初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第78回】続続・・・家づくりの仕事に就くことになった訳

 就職ガイダンスでは各社の組織風土・考え方などに意識を傾けながら話を聞いておりました。
そんな中、一際異彩を放つ会社があったのです、ブースにおいてある机には各社パンフレットらしき
物を置いていたのですが、その会社だけは伐採した木材を机の上に置いておりました。

 そして来る学生来る学生に熱く何やら語っているのです。私の番が来ました興味津津で話を聞くと
「我々はこの材料に徹し、この材料をどう生かすかに全力を尽くしている」と熱く語っておりました。

 そうです、それがサンワホームの遠藤和彦社長でした。

 私の心の中では家族皆が健康で幸せになれる家をつくりたいという思いが湧き上がっておりましたので、遠藤社長の志、勢いは本当に魅力的でした。

 当時の私の家は混構造といわれる木造+鉄骨住宅で建築年数が古く大通りに面していた為、大型トラックが通ると
毎回震度2位の揺れを感じていました、また鉄と木の相性の悪さからくる結露問題にも悩まされ湿気により
建具の殆どが調子悪く開閉するたびに不快な思いをしていました。床下も湿気・結露により腐り、床がトランポリン状態で
「ここを歩くと面白いぞ」と言う父の顔がどこか寂しげだった事が忘れられませんでした。

ですから今度建てるとき家の構造は
いつまでも長持ちする頑丈で快適な家がいいな~という思いが本当に強かったです。“家族皆が健康で幸せになれる家”
と22年間過ごして感じた“いつまでも長持ちする頑丈で快適な家”この2点が私の家造りのテーマとなっていきました。

 つまり、私が問題解決したいと思っていた家づくりの本質についてこれらを学生に熱く語る社長の姿に、惚れてしまったのです。
他の会社には目もくれませんでした。

 その後、隆盛を極めたサンワの過去を知る人も多いでしょう。。ただ経営に大きな欠陥を引きずったままの全国展開に難があり、紆余曲折しながら今という素晴らしい環境にいきつきました。( サンワを救ってくれた当社、社長 津野浩一には本当に感謝しても感謝しきれません。【第28回~30回参照】)

過去を思い出し自分のルーツの痕跡を追った時、色々な方たちとの貴重な出会いが今の自分を形成しているなと強くかんじます。
自分も廻りの方にとってそのような影響を与えて行きたいと思います。。

 
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