでも
売ってるし、もっと安く販売している」
「無駄なものは買わないで」で目が覚めて、
買うことはありませんでした。
・・・
ホント、営業マンはしんどい仕事ですね。
こんなスタイルの営業職で、よく精神も潰れず
にノルマに追われてやっていけるものだと
逆に感心しました。
・・・
私も不動産営業通算で5年半してきましたが、
まだ不動産のほうがマシです。
不動産営業は、どちらかというと反響営業です
ので、派手な広告を出して、ネット掲載し、
それを見て反応のあったお客様を逃がさない
ように、成約まで取るか、もう電話もいいから
と言われるまで追跡するかの世界です。
よくネット広告で見かける分譲マンションの
販売などがそうです。
とにかく、「目に付くように宣伝」して、
あとは寄って来た人をゲットするような営業
です。
・・・
今回、久しぶりに、実演販売、飛込営業(販売)
を目の当たりにしましたが、
「気の毒だなぁ」というのが感想でした。
その販売会社は、会社自体は上場企業です。
ここ数日、内閣府の就職に関する発表で、各紙
共に、新卒の半分以上は、3年以内の早期退職か
無職又はアルバイトと報じられていますが、
今の世の中、極端に言いますと、このような会社の
営業職の求人しかないように思います。
そりゃ、続かないですよ。
不安定だし。
上場企業?だからどうしたの?です。
・・・
私の会社に来ました、この営業マンも20代
中盤から後半のように見えましたが、
会社も「まともな」仕事をさせてあげなさいよ、
と言いたいです。
人材を潰すような職です。
しかし、これぞ営業というのかも知れません。
・・・
銀行員をしていた頃に、
「銀行さんはいいよね、こんにちわって声掛けた
ら、だいたいの家は、玄関開けてくれるもんね」
と、自動車販売のディーラーに勤める人に
そう言われました。
確かにそうです。
取引が無くても、何か口実(この分譲マンション
は当行が融資したものでして等)を付けつつ
話をしていましたら、気の良い奥さんなどは
「じゃぁ、積立でもしましょうかね」という
こともありました。
・・・
不動産営業の場合は、気安く話が進み、
契約となる場合もあれば、案内したのち
後日電話して、「どうでしたか?」と聞きます
と、案内したときに楽しく話をしながら物件を見た
ときとは打って変わって、愛想もなく、
「もういいから。(ガシャ)」
ということは、多々ありました。
・・・
衣・食・住
これは、人間が生きていく上で、欠かせない
ものですので、「必要」としている人さえ見つけ
れば、必ず売れるものです。
「衣」は、お店にお客様が入店してきたら、
見込みはゼロではないですし、お店側はそこから
勝負が始まりますよね。これも営業ですけど、
いわゆる「接客業」の超見本スタイルのような
ものです。
待ち構えていて、「必要」と感じているお客様
が入ってきたら、ゲット。
「食」は、多少、お店によって高い安いがあり
ますけど、身近なスーパーで買う人が多いと思い
ます。
トマト1個が、近くのスーパーでは100円だけど
広告の入っていたスーパーでは90円。でも車で
20分かかるとなると、その手間とガソリン代を
考えると、住まいの近くに店舗を構えているお店を
メインで使うものです。
毎日の生活に「必要」ですから。
「住」は、賃貸なら、出来るだけ通勤に便利な
場所で買い物も便利だとか、学校が近い、親元に
近いから、などさまざまな個々人の希望と条件に
合った物件がありましたら、住むところが「必要」
で探しているわけですから、必ずどこかの建物に
決めて帰ります。どの不動産屋が契約を取るかは
別としまして。
売買なら、思っていた場所に分譲マンションが
建つ!じゃぁ買おうとか、実家の隣の土地が売り
に出たから今のうちに買っておこうなど、ピンと
来るものがあれば、売れるものです。
坪単価が安く、契約者の実家にも近くて、もの
凄く喜ばれたこともありました。
・・・
しかし、
生活必需品ではなく、より健康になる等の贅沢品
になっていくと、その販売はとても厳しいものです。
健康は、確かに心配。
でも、お金が掛かりすぎるのは・・・
ですよね。
・・・
確かに、いつの間にか、私の家でも水道水は飲まな
くなりました。
スーパーで指定のボトルを買って、少額で何度でも
汲めるイオン水を買ってきています。
安いもので、健康に気をつけてというような感じ
でしょうか。
・・・
話は元に戻りますが、
いくら健康に良いと言いましても、20万円近く
するような機器を即決で売るなんて、無茶です。
・・・
私は、その営業マンが、成果ゼロで、私の会社の
廊下で実演したものを片付けしているのを見て、
「早く適職に出会って欲しい」と思いました。
本当に良いものであったら、
人海戦術のように売り歩かなくても、売ってくだ
さいと、人が群がってきますよ、ね。
上場企業なんだから、それこそCM等でバンバン
宣伝するほうが効率も良いと思いますし。
「こんなに良いものがあるというのを知って
欲しい」という思いは分かります。
しかし、このような口上をしないと契約が取れ
ないようでは、無理して売らないほうが良い
のではないでしょうかね。
昼休みの時間に、健康機器を紹介する営業マンが来
ました。(一応、会社も許可してです)
事務系の私は、サクラ?ではありませんが、一応
聞いてあげてということになり、頭数に入って
数名の社員と共に聞きました。
確かに、身体に良さそうな話や効果が期待できる
商品に思える話法に耳を傾けて聞いていました。
そして、
「モノは悪いものじゃない」
というまでは分かった。じゃぁ、その機器の値段は?
価格は、ズバリ20万円弱の値段。
しかも、段々と制限時間(昼休み)の終了が近づき
「特別に、組合様ご紹介の皆様にはっ!」
「1●万円(当初の値段よりも7万円くらい安い)で、
取り付けもいたしますっ!」
「今、この特別価格の書かれた申込書をお配り
します!この用紙は持って帰らないでくださいっ!」
外に漏れますと、正規の値段で買ってくれているお客様
がいますから」といいながら、
「この、今お配りした申込書に、今、書いて頂いた方に
限りです!」と。
申込用紙を持ってかえって、妻と相談したい
という社員に対して、
「申し訳ございませんが、今、ここで書いて
頂いた方だけの特典(安くなる)です」
「是非、ここでお決め頂いてっ!」
と、考えるという余裕すら与えない、そして、今
しかない!という、何か見えないお徳さと押し売り
口上で、1名でも申込を取ろう(成果を出そう)
としてきました。
・・・
さすがに、皆、奥さんに財布を握られているわけ
ですから、即答なんて出来ませんよね。
逆に、後半からの営業マンの押しに引き始めて・・・
「さぁ、昼休みも終わったし、戻ろうか・・・」
の雰囲気に。
そうしましたら、
「分かりました。では、今、特典の申込用紙を
書いて頂き、今晩奥様と話し合ってから、万一
明日に、やっぱり止めたということであれば、
この申込用紙は破棄しますので。どうぞ、書いて
ください!」
と。。。
なにやら、その特典価格の書かれた申込用紙が、
何か特別な紙に見えるくらい、どこか価値がある
かのような紙切れに見えるくらいの話術でした。
結果は、
ドン引きでゼロ。
当然と言えば、当然の結果ですけどね。
どうしようかと考えていた役職者2名のうち、
1名は、その押しで購入意思が減退、もう1名
の役職者は、昼休みの後、奥さんに電話して
相談までした結果、「そんなものどこにでも
売ってるし、もっと安く販売している」
「無駄なものは買わないで」で目が覚めて、
買うことはありませんでした。
・・・
ホント、営業マンはしんどい仕事ですね。
こんなスタイルの営業職で、よく精神も潰れず
にノルマに追われてやっていけるものだと
逆に感心しました。
・・・
私も不動産営業通算で5年半してきましたが、
まだ不動産のほうがマシです。
不動産営業は、どちらかというと反響営業です
ので、派手な広告を出して、ネット掲載し、
それを見て反応のあったお客様を逃がさない
ように、成約まで取るか、もう電話もいいから
と言われるまで追跡するかの世界です。
よくネット広告で見かける分譲マンションの
販売などがそうです。
とにかく、「目に付くように宣伝」して、
あとは寄って来た人をゲットするような営業
です。
・・・
今回、久しぶりに、実演販売、飛込営業(販売)
を目の当たりにしましたが、
「気の毒だなぁ」というのが感想でした。
その販売会社は、会社自体は上場企業です。
ここ数日、内閣府の就職に関する発表で、各紙
共に、新卒の半分以上は、3年以内の早期退職か
無職又はアルバイトと報じられていますが、
今の世の中、極端に言いますと、このような会社の
営業職の求人しかないように思います。
そりゃ、続かないですよ。
不安定だし。
上場企業?だからどうしたの?です。
・・・
私の会社に来ました、この営業マンも20代
中盤から後半のように見えましたが、
会社も「まともな」仕事をさせてあげなさいよ、
と言いたいです。
人材を潰すような職です。
しかし、これぞ営業というのかも知れません。
・・・
銀行員をしていた頃に、
「銀行さんはいいよね、こんにちわって声掛けた
ら、だいたいの家は、玄関開けてくれるもんね」
と、自動車販売のディーラーに勤める人に
そう言われました。
確かにそうです。
取引が無くても、何か口実(この分譲マンション
は当行が融資したものでして等)を付けつつ
話をしていましたら、気の良い奥さんなどは
「じゃぁ、積立でもしましょうかね」という
こともありました。
・・・
不動産営業の場合は、気安く話が進み、
契約となる場合もあれば、案内したのち
後日電話して、「どうでしたか?」と聞きます
と、案内したときに楽しく話をしながら物件を見た
ときとは打って変わって、愛想もなく、
「もういいから。(ガシャ)」
ということは、多々ありました。
・・・
衣・食・住
これは、人間が生きていく上で、欠かせない
ものですので、「必要」としている人さえ見つけ
れば、必ず売れるものです。
「衣」は、お店にお客様が入店してきたら、
見込みはゼロではないですし、お店側はそこから
勝負が始まりますよね。これも営業ですけど、
いわゆる「接客業」の超見本スタイルのような
ものです。
待ち構えていて、「必要」と感じているお客様
が入ってきたら、ゲット。
「食」は、多少、お店によって高い安いがあり
ますけど、身近なスーパーで買う人が多いと思い
ます。
トマト1個が、近くのスーパーでは100円だけど
広告の入っていたスーパーでは90円。でも車で
20分かかるとなると、その手間とガソリン代を
考えると、住まいの近くに店舗を構えているお店を
メインで使うものです。
毎日の生活に「必要」ですから。
「住」は、賃貸なら、出来るだけ通勤に便利な
場所で買い物も便利だとか、学校が近い、親元に
近いから、などさまざまな個々人の希望と条件に
合った物件がありましたら、住むところが「必要」
で探しているわけですから、必ずどこかの建物に
決めて帰ります。どの不動産屋が契約を取るかは
別としまして。
売買なら、思っていた場所に分譲マンションが
建つ!じゃぁ買おうとか、実家の隣の土地が売り
に出たから今のうちに買っておこうなど、ピンと
来るものがあれば、売れるものです。
坪単価が安く、契約者の実家にも近くて、もの
凄く喜ばれたこともありました。
・・・
しかし、
生活必需品ではなく、より健康になる等の贅沢品
になっていくと、その販売はとても厳しいものです。
健康は、確かに心配。
でも、お金が掛かりすぎるのは・・・
ですよね。
・・・
確かに、いつの間にか、私の家でも水道水は飲まな
くなりました。
スーパーで指定のボトルを買って、少額で何度でも
汲めるイオン水を買ってきています。
安いもので、健康に気をつけてというような感じ
でしょうか。
・・・
話は元に戻りますが、
いくら健康に良いと言いましても、20万円近く
するような機器を即決で売るなんて、無茶です。
・・・
私は、その営業マンが、成果ゼロで、私の会社の
廊下で実演したものを片付けしているのを見て、
「早く適職に出会って欲しい」と思いました。
本当に良いものであったら、
人海戦術のように売り歩かなくても、売ってくだ
さいと、人が群がってきますよ、ね。
上場企業なんだから、それこそCM等でバンバン
宣伝するほうが効率も良いと思いますし。
「こんなに良いものがあるというのを知って
欲しい」という思いは分かります。
しかし、このような口上をしないと契約が取れ
ないようでは、無理して売らないほうが良い
のではないでしょうかね。
世知辛い世の中ですよね、こんな仕事の求人ばかりが幅を効かせていて、「正社員」「高給」を謳い社員を募っています。
特に贅沢品の営業の募集は行くべきではないです。
ありがtろうございました。