「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

いじめられたらどうするだろう?

2023年02月11日 | 子育て
今日は昨日とは打って変わって晴天でしたね。

空がとっても青かったです。


先日患者さんといじめの話になった。いじめる子が悪いとか、いじめられる子が可哀想だとか、心が強いとか弱いとか、全くそんな話ではなく、どちらも傷ついているからお互い離れられないのではないか、といった話だった。

そもそもいじめは過度に感じたストレスの捌け口だ。だからそうせざるを得ない側面もあると思う。だからといって決して許される問題では無いのだが、クラスの連帯責任にするとか、部外者を巻き込み過ぎるのはどうかと思う。いじめる側には、振り上げた拳をおろすエネルギーが無いし、いじめられる側もそこから離れるためのエネルギーが無いのだから、そこへは熟達した年長者だけが関わるべきではないだろうか。

とにかくいじめる側もいじめられる側もどちらも傷ついているのは確かだ。なのでいじめる側は悪く、いじめられる側はかわいそう、といった二元論で論じられるものでは無いような気がする。どのいじめも物語があるわけで、その物語から紐解かなければ誰も救われない。そんな悠長なことを言っていたら、解決が遠のくと言われたら返す言葉も無いが、、それでも部外者が安易に立ち入れば、その物語を壊すことにもなりかねないので、色々と躊躇してしまうと思う。

各々のいじめに物語があるので、安直な話はできないが、なぜいじめに「長く」巻き込まれてしまうのか、なぜ周りの年長者が早めに気づく事ができないのかが自分にはよくわからない。いじめはそんな生やさしいものでは無いと反論されるかもしれないが、いじめる側に立つにせよいじめられる側に立つにせよ、自分の子どもがそれを黙っていることが想像できない。もちろん子どもがいじめに遭遇した事はあったが、ちょっとしたことでもすぐに相談してくれるので、早め早めに対処できた。そしてこちらも子どもがいじめに巻き込まれたら、それに気付けないわけがないと思って子育てをしてきた。もし巻き込まれたとしても、色々なコミュニティーを紹介できると思っているし、なんなら学校を変わればいい。変われる学校がなければ引越ししたらいい。子どもが自衛隊や警視庁に入った時も、嫌になったら躊躇なく帰りなさいと伝えて送り出した。帰る場所があれば頑張れると思って。いじめも、それに巻き込まれても代替案を用意すると暗に伝えていたので、それほど不安を感じていなかった。

いじめはそのコミュニティを代表する年長者の問題によるものだと思っている。だから年長者を含めた解決を試みない限り永遠に続く。そんなコミュニティでの生活に傷ついている子どもたちに、たかだか十数年しか生きていない部外者の子がその輪に半端に関われば、混乱しか起きないように思う。だから自分の子ども達にはむやみと関わらないで欲しいと願っていた。子どもにそんな能力があるとは思わないので積極的には関わって欲しくなかった。私にも無理だが、ここは年長者の腕の見せ所だとは思っている。だからそういう事ができる人を無条件で尊敬してしまう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿