さて、前回からの続きです。家の中で外部に面する部位は、外壁・屋根
・一般的には1階の床(因みにもりぞうはこのような仕組みです。【第35回・36回参照】)
・窓に分れます。これらが外気の熱を室内に伝えたり、室内の熱を
外に逃がしたりする熱の通り道にならないように、室内外の熱の移動を妨げます。
これを断熱といいます。家の断熱性能は各部位の熱の逃げやすさ(熱損失)と
面積で決まります。これはQ値(W/平方メートル・K)という数値で表す事が出来ます。
窓やドアをまとめて「開口部」といいますが、開口部の断熱性能は他の部位に比べて極めて
低いのが特徴です。
開口部の面積が外部に面した全面積の25%程度でも、熱損失は外壁の約2.5倍にもなります。
つまり、、開口部の断熱を強化すると、住宅の断熱性能は一気に上がります。窓の断熱性能
は、サッシとガラスで決まります。日本では長らくアルミサッシが使われてきました。アルミは
熱伝導率が高く熱が逃げやすい為、断熱の面では不利になります。窓の断熱性能を上げるには
樹脂や木製サッシがよいのですが、耐久性を考えて外側にアルミ、内側に樹脂を使った複合サッシ
もあります。
そして、複層ガラスのガラス間の空気層をなるべく広くとる事です。今までは12ミリが一般的でしたし、
今でも多いと思います。これを15ミリ~16ミリ程に広げてあげるとガラスからガラスへの結露が本当に少なくなります。
ご参考までに^^
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