初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第76回】家づくりの仕事に就くことになった訳

 本日は私の母の命日です。この日を迎えると昔の思い出が走馬灯のように脳裏を過ります。
私がこの業界に入るきっかけとなったのは母が亡くなった事と深く関係があります。

 私が小学校6年生の時、父・母から「家を建てるから、史典、加代子(姉です)家の間取りを
書いてごらん、良かったら採用するよ」と言われ、姉と競い合いながら事あるごとに間どりを書いており
家を建てるという一大事業を家族で本当に楽しんでいました。

 しかし、そこへ状態を一変させる出来事が・・・母に病気が見つかったのです。ガンでした。状況は悪く、
そこへ来て病院のベットが空いていないのです。通院を繰り返しやっと手術が出来ると分ったのは半年後でした。

 この間家づくりの「い」の字など家族の中で話を出す事は、タブーとなっていた気がします。
母の病気の進行は早く、病気が発覚した2年後、私が中学校2年生の時、母は亡くなりました。享年43歳
という若さです。

 父は、自営でオーダースーツを造る仕事をしていましたが、パートナーを失い仕事を変えざる負えなく、
日勤と夜勤を繰り返す仕事にシフトしてくれました。

 私が高校生の時は、姉が弁当を作ってくれ、弁当の出来不出来で毎日喧嘩をしていた事を思い出します。
本当に感謝の出来ない人間でした...

 そんな私ですが、お陰様で、父と姉、先生方、友人、親戚、ご近所さん達に支えられ、大学まで出させていただきました。

 大学3年の時の就職活動の一環で本当の自分を知るというカリキュラムがあり、自分を振り返るという事を初めてしました。自分には
どのような職業が合っているかというものです。

 そこで、頭を木刀で殴られたような衝撃を受けることになったのです....

 続きは次回。。
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