みたり*よんだり*きいたり*ぼぉっとしたり

映画のこと、本のこと、おもったこと。

珈琲サーモ

2007-04-30 01:49:26 | ぼぉっとしたり
82~83℃
ペーパードリップでコーヒーを淹れる時の最適温度(わたしの好きな珈琲店のお奨め温度ということです)
この温度設定が今まで出来なかった。沸騰したてのお湯、ならわかりやすいですが82℃となると、もう適当、たぶん?これくらい?℃の勘度計にて淹れていたら毎回、豆の蒸れ方がやはり違う。そのためとても欲しかったものがこれ、温度計。



なんと伊東屋さん文房具店にて見つけました。価格も珈琲一杯に満たない程で意外でした。



42歳のマーラー

2007-04-28 23:47:01 | きく
前半、シューベルトの交響曲第5番の演奏が終わり携帯電話を手にしてロビーに出た。祈るような気持ちで待ち望んでいる、あるかないかもわからない連絡を待ち受けていた。気持ちが運を動かすことがあるとすれば、連絡があるとすれば、今夜、この演奏会の20分の休憩時間が、勝負。偶然であるはずの報が気持ちの中で必然になっていく。なっていきつつ望むことこそ諦めを先に持つ癖があるから携帯電話ではなく、ロビーに腰掛けている人々に、人々の会話に、神経を傾けてみて気持ちを無理に遊ばせる。「ないものはないか」と思いかけたとき、待っていた思い描いていた通りの報が舞い込んで来てくれた。

交響曲第5番はマーラー42歳、作品スタイルの転換期の曲だそうです。

指揮者デプリースト氏からの”巨大な贈り物”(プログラムより)をなんとも晴れやかに頂くことが出来た幸せな夜でした。


4月27日(金)
東京オペラシティ
東京都交響楽団



パフューム~ある人殺しの物語~

2007-04-18 02:03:19 | みる
時間を経ても鮮烈に記憶に残るであろう映画、でした。もちろんそれが大事なストーリーとかテーマには映画に限らずどんなものにも、大事なだけにわたしはあまり期待しなくなりましたので、この映画も映像と音楽が、ひれ伏したくなるほど(映画ではシュールなひれ伏しシーンがある)まではいかないまでもかなりの牽引力を持っています。予告映像を観たときから、これは!と心に響くものがあったのに、気がつくと上映館も残り少なくなっていて、見逃さなくて良かった。原作は読んでいない。松岡正剛さんが『千夜千冊』で取り上げていらっしゃいました。

48歳のブラームス

2007-04-18 00:51:50 | きく
ピアノ協奏曲2番を完成させた時、ブラームスは48歳。それより20年も前に作られた際立った起伏を持つ1番の方にわたしは惹かれるけど、今日は都響の演奏で2番を聴いてきました。3楽章チェロの独奏が始まったとたん、耳がはっとしたような、舞台の照明が一瞬明るさを増したような、えもいわれぬ音色に包まれまれたのは今日の僥倖でした。

先日、N響のプロコフィエフ・ヴァイオリン協奏曲がFMで放送されていたのをドライブ中に聴くことが出来たのですが、番組中でソリストのドミートリ・シトコヴェツキ氏の演奏スタイルについて本人コメントが紹介され、興味深いものでした。記録がないのでその文言はあいまいな記憶に頼るしかないのですが、オーケストラの響きを注意深く聴き取るためには、時流に合わないかもしれないが身体を揺らして演奏することはしない、とのこと。

沈着さが増すほどに高揚していくような、そういう演奏にたくさん触れることが出来たらいいな。

4月17日(火)
東京都交響楽団
東京文化会館
ジェームズ・デブリースト

メンデルス・ゾーン序曲フィンガルの洞窟
シューマン交響曲第二番
ブラームスピアノ協奏曲第2番

街で見かけた都知事選

2007-04-10 03:59:46 | 散歩する
昨夜は珍しくテレビの前で数時間ほど過ごしました。選挙速報、特に都の区市町村別の獲得票数、面白かった。今回、14名の都知事候補者の中、街で対面できたのは2名の方でした。普段、関心が低いので、どうも候補者の情報がよくわからなくて、ポスターは候補者の1/3弱の張り出ししかされていない所が沢山あるし、あとは、偶然見られたテレビの政見放送と選挙公報が頼り。でも、これだけの情報じゃとんでもなく頼りない、ということが、街でご本人に対面するとよくわかりました。速報番組でのアンケートでは、投票選択基準は候補者の人柄を重視するというのが多数派で、個人的には人柄と政治力がどのように結びつくのかは難しいことだと思うのですが、ご本人に対面するとその人の目線、表情、しぐさ、人への接し方、声になった言葉等に触れることができ、選挙活動中のある特別な場面とはいえ、多くの人が重視するという人柄の一端が伝わってくるものなのだと実感しました。もっと沢山の候補者に対面したかったなぁ。それにしても選挙速報、速報というからには、なのかもしれませんが、味も素っ気もないほど速過ぎませんか?

PASMO

2007-04-01 04:35:45 | ぼぉっとしたり
pasmoを購入しようとして、記名式と無記名式を選べることを初めて知ったのですが、記名式を選択購入すると個人情報の入力が必要でした。ところが、わたしらしいうっかりさであろうことか自分の電話番号をすっかり勘違いして入力してしまったことを、購入数時間後にはたと気づき訂正入力をしようとしましたが、個人情報訂正は機械では受け付けていなかったのです。駅員さんに相談すると、事務室に通され本人確認の後、駅員さんお二人がかりでマニュアルを引っ張り出されて、ん~っと、ん~っとという感じで訂正していただきました。ん~っと、はサービス開始から日も浅いから良いのですが、訂正画面にはまず氏名が出て読み上げられて確認されます、それも良いのですが次いで、生年月日画面が出ると、「間違いないですね」とさっさと確認してくださる・・のではなく、何故か、駅員さんお二人から「ほぉ~・・・」と声が漏れる。ほぉ~、はTPOに合いません。遺失物の問合せの時には、もっと、ほぉ、ほぉと親身になってくれたら有難いですが、こういう場面ではさくさく事務的にこなしてくれるのが親切というものです。やっと、という感じで肝心の電話番号画面にたどり着き、電話番号を述べるように指示を受けましたが、本来なら無記名式もあるくらい不特定多数のうちの一人としてのpasmo所持者でいられるはずが、妙に”特定されたわたし”感が強まる場面であまり気持ちの良いものではありませんでした。そもそも自分の情報間違えるなんて、とほ・・ほぉ~ではありますが。