今日はロードレース選手について簡単に私らしく(!?)お伝えいたします。
お客様からよく
「自転車選手の脚ってものすごーっく太いんでしょ?」
と聞かれます。
もちろん競輪選手やトラックの選手は太いです。ものすごく。
ですがロードレースの選手は選手の脚質にもよりますが、太くないんです。
カモシカのような脚と言ったらよいでしょうか?(笑)
ツール・ド・北海道の1ステージの競技時間は約4時間半。(距離により異なりますが)
山あり、谷ありのコースを走り続けます。
筋肉をたくさんつけて山を登ると自分の体重がおもりとなってしまい、速く登れません。
(もちろん下りは重い方が速いですが・・・)
ですから余分な筋肉はつけないのです。
100mの選手とマラソンの選手を想像していただけばわかりやすいでしょうか?
また、自転車選手は足の毛を剃ります。
これは落車(転倒)した場合、擦過傷(すり傷)に毛が入らないようにするためです。
さらに筋肉の温度調節のためにオイルを塗って走ります。
ですから、ロードレースの選手はツルツルピカピカのカモシカのような脚です。(笑)
ロードレースで他の競技と違うのは、自転車に乗りながら食べ物を食べること。
ロードレースは競技時間が長く、消費するエネルギーもかなり多いです。
ツール・ド・北海道では“補給地点”で“サコッシュ”という袋にボトル(ドリンク)や食べ物を入れて渡します。もちろん走りながらです。
チームによって異なりますが、渡すものは高カロリーなジェルやゼリー、バナナ、バターロールの中をくり抜きジャムをたっぷり詰め込んだパン、モモやミカンの缶詰をシロップごと袋に詰めたもの・・・などです。
中には羊羹やコーラなどをレース中に食べることもあります。
それくらい食べないとエネルギー不足で走れなくなるのです。(車でいうとガス欠状態)
なんだか普通ではあまり考えられないかもしれませんね。