シルバーバーチの言葉から探る－故人の姿や想い－

何だかんだと言いましても、読みたくなる。
それは、トニー・オーツセン　編　近藤千雄　訳「シルバーバーチのスピリチュア
ルメッセージ　真実の愛であなたが変わる」ハート出版の書籍です。

シルバーバーチは、あの世にいる霊の姿や霊はあの世へと進んだ際には、どのよう
に思っているのかなど、興味深いメッセージを伝えてくれています。

読んでいましたら、あの世の仕組みを、この世で詳しく語っている、
江原啓之氏、坂本政道氏、Ａ・ファーニス氏の書籍に書いてあることそのものです。

江原啓之氏は、ご存知の通り、今日本で一番有名な霊能力を備えたスピリチュアル
・カウンセラー。
坂本政道氏は、モンロー研究所での体外離脱体験を書籍に詳しくまとめた著者。
Ａ・ファーニス氏は、１００年前のイギリスで話題となったあの世の話をこと細か
く書籍に記した人物です。

・・・

私が読んだ書籍の中で、あの世の仕組みを順を追って、読者にも分かりやすく記し
ている人物は、この３名の方でした。
もちろん、他の著書にもあの世の世界の話は出てきますが、順番に仕組みを書いて
くれているのは、今のところこの３名の方しか出会っていません。

・・・

シルバーバーチは、「実際に翼がある天使はいるのでしょうか？」という質問に
対して、

「います。ですが、それはただの想念体にすぎません。霊の世界には翼は必要あり
ません。」
「私たちが霊媒にある概念を伝える場合にも想念による絵画（ピクチャー）を使用
することがあるのですが、地上の子供たちが天使には翼があるものと思い込んでい
る場合には、それに合わせて、翼のある天使をイメージして届けることがあります。」
「それが守護の天使として定着したからです。」
と、伝えてきています。

やはり、自ら（故人）の「想念」で作り出しているということですね。
他のスピリチュアルな方々と同じ説明で、よりよく分かりました。

じゃぁ。。。やはり、亡き彼女に生前「あんた、観音様だね。」（ブログに観音様
のことと霊視してもらった際について書いています。）と言いましたら、彼女
は「観音様ってどんな感じ？」って聞き返してきたので、「○○（←亡き彼女）
見たいな感じだよ。」と話しましたので、霊視してもらった先で、開口一番
「観音様に何か心当たりはありませんか？」
「観音様になって、神様のお使いをしていますよ。」
と聞いたときには、驚きましたが、

改めてシルバーバーチの言葉も踏まえて、
「想念体で天使の姿の霊もいるくらいだから、仏教の仏様である観音様に、亡き彼
女が姿を変えていても不思議ではない。」

「いや、観音様とは彼女自身のような感じだと生前に話したので、『自分（の姿）
＝観音様の姿』と思い、あの世で私は観音様と思った状態にいる。それは、『裏返
せば、生前の姿で私はあの世にいるよ。変わってないよ。』って言っていることで
はないのか。」と、ふとそう思いました。

それなら、とっても嬉しいんですけどね。


・・・

それでは、あの世での姿、存在とはどの程度のものなのでしょう？

シルバーバーチは、「他界した身内の者や友人・知人は姿こそ見えなくても、地上
にいた時よりいっそう身近な存在となっている」ことを説いているそうです。

シルバーバーチは、
「その方たちは今なお実在の人物であり、地上にいた時と同じようにあなた方のこ
とを気遣ってくれていることを忘れてはなりません。」
と言っています。

この忘れてはならないというのは、最近読んだ書籍では、真言宗　長江寺住職で霊
能力のある荻原玄明氏もおっしゃっていました。
もちろん飯田史彦教授も江原啓之氏もそうです。

気持ちの整理と「故人の存在さえも忘れてしまう（記憶から消去する）。」
は、まったく異なることであり、忘れずにむしろこの世から愛の念を送りましょう
と上記の方々はそう説いています。
（坂本政道氏の書籍は、あくまでも死後の世界を見てきた報告の書ですので、その
ような霊脳的な言葉（霊との対話はしています）はなかったように思います。）

では、もっと具体的にどのように故人はあの世で存在しているのでしょうか？

シルバーバーチは、
「彼らはもはや言葉で話しかけることはできませんし、あなた方の声を聞くことも
できませんが、あなた方のすぐ身のまわりにいて、何かと面倒を見てくれております。」

声を聞くこともできないって。。。
いえいえ、続きがありました。

「そう言えばそんな感じがすると思われるでしょうが、実際はもっともっと密接な
関係にあります。」とシルバーバーチは語っています。

それは、
「彼らはあなた方の心の秘密、口に出さないでいる欲求・願望・希望、そして心配
なさっていることまで、全部読み取っております。」

「そして地上的体験から、あなた方の魂の成長にとって必要なものを、摂取するよ
うに導いてくれております。」

「決して薄ぼんやりした、影のような、あるいはモヤのような存在ではありません。」
「今なお皆さんのことを愛し、以前よりもさらに身近な存在となっている、実体の
ある男性であり、女性なのです。」
と伝えてきています。

・・・

この世に生きていた時と変わらない、いやそれ以上にあの世の存在を知り、この世
にいたころよりもずっと多くの愛を注いでくれているのですね。
感謝しないと。。。いけませんね。

この書籍はとても読みやすいので、一読をお薦めしますよ。