初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第313回】森を守ることは文明を守る事

『古代文明の跡は、なぜか砂漠のような所で発見されている事が多いと思いませんか?』
この問いかけををみて、先日勝野社長が言われたこの題名の言葉を思い出してしまいました。

 南米のマヤ文明やモアイ像で有名なイースター島では森林を伐り尽くした事が文明崩壊に
繋がったと言われております。

 古代都市に必要なものは、森林の中にはほとんど揃っています。水、食糧、燃料そして
建材です。森林は生活の為の資源の宝庫なのです。

 ところが文明が栄えるほど人が増え、近くに森林を使い果たし、徐々に遠くの森にまで
乱伐を広げます。

 やがて増加した人口を養いきれなくなって、文明が崩壊したというのです。

 イースター島は地理的な位置からすれば、亜熱帯雨林のはずですが、残されているのは
モアイ像の林です。

 今、日本が大変な注目を浴びている一つの出来事があります。それは文明を守ったという事実です。
日本の代表的な城は、実は戦国時代直後の江戸時代初期に建てられております。

 この建設ラッシュで、日本の森が伐採されたのです。その時に徳川幕府は一国一城令を出し
、優良な木材産地を直轄にし、木材の使用制限と用途を定めました。

 環境を守る為に、森を大切にすることは、文明を守る為でもあるのです。

つまり、この文明を守る為に林業が必要なのです。今まで放置され続けていた
森林に手を入れていこうと気が付き、国ではこの業界に力を入れ始めております。

続きは次回^^
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