顧問の体罰を苦に自殺した、という報道が昨日、大きく取り上げられていました。
このような事が起こると、教育委員会、メディアはこぞって行き過ぎた体罰を悪
と捉え学校から体罰をなくそうと大合唱を唱えます。その証拠に既に国から教育委員会
に向けて、体罰とは、殴る蹴るなどの身体的侵害、正座や直立を長時間させるなどの肉体的苦痛を
与える懲戒....と定義し教育委員会へこのような事が無いようにと通達してあるとのこと。
しかし、それで問題は解決するでしょうか?私はこれは事なかれ主義の真骨頂だと思って
おります。
頭の悪い、非常識なバカ親に育てられた可愛そうな子どもを指導するのに、
手を出してはいけない、というのは、教師の方からすれば非常にやりにくいでしょうし、
スポーツの指導において、気合注入は在り方を言葉で伝えられない時の必須手段だと思います。
(勿論、今回のような顔が腫れあがるまで、何発もというのは論外です。)
なんでもそうですが、問題が起こるとその存在その物を消し去ろうとする動きに違和感を
覚えます。現場ではそんなことをしても何も変わることが無いのに、それを承知でやっているのです。とりあえず体裁を繕うという感じです。
何が起こっているのかを現場に入りじっくり、洞察するっ。まずここから始めましょう。必ず物事は好転していきます。そこにはかなりの覚悟が必要ですがその覚悟を信じましょう。
今回は強豪校ということと、かなり実績のあった指導者という事で周りが何も言えない状態だったと聞いてきます。
そして、自殺を図る前、テストが終わったばかりなのに勉強をしてくるといって部屋に籠った息子の不審な行動に母が気付き見に行ったということから、ご家族も気づいてはいたのでしょうけれど、どうしようもなかったのだと思います。
ただ救って上げれるのはチームの仲間かご家族でしょう。強豪校の指導者ということと主将との関係を鑑みれば、チームメンバーも何も言えないでしょう。
ですから、親がもっと心のケアをすべきだったと親御さんは今、自分を相当責めていることと思います。本当に心が苦しいです。
仕事においても、プライベートでも、そのコミュニティーに入って行かないと何が起こっているのかが分らない事が多々あります。怖がらず自分の目で自分の足で正面からそれを受け入れる覚悟を持つこと、そして弱っていたら勇気づけてあげる事は勿論、改善に向けて徹底的に行動に移す事の必要性を大きく感じました。
今回このような事が起こった大阪市立桜ノ宮高等学校のバスケ部の主将とご家族には心からご冥福をお祈り致します。
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