伊藤若冲 アナザーワールド@千葉市美術館 2010-06-27 23:33:22 | 散歩する こんなエントランスホールを持つ千葉市美術館。若冲展6月27日まで開催に間に合い、「旅みたい」と悦に入る日曜の朝の電車の中でぼぉっとする。千葉駅に着くまで、ただ、ただ、ぼぉっとする。
水茄子 2010-06-13 21:56:18 | たべる 近くの野菜屋さんで〈水茄子〉が手に入りました。 フレッシュ水茄子!漬物よりもやはり少し割安です。 浅漬けしか食べたことがなかったのですが、 この独特の食感、たまりません、大好物。 浅漬けもさることながら生食がお薦めとのことなので、 柵切りにして生のまま齧り、う~ん、この感じ、どんなソースが、ディップが、 何にでも合いそうなんだよね、脳が無限に広がる感じ。 といっても わたしは、さっと、ほんのさっとね、塩もみしていただきました。 それから、新人参を柵切りにして、ガスレンジの魚焼のグリルで焼くだけ。 えらい傘のきれいな椎茸だったから、それも一緒に焼くだけ。 新人参のグリルなんて、今まで知っていた人参とは別人だもん、甘くて。 料理下手を救う逸材達のおかげで美味しい一日でした。
佐藤忠良・雨宮透・鈴木実 2010-06-08 22:22:12 | みる この週末、山形から宮城へと駆け足で巡って出会ったのは彫刻だった。 小雨降る土曜日朝、開館を待って雨宿りほどの軽い気持で立ち寄った山形美術館では印象派の企画展と書道展が開催されていたけれど、さして興味を惹かれなかった。ところが、館内の文字通り片隅にひっそりとある「彫刻の部屋」、展示室としては初めてみるほど小さな小さな部屋に10点に満たないかもしれない彫刻作品が展示してある。地味で小さな展示室のことちょっとのぞいて通り過ぎる程の気持で期待をしていなかったところに、意外にもとても強い存在感のある彫刻が3点。雨宮透、おそらくどこかで作品をみたことがある。その時に、はっと胸を衝かれた記憶が甦ってくる。【帽子】佐藤忠良作は”彫刻作品”のイメージが覆される。そして鈴木実の【顔を替える人】、こういう彫刻は今までみたことがない。寝台に仰向けに横たわる人、その枕元に立つ人の二体でひとつの作品。タイトルを見るまでは、変わった作品ね、歯医者さんの場面なのかしら、と呑気なことを思っていたが、作品の傍に近づいて驚く。タイトルにではなく、作品に近づくと言うに言われぬ恐怖感を覚えることに。怖いのだ。怖くて作品の人物の表情を正視できなくなるのだ。何かしら狂気なり恐怖なりを感じさせる作品はたくさんあるというか、そもそもそういうものだけど、それにしても、これほどリアルに恐ろしくなるというのは、まずない。これは一体どういうことなのだ、という解明しようのない思いが残る。 翌日、日曜日。強い陽射しの中、メディアテークへ向かう途中に宮城県立美術館へ寄り道をしてみる。糸が結ばれたように感じたのは、ここに佐藤忠良記念館があったから。前日にみた【帽子】の夏バージョンが展示されていた。再び、この帽子の少女に会えたのは嬉しかったけれど、かすかな失望もまた味わう。【帽子】は山形美術館に展示されていたあのワンピースを着ている少女の方がはるかに良い。おそらく、帽子で何かを露わにしない魅力が、上半身が露出していることによって、バランスが崩れてしまうのだ。もちろん崩れると感じるのもしかり、逆に魅力が増す、と感じるのも然りなんだけど。【ボタン】は彫刻自体がとても良く、さらに、タイトルセンスに感服する。「もどかしさ」なんてタイトルじゃ、やはり台無しだものね。【あぐら】も面白い彫刻だった。
井上雄彦 最後のマンガ展 仙台版 2010-06-06 21:52:30 | みる JRウィークエンドパスを使い、【井上雄彦 最後のマンガ展 最終重版】を観るために、山形を経由し仙台へ行ってきた。時間と旅費を捻出するのに苦心をしたけれど、そんなことはこのマンガ展をみないでしまう損失の大きさのもとでは取るに足らないことだと、みてしまったら尚更思う。たとえば(いろいろとオファーが来ているということを読んだことがあるので)パリであろうとニューヨークであろうと事情が許せば、このマンガ展をみる為だけにでも、行く価値は十二分にある、そういう展覧会だった。そういう作品を作る人が、ちゃんとこの世にいるんだ、奇跡のようなことだけど。 会場のメディアテークへは仙台周遊ばす〈るーぷる〉を使いました。会場真ん前に停まってくれるし、仙台美味しいとこ取り的なちょこっと観光に便利です。エラい混んでる時は1台見送る覚悟も必要ですが・・・。マンガ展は2010年6月13日まで。出来ることなら、もう一度、みに行きたい。