「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

(8)妊娠初期の脈について

2012年12月06日 | 安産・逆子

こんばんは。

今朝は所要があり渋谷に出かけておりました。

写真は道玄坂を登りきって246にぶつかるとったところ。

イチョウが綺麗だったので写真を撮ってみました。


ということで本題。

本日は鍼灸師の皆さん向けかな??

昨日も言いましたが、妊娠されてすぐの時期を鍼灸師が扱うことはほとんどないのではないでしょうか?

不妊治療の継続とか、ずっとこられていた方だと妊娠初期に来られることは多々あります。しかし妊娠したから来院されるというのは滅多にありません。

あれっと思って妊娠検査薬を薬局に買いに行って妊娠が判明。そっからドタバタしているうちに悪阻の時期を迎える…っていう感じでしょうか?

 

妊娠したかどうかは検査薬があるし、そんなことを脈で知ってもなんの特にもならないのですが、脈の変化を診ていると、あれっ…っと感じる時もあります。

脈の変化の勉強にはなるので、最近はフムフムとほくそ笑む事もしばしば…。

 

実際にこの頃(初期)の治療を多く手がけている鍼灸師の中には、脈に特別な変化があると言う方が結構おられます。

 

妊娠期の脈について、詳しい方に聞いてみたり、いろいろな方法で調べてみました。

古典から話をすれば、妊娠期に入って特徴的な脈に「滑脈(かつみゃく)」といって「盆に珠をころがしたような」「玉が転がるよう な」といった表現で記載がありますね。

 

脈所で言えば、実際に妊娠すると神門のあたりといいますか、小指側の尺骨動脈が強く触れるようになると、妊娠の兆候があるとのことです。

ここで男女の区別をしている先生もおられます。

 

「胃の気」の脈が充実してくるようだと妊娠しやすいということ。これはチョット難しいですが、参考にしています。

 

あと、妊娠すると寸関尺よりも長く脈が触れるようになるというのも面白いですね。

人差し指、中指、薬指だけでなく小指を脈所にあてがってもしっかり触れてくるようになるとしめたもの! 

妊婦でなくても小指側の脈が長く伸びたように感じる方もいますが、脈が長く強くなるというのがミソですね。

診ていくと意外と判断に迷うことがなくなってきます。面白いですね。

 

これら妊娠期の脈ですが、だいたいにおいて妊娠3ヶ月、11週が終わるまでには消えるというのが大方の意見でした。

 

不妊治療で通っておられる方が多い先生の場合、何かの参考になるかもしれないので覚えていても良いかとは思います。

そのほか多くの人が妊娠すると「数」になると言っているので、これも何かの参考に(^_^)

 

性別を当てる先生もおられるようですね。

右の脈が強ければ女の子だとか、左の神門が強ければ男の子だとか…

男女の性別分けをお話する先生もおられますが、それってスゴイですね。

ただ、男の子女の子関係なく、生まれた子を育てればいいとだけ思っているので、そこは全く無意味を感じないです。

脈の修練にはなるかもしれないので勉強して損はないかも…

ただ、そういう話をされる先生はチョット行き過ぎな方多いので(笑)、話半分参考程度に聞いたほうがいいかもしれません。


おおした鍼灸院逆子のページ
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以前書いた以下のページも参考にしていただけると幸いです。

患者さんの声パート1、(1~57)
患者さんの声パート2、(58~88)
患者さんからのお便り(ブログ更新中)

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