半世紀を彷徨う

自分の心理状態や日々の出来事から趣味の事まで幅広く。

見えてきた?人生のゴール

2017-11-10 20:06:22 | 日記
会社へ入りたてのおれ18歳(の頃)。
良く先輩から「この細かい字、なんて書いてある?」さらっと読み上げると必ず、
「見えるのか!やっぱりまだ若いから目がいいんだな!」

心の奥で思っていた。本当に読めないの?読むのがめんどくさいんじゃないの?
今ならよーく分かる。全く見えない。嫌だね老眼って。
書類を書く時に自分の書く文字にピントが合わない。

机の上に置いた紙に書くのに、もう中腰くらいに立ち上がらないとだめ。
先輩が見かねて老眼鏡を貸してくれた。そしたら紙との距離が15cmくらいになった。

装置についている銘板(型式や製造番号が書いてある)を見るにしても、
近づくとピントが合わないし、離れると小さくて読めない。んぐぐ・・・
こういう時用にルーペを持ち歩いている。しかしそれでも読めない。
LEDライトで照らし、コントラストが強く出るようにしてやっと読める。

視力は0.8くらいあるのにさ。

思ったより足が上がらなくて階段でつまづくのも割と日常的。
引っかかったらより持ち上げて歩くコツまで覚えたよ。
同年代の人が1.5cmの段差でコケて骨折までした。

いよいよ人生の終わりも真面目に考えるようになる。
いきなり死んだ時に部屋を整理されてもいいように、
あんなものやこんなものは処分しておかないととか。やだやだ。

健康診断を受けるのが怖いと年配の人が言っていた理由も今は良くわかるよ。
結局その時に自分がならないと分からないものだね。

グッドエンディング・バッドエンドになるか?これくらいは今からでも
努力ができそうな気がする。生きていたらね。

楽しい事ばかりではない おれのダークサイド

2017-11-10 19:17:18 | 日記
精神科の病院の待合室、デカい声で話したり喋るのがスローな人がいる。
ろれつが回っていない人もいる。こういう方は重い人なんだろう。
名前を呼ばれるとサッと立ち上がり診察室へ行く人も多い。
こういう人はどこが悪いのか全く見た目では分からない。

何を隠そうおれもその一人だ。
会社で仕事をしていても、書類を書くのも苦手だ。ここに何を書き込むのかわからない。
そういう時は周囲の人から見ていても分かるらしい。動きが止まっているからだ。

休みの日も楽し気に出かけた話を書いているが、実はかなり無理をして出かけている。
せっかく時間があるのに出かけられなかった時、強い自己嫌悪に襲われるからだ。
昼過ぎまで出かけられなかった日はどうして出かけなかったのか、自分を問い詰める。
だってせっかく待っていた休みなのに好きな事をできなくて、
何のために生きているのか分からなくなるからだ。

この病気にかかるまでは休みと言えば釣りに行っていた。
しかしバス釣りは仲間が誘ってくれるから出かけられる(約束を果たさなければならないから)。
これがひとりで本来自分が一番好きな海へ釣りに行こうとするととたんに行けなくなる。

玄関にはいつでも行けるように準備されている釣り道具。
いざ出かけようとする時間になると、行かなくてもいいと思える理由を探している。
イイじゃん明日でも。今日はちょっと眠いし。風も強いみたいだし。

朝起きて行けなかった自分にガッカリ。またやっちゃったよ。どうして出かけられない?
それに嫌気がさして無理やりでかけたりすることもある。
出発してしばらくは帰りたい気持ちが強くなり、吐き気までする。
到着してみれば当然楽しい。釣れても釣れなくても。そこまでわかっている。

ひとたび生きている意味がないと感じると死んじゃってもいいかな、と思ってしまう。
もちろん許される事ではない。死にたくなくても病気などで亡くなる人だっているのだ。
こういう弱い気持ちは人によって強弱があり、それでも折り合いをつけて生きている。
少しでも楽しい思いをするためにもがいている。みんなそうだろ?