数日前、会議の休憩中に常務と話をしました。
「○○の部署の□□所長は、凄いですね。A社から新た
に仕事をもらい、どうしても日中車両(ローリー車)が
空く(止まる)時間帯に、その車両のドライバーに新た
な仕事の配送(4トン車)をさせて、待機時間=勤務
時間の人件費の無駄を省き、またB社からは復荷をもら
い、C社から依頼の輸送を終えたあと、B社の荷物を持
って帰るように新規取引先の荷物をうまい具合に、効率
良くそして収益、利益率が上がるように積み降ろしの時
間も考えて、どんどん配車を組んでいますよね。
営業活動を行い、車両状況を把握して、『運べる』荷物
を新規で獲得してくる。そして、目標額を達成している。
これこそ、努力ですよね。」
というような話をしていました。
そうしましたら、
「それも『運』だよ」
という言葉が帰ってきました。
「運?」私は、えっと思い、再度訪ねました。
「しかし、これこそ、努力ではないでしょうか」
「営業活動を行い、そして考え抜いて、可能性
を見出して、『実(利益)』に繋げる」
「これは、努力の賜物ではないでしょうか」と。
そうしましたら、
「確かに彼(所長)は努力をしている」「今まで築
いた人脈も活かして成果に繋げている」
「しかし、そこに時とタイミングが合わないと仕事
は取れても運べない(荷主の要望に合う車両が無い・
時間が合わない)、ちょうど良い場所には復荷が見
つからなかった」など、「努力して仕事を取ってきて
も出来ない場合もあるし、仕事を欲しいとお願いに
行ったときには、仕事がなかったりとタイミングが
合わない場合もある」
「だから『運』だと言ったのだよ」
という話でした。
また、「もちろん、営業努力をしないと、待ってい
ても仕事は入って来ないのだから、動かないといけ
ない」「しかし、それが結果に結びつくとは限らな
いのだよ」
ということでした。
・・・
この回答には、とても驚きました。
今まで経験してきた仕事は、営業活動を行った→
購入者が見つかった→契約成立となった=「努力」
だと教えられてきたからです。
また、そのような会社で働く社員も「私は努力した」
「(上司も)彼は努力したからこそ、結果が出たの
だ」というのが当たり前のことでした。
・・・
確かに、何もしなければ何も生まない。
しかし、精一杯努力しても繋がらない場合も多々ある。
そこは努力が足りないのではなく、「運」だとはっき
りと、割りきって言った常務にはびっくりしました。
1,600名超の社員の事業活動への努力は認めている。
誰もサボってはいない。しかし、結果が出ないのには
「運」という面も大きいという見方を、その「運」へ
のウエイトに重きを置いている考えに、私は一瞬、頭
が白紙になりました。
・・・
そこで、「では□□所長は、どのくらいの運で仕事
に繋がったと思われますか」と、子供染みた質問を
しました。
そうしましたら、「50%くらいではないか」と。
50%?!50%も運が占めているという考えに、
更に驚きました。
私は、今まで、
「99%努力と1%運」だと思っていました。
しかし、50%?!
さらに、失礼な質問をしました。
「では、常務は、常務になられるまで相当な努力をさ
れたと思いますが、常務はご自身で運はどれくらいの
ウエイトだったとお考えですか」と。
そうしましたら「やはり50%だな」と。
「私は、これだけ努力してきたからこそ、今の地位
や立場となった」「私は人一倍努力してきたんだ」
と、執行役員で常務にまで上り詰めた人ならそのよう
な言葉が返ってくるものだと思っていました。
・・・
ようは、今の状況で今起こっていることは、もちろん
行動した者の努力ではあるが、上手く結びつき成果が
出る段階まで至るまでには、「運」も非情に大きい
という考えですね。
また、一緒に働いていた部下や同僚のチカラもあって
のことということです。
そして、経済が伸びていた時代に物流部門の所長をし
ていた人は、運が良かった等の話もして頂きました。
ご自身もそうだったと。
また、経営職から降格になった社員についても、
努力が足りなかったのではなく、運が無かったと。
確かに、成績が出ずに降格になった経営職の社員も
います。しかし、その方は昼夜問わず遅くまで必死
で数字を上げようと努力していました。
その姿は、私も見ました。家庭を犠牲にし、自分の
時間もほとんど仕事に注ぎ込み、そして深夜大型車
の運転までして、何とか収支を出そうと頑張って
いました。
しかし、結果は・・・会社の判断は・・・
・・・
常務まで昇ってきた人だからこそ、色々な人物が昇
りつめたり、消えていったりを見てきた人だから
こそ、その努力と運とのウェイトが50%50%と
いう、世の中で言うところの99%と1%ではない
現実を知っているのだと感じました。
・・・
このように華やかさ(営業努力=成果が出た)だけ
でなく、暗く寂しさ悲しさがある面(努力が報われ
ない)も分かっている方が役員にいることは、大事
なことだと感じました。
・・・
しかし、運・・・ですよね。。。
運・・あるかなぁ。
確かに・・・報われる場合でも、そうでない場合
でも「運」が絡んでいると言われればそうだなぁと
思いました。
・・・
ただ、この会話から、「努力(営業職なら営業努力)
をしなければ、いくら運がある人でも、その運は開
かない」ということですね。
やはり「やるしかない」のだと、改めてそう思いま
した。
「○○の部署の□□所長は、凄いですね。A社から新た
に仕事をもらい、どうしても日中車両(ローリー車)が
空く(止まる)時間帯に、その車両のドライバーに新た
な仕事の配送(4トン車)をさせて、待機時間=勤務
時間の人件費の無駄を省き、またB社からは復荷をもら
い、C社から依頼の輸送を終えたあと、B社の荷物を持
って帰るように新規取引先の荷物をうまい具合に、効率
良くそして収益、利益率が上がるように積み降ろしの時
間も考えて、どんどん配車を組んでいますよね。
営業活動を行い、車両状況を把握して、『運べる』荷物
を新規で獲得してくる。そして、目標額を達成している。
これこそ、努力ですよね。」
というような話をしていました。
そうしましたら、
「それも『運』だよ」
という言葉が帰ってきました。
「運?」私は、えっと思い、再度訪ねました。
「しかし、これこそ、努力ではないでしょうか」
「営業活動を行い、そして考え抜いて、可能性
を見出して、『実(利益)』に繋げる」
「これは、努力の賜物ではないでしょうか」と。
そうしましたら、
「確かに彼(所長)は努力をしている」「今まで築
いた人脈も活かして成果に繋げている」
「しかし、そこに時とタイミングが合わないと仕事
は取れても運べない(荷主の要望に合う車両が無い・
時間が合わない)、ちょうど良い場所には復荷が見
つからなかった」など、「努力して仕事を取ってきて
も出来ない場合もあるし、仕事を欲しいとお願いに
行ったときには、仕事がなかったりとタイミングが
合わない場合もある」
「だから『運』だと言ったのだよ」
という話でした。
また、「もちろん、営業努力をしないと、待ってい
ても仕事は入って来ないのだから、動かないといけ
ない」「しかし、それが結果に結びつくとは限らな
いのだよ」
ということでした。
・・・
この回答には、とても驚きました。
今まで経験してきた仕事は、営業活動を行った→
購入者が見つかった→契約成立となった=「努力」
だと教えられてきたからです。
また、そのような会社で働く社員も「私は努力した」
「(上司も)彼は努力したからこそ、結果が出たの
だ」というのが当たり前のことでした。
・・・
確かに、何もしなければ何も生まない。
しかし、精一杯努力しても繋がらない場合も多々ある。
そこは努力が足りないのではなく、「運」だとはっき
りと、割りきって言った常務にはびっくりしました。
1,600名超の社員の事業活動への努力は認めている。
誰もサボってはいない。しかし、結果が出ないのには
「運」という面も大きいという見方を、その「運」へ
のウエイトに重きを置いている考えに、私は一瞬、頭
が白紙になりました。
・・・
そこで、「では□□所長は、どのくらいの運で仕事
に繋がったと思われますか」と、子供染みた質問を
しました。
そうしましたら、「50%くらいではないか」と。
50%?!50%も運が占めているという考えに、
更に驚きました。
私は、今まで、
「99%努力と1%運」だと思っていました。
しかし、50%?!
さらに、失礼な質問をしました。
「では、常務は、常務になられるまで相当な努力をさ
れたと思いますが、常務はご自身で運はどれくらいの
ウエイトだったとお考えですか」と。
そうしましたら「やはり50%だな」と。
「私は、これだけ努力してきたからこそ、今の地位
や立場となった」「私は人一倍努力してきたんだ」
と、執行役員で常務にまで上り詰めた人ならそのよう
な言葉が返ってくるものだと思っていました。
・・・
ようは、今の状況で今起こっていることは、もちろん
行動した者の努力ではあるが、上手く結びつき成果が
出る段階まで至るまでには、「運」も非情に大きい
という考えですね。
また、一緒に働いていた部下や同僚のチカラもあって
のことということです。
そして、経済が伸びていた時代に物流部門の所長をし
ていた人は、運が良かった等の話もして頂きました。
ご自身もそうだったと。
また、経営職から降格になった社員についても、
努力が足りなかったのではなく、運が無かったと。
確かに、成績が出ずに降格になった経営職の社員も
います。しかし、その方は昼夜問わず遅くまで必死
で数字を上げようと努力していました。
その姿は、私も見ました。家庭を犠牲にし、自分の
時間もほとんど仕事に注ぎ込み、そして深夜大型車
の運転までして、何とか収支を出そうと頑張って
いました。
しかし、結果は・・・会社の判断は・・・
・・・
常務まで昇ってきた人だからこそ、色々な人物が昇
りつめたり、消えていったりを見てきた人だから
こそ、その努力と運とのウェイトが50%50%と
いう、世の中で言うところの99%と1%ではない
現実を知っているのだと感じました。
・・・
このように華やかさ(営業努力=成果が出た)だけ
でなく、暗く寂しさ悲しさがある面(努力が報われ
ない)も分かっている方が役員にいることは、大事
なことだと感じました。
・・・
しかし、運・・・ですよね。。。
運・・あるかなぁ。
確かに・・・報われる場合でも、そうでない場合
でも「運」が絡んでいると言われればそうだなぁと
思いました。
・・・
ただ、この会話から、「努力(営業職なら営業努力)
をしなければ、いくら運がある人でも、その運は開
かない」ということですね。
やはり「やるしかない」のだと、改めてそう思いま
した。
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