皮部論に「各経絡上の血絡の色を診る事でその経絡にどのような病が入っているのかが凡そ解る」とある。
例えば手足陽明経(大腸経、胃経)上の色合いについて、青味がかっている時は痛みに通じ、以下黒味は痺、黄赤味は熱、白味は寒、五色が混ざり合っている時は寒熱併発とある(他経も同様)。
ただし陽の経絡は日焼け等も考慮しなければならず、この判定は難しい。
経絡治療では肘の内側がその人の固有色と病色を判断す . . . 本文を読む
最近またジストニアを診る機会が増えている。前にも書いたがジストニアにおいて本治法はかかせない。鍼灸治療は道具からして刺激による効果を狙うと思われがちだが、生命力強化を目的とする「補う治療」も存在する。これがいわゆる経絡治療というものである。もちろん強烈な刺激により大きく改善することもあるが、目的はあくまでも生命力の強化。治す力を失った身体に、「お手伝いするから、もう一度一緒に歩いてみない?」と寄り . . . 本文を読む
今日はとてもよい天気ですね。
お昼休みに外苑イチョウ並木を散歩しましたが、本当に気持ちよい日です。
先ほどの患者さんが言っておられましたが、木曜から暑くなるとか…
よい気候なので引きこもらないように注意します!
ということで、昨日は久しぶりの休日休み。
姪っ子が通う大学の学園祭があり、本郷まで行ってきました。
結局時間が合わず姪っ子とは会え . . . 本文を読む
ちょっと前ですが…
2月の勉強会でウツや自律神経失調症にウォーキングやジョギングがよいよ!っていう話がありました。
もちろんウォーキング等がしたい…といった気持ちがわいてきていることと、実際にそれできる事が条件ですが、確かにウォーキング等のリズミカルな運動はよいかもしれませんね。
リズミカルに身体を揺らすと身体は気持ちいいと感じます。
これは皆さんもそうでは . . . 本文を読む
最近ジストニアの治療が多くなっているのですが、なんで急に増えたのだろう……と思って調べてみると、どうも前にブログに書いた記事が今頃ヒットしているみたいなんですね。
鍼治療で効果 難治性疾患「ジストニア」
2007年9月の記事なのですが、今でも読まれているのですね。
ジストニアは中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害の総称です。
これ . . . 本文を読む
鍼灸治療ですが、今回の発表は頸部ジストニアに関しての研究です。
ジストニアは中枢神経の機能の異常と考えられているので、鍼灸治療は対症療法ではないと考えている先生や患者さんが多いのはわかりますが、実際には本人の満足度の高い場合が多いので、鍼灸治療はやってみる価値の高い治療だと思います。
最後に本文を掲載しますね。
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先日もお話したように、9月15日(木)、平成17年度第3回精神研都民講座を千駄ヶ谷の津田ホールで聞いてきました。
演題は
●うつ病ってどんな病気? - うつ病研究と治療の最先端 -
「うつ病の分子生物学 -新しい治療薬の開発を目指して-」 です。
講師は「理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームリーダー」の加藤忠史先生です。
●講演の主旨は、セロトニン . . . 本文を読む