当たり前のことですが、鍼灸の触診、特に経絡治療は皮膚を触っているかいないかぐらい軽くしなければいけません。
皮膚を押さえつけるような触診だと、皮膚の感覚が分からなくなりますので。
診断だけでなく鍼を刺入するときも同じで、鍼を持つ手よりも鍼を固定する手(写真の左手ですね)が重要です。
これを患者さんが重く感じるようだと、皮膚が伝える情報を読み取ることができません。そのためには触れるか触れないかわからないくらいフワっと手を置く事が必要です。
もう一つ言えば、鍼を刺入する時に親指と人差し指で作る輪っか(鍼灸師は「押し手」と言っています)の患者さんに触れる面は水平にする事。
あとは押し手のどこから鍼が出てくるか、そして鍼管を使わない刺入鍼も覚えていると良いかもしれません。
科学的な勉強はとても大切です。でも鍼灸は科学的な分析を踏まえつつ、”気”や"陰陽"、"五行"を意識して治療した方が効果は出るように思います。
エビデンス云々、否定するつもりは毛頭ありませんが、それが自分に合ったエビデンスなのかどうか、試す必要はありますが、鵜呑みにするのはどうかと思うのです。
まぁ、、
なんでも頭で考えようとする人にはなかなか難しい世界かもしれません。
私も気の世界がが未だによくわかっていないのですが、それを感覚的に意識しつつ治療をした方が成績が良いので、とりあえず経絡治療を続けています。
午後は天気が良くなりましたね
写真は伊藤忠商事から南方面、この道を行くと青山墓地です
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