春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

オバマ大統領の「大統領令」の中身

2010年02月10日 14時50分07秒 | 海外情報

日本で報道されない「大統領令」の驚くべき中身
堀田佳男の「オバマの通信簿」【28】
1月11日、オバマ大統領はある「大統領令」に署名した。内容は「知事評議会の設立(EO13528)」というもので、タイトルだけを見ると地味である。
(前置き部分省略)
オバマ大統領が1月に署名した大統領令はオバマ政権発足以来39本目だった。内容は「知事評議会の設立(EO13528)」というもので、タイトルだけを見ると地味である。日本のメディアが拾わないわけである。けれども、知事評議会という名前からは想像もつかない内容が盛り込まれており、関係者に大きなインパクトを与えた。

実はこれまで戦争や紛争などに出動していた米軍を、大統領の監視下で国内でも自由に配置・出動できる決定をくだしたのだ。アメリカは連邦政府と州政府の境界がはっきりしており、多くの知事や市民は軍隊が州内の諸事に関与することに反対している。

日本でも、戦時下でない時に制服を着た自衛隊がそこかしこにいたら、威圧感を感じることだろう。昨夏の州知事会でもこの議案は却下されている。

これまで米軍は、対外的な脅威に対して出動する軍隊という見方が一般的だった。国内の治安については州兵や警察が対応するという不文律があった。南北戦争後にできた民警団法という法律は、まさしくその不文律を規定しており、陸軍や空軍を国内で使用することを違法とした。

それが今世紀に入ってから災害の復興支援やテロ対策といった分野で、国内における軍隊の出動が求められるようになってきた。しかし、アメリカ国内ではこれまで何年も議論されてきた内容で、大統領の一存で簡単に決められる問題ではない。

この分野に詳しい弁護士のマシュー・ハマンド氏は、

「軍隊と警察は明らかに違う役割を担っています。国内で軍隊が配備されると、警察との境界があいまいになって軍隊のシビリアンコントロールを崩壊させかねません。そうなると米軍の機能にもダメージを与えかねないし、軍隊そのものの任務に支障をきたしかねません」

と、今回の大統領令に異をとなえる。

実際に発令された「知事評議会の設立(EO13528)」を入手して読んでみた。

A4で3ページの長さで、5節に分かれている。冒頭には合衆国憲法のもとで保障された大統領の特権として発令する、とある。そして連邦政府と州政府の連携を深めるための大統領令であると冒頭に記されている。

連携を深めるという目的で、オバマ大統領はまず知事評議会という組織をつくった。自らが全米50州の中から10州の知事を選択し、国防長官や国土安全保障長官といった連邦政府高官も組織に含める。

つまり、知事評議会という組織を通して連邦政府と州政府による国防の一体化を図るつもりなのだ。二者を「シンクロ」させることが真意と受けとれる。その中の目玉が「米軍の国内配備」なのである。

大手メディアもほとんど報道していないが、アメリカの一般市民からは反対意見がブログやツイッターなどで数多くだされている。

その一つにはこうある。

「アメリカ大統領は米軍の最高司令官である。今回の大統領令はこれまでの大統領の権限の枠を超えることになりかねない。権力の乱用という点に市民はつねに気をつかわなくてはいけない」

別のブロガーも批判している。

「これほど重要な案件を大統領の一存だけで決めてしまうことは民主主義の冒とくです。大統領令は発令後すぐに効力を持たせられる点で貴重である一方、独善的な政治力を発揮することになりかねません。議会で法案として提出し、十分に議論を重ねてから決めるべきでしょう」

1月に発令された「知事評議会」の設立は、名前からは想像もつかない内容が含まれていた。市民が反対意見を出しても、この大統領令はそのまま生かされるだろう。

民主主義の世界であっても大統領令という特権によって、上からモノが決まってしまう現実を見せつけられた思いだ。


以前から米軍を国内に配置しようとしているとか、すでに配備しているとか言う噂を、書いておられるブログがあったけれど、これまでは噂に過ぎなかったのだろうか?
今年1月ついに正式に、米軍を国内の治安の為に何時でも用いられるように、大統領令を出したと言うことなのだろう。
アメリカは何時暴動が起きるか、予断を許さない状況に有ると言うことなのだろうか?
ちょっと気味の悪いニュースである。

公務員改革法案了承される 12日閣議決定

2010年02月09日 14時48分45秒 | 政治

幹部人事を一元管理 公務員改革法案 了承
2010年2月9日 夕刊
 政府は九日、今国会に提出する国家公務員制度改革関連法案を内閣府政策会議に提示した。国家公務員の幹部人事を一元管理するため、内閣官房に「内閣人事局」を設置するとともに、省庁横断の幹部名簿を作成し、官邸主導で幹部の人選を行うようにすることが柱。

 省庁縦割りを廃し、政治主導の確立を目指す狙いがある。政策会議は法案を了承、政府は十二日にも閣議決定し提出する。

 人事局が適格性審査を基に次官・局長級と、審議官も含む部長級の二種類の「幹部候補者名簿」を作成。任命権は閣僚にあるが、首相と官房長官が事前に閣僚と協議することができる規定を設けた。

 ただし、検察庁、警察庁などの幹部は「特殊性を有する」として、適用を除外とする。人事局長は官房副長官を充てる。四月の設置を目指す。

 次官を局長と「同一の職制上の段階」とみなし、次官から局長への降格を容易にした。局長級から部長級への降格は、他の幹部職員に比べて勤務実績が劣っていることなどを条件に可能にした。

 このほか公務員の「天下り」根絶に向け、内閣府の「官民人材交流センター」を廃止し、「民間人材登用・再就職適正化センター」を新設する。


民主党の公務員改革法が決まった。
次官を局長と同格にすると言うことだけれど、どうせなら天木さんの言われるように、次官を廃止した方が良かったのではないかと思うが・・・・・

あんな事が有ったのに、検察庁、警察庁などの幹部は「特殊性を有する」として、適用を除外とするとしたのは、立派だったと思う。
こういう場合、私怨に流されて、検察も警察も内閣の支配下に置くようなことを決められたら、それこそ恐ろしい未来となっていたかもしれない。
司法機関はくれぐれも、中立公正な機関であって貰わない事には、民主主義は有名無実となってしまうだろう。

暦の上では春だけど・・・・・

2010年02月08日 15時38分48秒 | 日常徒然
暦の上では春と言っても、今頃が一年で一番寒い季節なのだから、当然のことではあるのだけれど、毎日寒い。
今年の冬は例年以上に寒いのではないだろうか?
立春の日に北海道占冠で零下34.4度を記録したそうだし、新潟県のような豪雪地帯でも、連日の雪に苦しめられているそうである。
アメリカの東部首都圏でも記録的な豪雪だったと言う。
記録的な豪雪と言うから何メーターも積もったのかと、調べてみたら70センチくらいの事だった。それくらいの雪で交通が支障を来たすと聞いて、ちょっと意外であったが・・・・・

今日お買い物の途中で、信楽川に水鳥が多数泳いでいるのを見かけた。
信楽川でこんな光景を見るのは、20年近くこの地に住んでいるが始めての事であった。
鴨と思われる茶色の地味な鳥7~8羽の中に、鮮やかな緑色の頭に、白地に太目の縞模様の水鳥が一羽混じっていた。
その綺麗な鳥も他の水鳥と一緒に仲良く、川を上ったり下ったりしている。
あれは何の鳥なのかなと、ネットで検索してみたら、どちらもであることが分かった。
綺麗な鳥のほうは、もしかして鴛(おしどり)?と期待したのだけれど・・・・

寒いけれど、心和む景色でした。

2月11日追記
4日間雪が続いたアメリカ政府は4日間連続の休業で、ワシントン近郊の、レーガン空港の積雪が139・4cmで、史上最高となったそうです。

箇所付け

2010年02月07日 16時23分38秒 | 政治

政権に火種『個所付け』 予算配分情報で対立2010年2月6日 07時10分
 政府・民主党が、公共事業予算の関連資料を予算成立前に党の地方組織に伝えた問題が、波紋を広げている。自民党が「参院選を意識した利益誘導」と攻撃すれば、民主党は「党が伝えることで、むしろ特定議員と業者の癒着を防ぐ」と真っ向から反論。難題続きの鳩山政権にとっては、厄介な火種となった。 (大杉はるか)

 「予算を民主党の参院選に使う。これが民主党の政治主導か」

 五日の衆院予算委員会。自民党の金子一義前国土交通相がかみつくと、鳩山由紀夫首相は「国民に見える形で、意思が通じるように政治を変えていきたい。これが政治主導だ」と反論した。

 発端は先月二十九日。民主党執行部が党本部に各都道府県連代表を呼び、「平成二十二年度の実施を見込んでいる事業等一覧」という資料を配付した。資料には、各都道府県ごとに事業名と、二〇一〇年度予算で付く見通しの事業費が列記され、備考に「県連・知事要望あり」と書かれたものもあった。

 自民党は、この資料は公共事業の配分額を具体的に示した「個所付け」情報だ、と攻撃。個所付けは従来、予算成立後に各自治体に伝えられてきたが、民主党は予算案が審議入りもしないうちに党を通じて地方に流し、選挙向けに得点を稼ごうとしていると非難したわけだ。

 個所付け情報は、自民党政権時代も、自民党議員がいち早く地元に情報を伝えることで地盤強化につなげてきた。しかし、民主党は小沢幹事長の下、利益誘導がもっと露骨だ、というのが自民党の言い分のようだ。

 これに対して政府・民主党は、個所付けではないと反論する。

 馬淵澄夫国交副大臣は予算委で「党から『検討状況を教えてほしい』と要請があり、関係資料を『中間説明』として提出した」と説明した。

 前原誠司国交相も「公共事業費をかなり減らすことになり、地方が心配しているので『仮配分』の説明をした」と述べた。あくまで現時点の見通しであり、変更の可能性があるというわけだ。

 副幹事長の一人は「小沢氏が悪いイメージを持たれてよく誤解されるが、幹事長が『ここに特別に予算を付けろ』などと言ったことは一切ない」と、悪者イメージを払しょくしようとしている。
(東京新聞)



実際はどうなんでしょうね

詐欺論

2010年02月06日 11時06分19秒 | 思想信条
関係者の話によりますと、最近巷では詐欺論と言う言葉が流行っているそうです。
詐欺論で思い出しますのは、陰謀論と言う言葉ですね。
陰謀論と言う言葉は、陰謀家達が五月蝿い政治評論家達に、
国民に隠したい企みを、色々言われて国民が疑いだしたら、折角の名案もやりにくくなるので、考え出したのだそうです。
「辺野古の海を埋め立てて、飛行場を造成する事にしたら、ゼネコンが何千億円儲ける事になるから、リベートとして政治家には大体何億円くらいは見返りが来るはずだ。
アメリカはヘリポートをと言っているが、この際飛行場を進呈しようじゃないか。」
と自民党の政治家達が相談して、アメリカに持ちかけたら、
アメリカにとって損になる事は何も無いので、
「日本がそうしたいのなら、良きに計らえ」とアメリカが返答したのだそうです。
この事を評論家に書きたてられたら、
国民は「税金の無駄使い」と大反対するでしょう。
幸い自民党政権はアメリカの支えも有って、マスコミを握っていましたから、
マスコミ報道は抑える事が出来ます。
でもネットで色々書かれて、広く知れるところとなったら、自民党としては迷惑至極です。
こんな時に便利な言葉をアメリカでは使っていたと、思い出したのです。
そう「陰謀論」これで行こうと言うことで、
配下のブログを使って、陰謀論と言う言葉を流行らせ始めたと言うわけです。

アメリカでも9・11の時、政府の謀略を疑うものに対して、
陰謀論と言う言葉が盛んに使われましたが、
政府を疑う様な論を張る者を見つけたら、
陰謀論と言って誹りさえすれば、
その議論の信憑性について、議論する必要もなく、
「陰謀論」と言うだけで、論敵を言い負かしたことになるのですから、「こんな便利なことばは無い」とばかりに、今ブログ界では陰謀論という言葉が大流行しているらしいです。
そして政府の闇の部分を暴く者に「陰謀論者」というレッテルを貼るのも、流行っているらしいです。

この陰謀論と言う言葉が、以前からうらやましくて仕方なかったのが、詐欺師達です。
最近よいルートを見つけた詐欺師達は、
「詐欺論」という言葉の普及を手がける事に決めた模様です。
これで詐欺師達が頭をひねって作り出した詐欺の手法を、知らない者にまで広めて,
本来なら騙す事が出来たかもしれない者を、余計な情報で騙せなくなるという不都合に合うと言う、詐欺師共通の悩みが解消されるかもしれないと、
今詐欺師仲間では、期待に胸を膨らませていると言うことです。
これからは「おれおれ詐欺」の事など話題にしたら、
「詐欺論者」とレッテルを貼られることになるかもしれませんので、御注意ください。

以上「嘘八百垂れ流し情報局」からの情報でした。

小沢氏不起訴にはなるらしいけれど・・・・・

2010年02月04日 12時13分32秒 | 司法問題
名のみの春 今日の京都新聞一面トップに、変な大見出しが載っていた。
「小沢氏 きょう 不起訴」
日本語として可笑しな文章である。
起訴ならば、今日起訴、と書いても可笑しくはないけれど、
今日不起訴では、今日起訴されない人は、国民のほとんどである。
起訴される者のほうが珍しい。
これは主語を間違えているから可笑しいのではないか?
「検察小沢氏の起訴を今日断念」と書くのなら文脈として通じる。
だがこれでは検察を貶める事になると危惧した、新聞社の浅智慧がなさしめたものではないかと思った。
その位にマスコミは今検察を恐れていると言うことなのだろう。

晴耕雨読「朝日新聞(営利企業)が東京地検の圧力に屈した模様」と言う記事に、東京地検の事で、ネガティブな記事を書いた週刊朝日の上杉記者に対して、出頭要請が来たのだそうである。
上杉氏のtwitterより
uesugitakashi 10:56 東京地検「抗議書」を週刊朝日に送信。現場検事の名指しについて「捜査妨害」と厳重抗議。同時刻、電話にて同編集長との面会を要請。地方出張のため「明日以降」と地検側に回答。以上。 


検察官は何も知らないと承知の上で、石川議員の秘書(子供を保育園に預けて働いている女性)を、小沢一郎を起訴するために、検察にとって必要な供述調書に判を押させたいが為に、
「押収品の返却と後ちょっと聞きたい事がある。」と騙して、女性秘書を検察に来させて、
10時間拘束して、子供のお迎えに行く事も許さず、
「ここに判を押したら返してやる」とばかりに、いわば拷問的な,取調べとも言えない、
「偽証」の「強請」をしたのだそうである。
このことを週刊朝日で、検察官の名前入りで書いたら、
検察官の名前を出すのは、操作妨害であると言って、
出頭を命じられたのだそうである。
週刊朝日がもし検察官の名前を伏せていたら、でたらめを書いていると言って抗議したのであろう。

悪事を取り締まるのが目的であるならば、知りえない事まで「有った」と供述する事を、拷問的に強要する事は無いはずである。

今回の小沢幹事長捜査の検察の目的が、
世の中の悪事を見逃さない為と言うよりは、
何とか小沢幹事長を罪人にするための捜査であったという傍証になるのではないだろうか?
以下に問題の記事を引用する。
  (引用はじめ)
以下が問題の記事です。
本のセンセのブログより
完全引用記事:週刊朝日2月12日号 検察暴走! 子ども”人質“に女性秘書「恫喝」10時間
週刊朝日2月12日号 上杉隆~子供人質に女性秘書恫喝10時間~

>小沢一郎VS検察の戦いが佳境に入っている。

検察は捜査対象を広げ、小沢後援会、接触した建設会社、秘書、元秘書などしらみつぶしにあたっている。

衆議院議員で小沢の元秘書の石川知裕の捜査・逮捕もその流れの中にある。

その石川の拘留期限は2月4日に切れる。そのため、検察は別件だろうがなんだろうが、石川を留め、捜査の継続を画策しているという。

「もうめちゃくちゃですよ。何でもいいから見つけて来い、 そんな感じです。 上層部は相当焦っている。現場から不信の声も上がっています」

(検察「関係者」)

検察が小沢を追い詰めているという新聞・テレビの報道とは随分と違う。さらに検察「関係者」の話を聞いてみよう。

「週刊朝日の記事に対しては本気で怒っています。懇談なんかでも「上杉のヤロウ、調子の乗りやがって、目にもの見せてやる」と半ば公然と話しているくらいですから。 その報復が女性秘書に向かったんですよ」

先週号で筆者は、石川が事情聴取の際に、検察から子育て中の

若い女性秘書をネタに恫喝を受けていた事実を書いた。

その号が発売された日、今度はその女性秘書が「事情聴取」に呼ばれたという。翌日の鈴木宗男衆院議員のブログ「ムネオ日記」にそれに該当すると思われる記述がある。

「さらに昨日は、石川事務所の女性秘書を午後1時から10時半まで事情聴取している。小さな子供がいるから早く帰してやってくれ、と言っても、検察は帰さなかった。まさに拷問的取り調べだ、と、弁護士は怒っていた」

弁護士も指摘する通り、それは事情聴取とは言い難い卑劣極まるものだった。

「保育園に子供が残っています。お迎えだけは行かせてください。 その後、また戻ってきます。せめて電話だけでも入れさせてください。」

感情を抑えられずとりみだす母親、その前に座る男はこう言い放つ。

「何言っちゃってんの。そんなに人生、 甘くないでしょ」

もとより、小沢事務所の政治資金規正法違反の捜査で、なぜ石川事務所の秘書を聴取する必要があるのか?

石川の秘書時代の仕事を他の事務所から3年ほど前に移ってきたばかりの新しい秘書が知る由もない。

あまりに無謀な検察の捜査。新聞・テレビが一切報じない、その一部始終を
「関係者」の証言を基に再現しよう。


1月26日(火)の昼ごろ、石川事務所に「タミノ」と名乗る男から電話があった。女性秘書に検察庁に来てほしいという。

女性秘書が「今日も押収品の返却ですか?」と確認すると、タミノは「そうです、あと、ちょっと確認したいことがあるので」と返した。

よく聞き取れなかったので、もう一度確認すると、「返却です」と答えた。

女性秘書は、1月15日の石川逮捕以来2度(22日、25日)検察庁から呼び出しを受け「押収品」の返却に応じている。

今回も同様の案件だと信じた女性秘書は、ランチバッグ一つで検察庁に向かった。

霞が関から議員会館のある永田町からは一駅である。前日と同じように、コートも着ずに薄着で出かけた。ランチバッグの中には千円札と小銭、ティッシュとハンカチ、携帯電話だけである。

検察庁に着くと前回までとは違う部屋に案内される。

するとそこには民野健治という検事が待っており、いきなりこういい始めたのだ。

「被疑者として呼んだ。あなたには黙秘権があるので行使することができる。それから~」


事情を把握できずパニックになった女性秘書が、ほかの秘書か弁護士に連絡したい旨を告げると、民野健治はそれを無視して、逆に、携帯電話の電源を切るように命じ、目の前でスイッチをオフにさせたのだ。

それが昼の1時45分。だまし討ちの「監禁」はこうして始まった。

任意の事情聴取は、文字通り「任意」である。

よって、被疑者であろうが、参考人であろうが、当事者の同意が必要なのは言うまでもない。

仮に、拒否しても、その場を立ち去っても問題はない。

拒否も国民の当然の権利である。

ところが今回「聴取」という

だまし討ち監禁は、そうした意向を問うこともなくスタートしている。

民野検事は、女性秘書に小沢と石川が共謀していたことを認めるよう迫り続けた。だが、彼女がそんなことを知る由もない。

女性秘書は石川が小沢の秘書をやっているときは、

別の民主党議員事務所に勤めていたのだ。

しかも、当時は与野党に分かれており、自由党の石川秘書についてはその存在すら知らなかった。

そんな彼女が、小沢事務所の会計事務のことを知るすべはない。

その旨を正確に述べると、検事は次のような言葉を並べるのだった。

「いいんだよ、何でもいいから認めればいいんだよ」


「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」


「何で自分を守ろうとしないの。石川をかばってどうするの」


こうした言葉をさんざん浴びせられたが、知りようもない事柄を語れるはずもない。

そこで黙っていると民野検事はこう言い放った。

「あんた、何も言わないのは愚の骨頂だよ」

取り調べ室では時刻もわからない。もうずいぶん時間も経過したのだろう。


ふと見るとそれまでブラインドから差し込んでいた外の光が暗くなっている。

3歳と5歳の子供が待っている保育園に迎えに行かなければならない。

夫でも誰でもいいから迎えに行かなければ、幼い子供たちも心配するだろう。

取り調べ可視化 これじゃ無理だ。

女性秘書は検事に対して、繰り返しお迎えの許可だけを懇願する。

一時的でもいい、必ず戻ってくる。せめて電話を入れさせてほしいと

哀願し続けたのだ。

そして、母親の子供を思う気持ちが昂ったその時、検事の発した言葉が、先の

「何言っちゃってんの?そんなに人生、甘くないでしょ?」という

 台詞だったのだ。

その言葉を聞いて、母親はパニック状態に陥った。

手が震え出し、自然に涙がこぼれてくる。

ついには呼吸が荒くなり、過呼吸状態に陥った。

飲み物を所望する。ご希望をどうぞ、と言われたので、「お茶をください」と言った。すると民野検事は事務官を呼び、庁内にあるローソンに買いに行かせた。事務官が戻ってきてお茶を出すと同時に検事はこういったのだ。

「120円、払ってください」

一方、昼間に出かけた女性秘書の帰りがあまりに遅いため、石川事務所のスタッフたちもさすがに心配になってきた。

ちょうどそのころ、検察庁から一本の電話が入った。

「○○さん(女性秘書の名前)からの伝言です。今日は用事があるので事務所には帰らないとのことです」

と、男の声で名前も名乗らず、それだけ言うと一方的に切れたという。

日が暮れて数時間がたつ。

子供の迎えの時刻が迫ってからは

「せめて主人に電話をさせてほしい」「ダメだ」というやり取りの繰り返しになる。

あの小沢一郎の事情聴取ですら、準備に準備を重ねて弁護士を連れ、自らのホテルの部屋という条件で行われたのだ。しかも4時間半である。

一方、女性秘書の「監禁」時間はすでにこの時点で5時間を超えている。

だんだん思考能力も低下してきた、と、のちに弁護士にも語っている

この母親が何百回、同じ「哀願」を繰り返したころだろう。

ようやく検事が「じゃあ、旦那にだけは電話していい」と認めた。

検事の目の前で携帯のスイッチをオンにし、画面に夫の電話番号を表示し、
それを見せながら発信ボタンを押した。

子供の迎えだけを頼んだ。

それから次に弁護士への通話をお願いし、しばらくして同じように許可された。

弁護士が健治と「聴取」の中断を交渉し、午後10時45分、事務所を出てから約10時間ぶりに女性秘書は「監禁」から開放されたのだった。

結局、「押収品」は一つも返してもらえなかった。

つまり、東京地検特捜部は、最初からこの若い母親をだまして「監禁」することが目的だったのだ!

2008年に最高検が出した「検察における取り調べ適正確保方策に関する諸通達では、長時間の取り調べ、休憩なしの聴取などを禁じている。

今回の「監禁」はこれに明白に違反している。

    

    しかし、最も卑劣なのは、

   こうした人権侵害を知っていて、


1文字も、1秒も報じない新聞・テレビの

記者クラブメディアだ。


とにかく検察などの国家権力があらゆる手段をもってしても自己目的を達成しようとすることは、人類共通の歴史だ。

ところが、普通の民主主義国家では、そうした捜査当局の暴走に歯止めをかけるためのジャーナリズムが存在する。

ただし、日本ではそれがない。

むしろ逆に、検察の暴走を、つまらない自らの立場を守るために、見て見ぬふりをしているのが現状だ。

それは、何も知らないよりずっと性質が悪い。

先週号でもふれたとおり、石川事務所での一連の「違法」強制捜査は記者クラブメディアの記者たちの目の前で行われたのだ。

さらに、懇談で女性秘書への事情聴取があったことも話題に上がっている

検察の捜査が卑劣だとしたら、それを知っていて書かず、無言で協力してきた新聞・テレビの記者たちこそ卑怯だと言わざるを得ないのではないか?

引用終了。

  (以下略)

小沢問題決着?

2010年02月03日 12時07分56秒 | 司法問題

鳩山首相:小沢氏報道「冷静に見守る」
 鳩山由紀夫首相は3日午前、東京地検が民主党の小沢一郎幹事長を不起訴処分とする方向で検討を始めたとの報道について「仮定の話であり、検察の捜査が行われている最中だから、冷静に推移を見守る。私としてはその立場しかない」と述べた。首相公邸前で記者団に語った。【影山哲也】


今朝の京都新聞の一面トップの記事も、検察が小沢幹事長を起訴しないだろうと言う記事であった。
以前、小沢幹事長に2回目の事情聴取は無いと関係者が言っていると言う報道が流れていたようであるが、実際には小沢幹事長が2回目の事情聴取を受けたと発表しておられた。
だから今回の起訴しないと言う報道も、どのくらいの根拠が有るのかは分からない。
鳩山首相の言われるように「冷静に見守る」のが一番であろう。

もしかしたら昨日の小沢幹事長:キャンベル米国務次官補と会談で、小沢幹事長がアメリカの要求を呑む意思表示をしたので、検察が不起訴で決着をつけることにしたと言うことも考えられる。
もしそうだとしたら、検察は日本の政治に「外国の利益を図らせる為の誘導をする機関」に成り下がっていると言うことになる。

日本の国益の為の仕事ではなく、アメリカの利益を損なう政治家を潰すのが目的の政府機関を、日本人の税金で運営しているとしたら、こんな馬鹿なことはないが・・・・・

世界各地でトヨタ車のリコール勃発

2010年02月02日 16時49分17秒 | 海外情報
昨日は午後から大津市でも雪が降り出した。
場所によっては大津市でも積雪があったようだけれど、我が家の近くでは朝雪の残っていたのは、屋根とかベランダくらいのものだった。
東京でも積雪があり、車のスリップ事故とか、歩行者の転倒とかが相次いだと、ニュースで言っていた。
今日は久し振りに洗濯物を乾かす事ができたが、夕方から又弱い雨が降り出してきた。
寒さのために滲み出してきたような雨だったと、散歩に出ていた夫が言っていた。
もっと寒かったら粉雪になっているところだろうから、我が家の辺りの寒さは一段落したのかもしれない。
でも節分前の今が、全国的には一番寒い頃なのかもしれない。

トヨタがリコールで大変な事になっているらしい。

トヨタ、リコール問題で米、カナダで集団訴訟、230万台の修理対策を発表 トヨタ自動車は1日、アクセルペダルの不具合による大量リコール問題について、初めて公式に謝罪し米国で販売した「カローラ」など8車種230万台について修理を実施する対策を発表した。

 リコール問題で米国とカナダでトヨタ車所有者らが相次いでトヨタに対し、損害賠償を求めて集団訴訟を起こしたことが1日分かった。米テキサス州の法律事務所は同日、制御する装置を導入したことが急加速の原因によるとテキサス州の住民らが損害賠償を求める集団訴訟を連邦地裁に起こしたと発表した。同事務所は「長年にわたり電子制御装置に欠陥があることを知りながら何も対応を取らなかった」などと主張している。

 北米最大規模のケンタッキー州工場では、初めてリコールを原因とした生産中止措置がと取られた。トヨタの米販売子会社のジム・レンツ社長は今回の不具合について「電子系統に問題はない」との見方を示した。


テレビのニュースなどで聞いたところでは、アクセルペダルが現地で作られたものであったために、日本国内で作られたものより品質が劣っていた為に、不具合ができたのではないかというような事を言っていたが、
引用したニュースによると、「長年にわたり電子制御装置に欠陥があることを知りながら何も対応を取らなかった」と訴えられているらしい。(トヨタ側は電子系統の欠陥は否定しているそうではあるが)

これまで破竹の勢いであったトヨタ自動車が、一気に230万台のリコール集団訴訟をアメリカ、カナダで起され、
ヨーロッパでも180万台、中国でもリコールがあるという話で、
どうして急に?とちょっと不思議な気さえしている。
リコール数の世界での合計は700万台に上るとの見方もあるらしい。)

テレビ番組での解説によると、1~2兆円の収益を上げた年も有ったトヨタだから、
リコール問題の解決に、1000億円くらいかかる見込みらしいけれど、金額的にはトヨタにとっては大したことはないのだそうである。
それよりも、優秀であるという定評の有ったトヨタのイメージが崩れることのほうが大きいのだとか。
リコールが出た国では、修理に新たな人員が必要になって、いくらかは失業対策に貢献する事になるのだろうが・・・・・

朝鮮通信使 和解の為に

2010年02月01日 15時35分41秒 | 思想信条
昨日NHKの教育テレビで、
「ETV特集 日本と朝鮮半島2千年」と言う特集番組を放送をしていました。
私はその中の「⑨”朝鮮通信使”和解の為に」と言う番組を見ました。

朝鮮通信使が始まった事情は、途絶えていた日朝間の交易を再開したい対馬の宗氏が、
家康の名を騙って朝鮮王朝に謝罪文を送ったのがきっかけであったそうです。
朝鮮王朝の方も家康の手紙ではない事を承知の上で、
日本の謝罪を受け容れた事にして、交流の再開を図ったのだそうです。

朝鮮王朝にとって日本側と交流を再開したい訳の一つが、
秀吉軍が拉致して帰った、自国民の奪還であったのだそうです。
日中歴史共同研究でも、南京事件で殺害された人の数について、日中間の認識において、大幅な違いが有りその認識の違いを埋めることは出来なかったそうですが、
秀吉軍に拉致されたとする人数も、5万人~20万人と、はなはだ幅が大きかったようです。

朝鮮人の中には、各藩にとって重用されていた技能者なども多数有って、返還ははかばかしい成果を上げる事はできなかったようです。

朝鮮王朝のもう一つの目的に、日本人の文化性を高めて、
朝鮮に対してもう侵略行為を起さなくさせたいというものが有ったそうで、
王の意を受けて、通信使の人々は文化的交流に勤めたそうです。

それで朝鮮通信使は江戸までの道中、楽団を編成して音楽を演奏しながら進んで行ったのだそうです。
大名行列の様に、土下座を強いられる事もなかったので、庶民は喜んで行列を見に集まったそうです。
沿道の住民にしたら華やかで異国情緒豊かなパレードに、興奮させられた事でしょう。
全行程歩いて移動するしか無い時代ですから、沿道の住民への宣伝効果は絶大だったかと思われます。

瀬戸内海に入った通信使が最初に泊まったのが、上関だったと言っているのを聞いて、
「あ~ あの上関だ!」と思って、私は今昔の感に打たれたのでした。
こんな歴史ある地区も、原発を造られたら大変な事になってしまうのに、
行政は地域の住民の意思を踏みにじってでも、原発を造る積りなのでしょうか?

それはさておき、朝鮮通信使は上関の美しさに感心し、
続いて広島県の鞆の浦の美しさに更に感心し、
鞆の浦では感激して、鞆の浦の風景を讃える詩を書いて、土地の人に贈ったそうです。

その後噂を聞いた道々の宿舎で通信使は次々と、詩を書いて欲しいと依頼される様になってしまったそうです。
更にその上、道筋で通行人が通信使に「書」を書いて欲しいとねだったりするようになったそうですが、
どんなに疲れていても、通信使は国王の期待しておられることが、日本人との文化的交流である事であったので、快く依頼を引き受けて書いていたそうです。

こんな訳で江戸時代に12回有った朝鮮通信使の行列は、華やかな行事として沿道の人々の楽しみな存在となっていたのだそうです。

日本側も江戸幕府の命令もあって、沿道の各藩の朝鮮通信使に対するもてなしは、心のこもったものとなり、
ご馳走も文字どうり・馳せ・走り回って集めて、整えられたものであったそうです。

江戸幕府は武士の政権であったけれど、平和を守る意志の強い政権であったと思いました。
近隣の友好がこんなに長く、平和的に続いたのは世界史でも珍しい事だったのだそうです。

江戸時代265年間は、近隣国との平和と友好を守っていたのでした。
現代日本も戦後65年目に入りましたが、後200年間の平和も、
かつての日本に実績が無い訳ではないし、夢ではないのかもしれないと思います。
是非江戸時代にあやかりたいと思いました。