「おおしたさん」のブログです

このブログは2005年6月に始めました。鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

千葉でのヴィパッサナー瞑想備忘録(行き方とかコースでの生活とか)

2022年10月22日 | 宗教、哲学
先日10日ほどお休みをいただき、千葉で瞑想をしてきました。

今回は言われることを本当に頑張ったので、1回目の参加に比べて格段にしんどかったです。

前回は「10日間誰とも話をしなかった」それだけで満足していたのがよくわかりました(^◇^;)。


2015年に参加した時の話

↓ 2015年、初めてヴィパッサナー瞑想に参加した時の話はこちらです。
  • 10日間誰とも口をきかないし目を合わせてもダメ 
  • 通信手段は没収 
  • メモ帳や本も持ち込み禁止 
  • 午前中5時間、午後は7時間、ただただ座り続ける
こんなことをしてきたよ!みたいな話です。

貴重品を預けたらベッドの番号が教えられ、あてがわれたベッドに行き荷物を整理、それから程なくしていきなり人と口をきかない状況に突入。なんだか分からないまま瞑想ホールへ行き瞑想の準備、座り方もわからないし、瞑想中に手をどこにおいていいのかもわからない。足は痛いし最初の3日間は瞑想どころの騒ぎではなく、とにかくどう楽に座る事ができるかを模索するだけに終始する感じ。

ところで、なんでここまで無理してまで時間をつくったのでしょうか。3日も時間がとれれば温泉とか行けばいいものを、10日も時間作ってただ同じ所で座り続けて、何故に幸福感に包まれたのでしょう。


今回の話に入ります

10月5日(水)〜16日(日)(2022年)
次回参加のために私なりに覚書を残しておきます。

【バス】


ここの停留所欄に【茂原駅南口】【睦沢中央公民館】を入れて運賃等を確認すると良いと思います。

2022年10月現在「ICカードはご利用いただけません」とのことです。

現金を往復分予め用意しておくと降車がスムーズになると思います。


【持ち物】

寝室ですが以前はカーテンで仕切られてるだけだったと思います。ですが7年ぶりに行ってみたら、お隣とは壁で仕切られていました。でも入口はカーテンで仕切られているだけなので、いびきとかは聞こえています。

なので「耳栓」を持っていくといいかもしれません。


今回は雨の日が続きました。
それも見越して衣類は速乾性のものを用意しました。

早く乾くと言えば、「手拭い」はおすすめです。今回は4枚持っていきましたがこれで十分でした。私は手拭い大好き人間なので、家でも風呂屋に行く時も手拭いだけで済ませています。湿度の高い日が続いた今回も手拭いはすぐに乾いてくれて、とても役にたちました。

手拭い大好きなので、アイロンがけも楽しい作業です。

次回は「ビーサン」2つ持っていきます(私への覚書)!


【瞑想時間】

瞑想(ゴエンカ師の講話含)の時間割です。
  • 4:30~6:30
  • 8:00~11:00
  • 13:00~17:00
  • 18:00~21:00
トイレ休憩とかもあるので12時間とはいきませんが、本気で頑張ったら12時間近く座ることができます。

休もうが休むまいが誰も咎める人はいないので、頑張る頑張らないは本人次第です。

ただ、
  • 8:00~9:00
  • 14:30~15:30
  • 18:00~19:00
のホールでのグループ瞑想は必ず出ないといけません。
これが無茶苦茶きついです。

この1時間、指導者の合図まで目を開ける事ができません。そして足を組み直す等、動くことも厳禁です。

あと何分かわからない中、痛みを耐えることがどれだけしんどいことか。
ここで生じる「痛み」も観察対象なので、意味があります(講話でその意味を知ることとなります)。

毎日3回のこの時間をどう乗り切るか、そのための準備に色々工夫しつつ毎日を過ごしました。


【食事】
前回途中から1食にしました。瞑想している最中、お腹が股関節を圧迫して痛みが強くなるのかと考えたからです。それで途中から1食にして楽になったのを覚えていたので、今回は最初から毎朝の1食だけにしてコースに参加しました(断食はダメだと書いてありますが、食事を1回だけにするのは良いかと思いここに告白します)。

今回は最初から1食にしたのですが、お通じが3日くらいなくなってしまい、お通じが再開してから座位が少し楽になったように思います。ですから私の場合は食事量を減らす事が座ることと関連するようです。

これは合う合わないあるので、皆におすすめできませんが、人によっては合う人がいるかと思います。

なのでお昼何が出たのか知れませんでしたが、最終日に沈黙が解かれて参加者に話を聞くと、お昼はバリエーションに富んでいて、とても美味しかったそうです。話の中でちらし寿司がでたり、ミートソーススパゲティのミート無しがでたり(ミート無しの「ソーススパゲティー」ってどんなの♪( ´θ`)??って思ってみたり(笑))。


【事前準備】 
前回コースに参加した際、毎日瞑想するようにとのお達しがありましたが、なかなかできていませんでした。それで毎日朝晩瞑想している患者さんに、ヴィパッサナー瞑想に行く前に座る練習をしておくと楽に瞑想できるか聞いてみたら「毎日座っていても、10日にも及ぶとどこか痛くなるので、普段頑張らくてもいいと思いますよ」とのことでした。

なのであまり座らず参加したら、前回よりも強い痛みで最初は本当に辛かったです。


【ストレッチ】 
ホール前にストレッチやヨガは禁止と書いてありました。部屋での体操もダメかと思いこっそりやってましたが、ホールでのみそれら行為は禁止です。
股関節のあまりの痛さに朝昼晩20分以上かけて股関節周りのストレッチを行いました。10日もやっていたので、私史上最高に柔らかくなっています。
特に股関節の合蹠(足の裏をあわせるストレッチ)の柔軟性が高まるのと、脊柱の回旋可動域が拡大するにつれて長く座れるようになりました。

ところで前列に座っていたお二人、あまりの綺麗な座り姿勢に、私は密かに「鑑真」と読んでおりました。
鑑真の横からの画像が見つけられず、色々と見て最もきれいな薬師如来坐像のリンクを下に貼っておきます。
腰を入れるのが良いと思っている人が多いかと思いますが、この写真を見てわかるように、仏像の坐像を横から見るとある程度猫背なのがわかります。仏師は実際のお坊さんを手本にしているはずなので、仏像はその手本になるかと思います。

それでこのお二人の何がすごいかといいますと、まずお尻の下になにも敷かず何時間も平気で座っていたということです。お尻の下に5センチくらいの座布団をかませないと1時間座っていられない私にとって、その姿勢があまりにも神々しく見えてしまいました。
沈黙が解かれて色々お話を伺い、座り方を指導してもらいました。前屈は不得意とのことでしたが、合蹠が非常に柔らかいのには驚きました。やはりここの柔軟性を上げる必要があるのだと痛感、股関節の柔軟性はこれからも保とうと思っています。


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