春闘ベースアップする会社、しない会社

今日はこのニュースとアメリカの選挙の話が多かった。
知らない人もいると思うので説明するが、春闘とは労働組合が会社側に対して
賃金や労働環境の改善を申し込み、社長や取締役と話し合う事。
それが春と秋の２回ある。

ベースアップとは賃金の中の手当て部分ではなく、社員全員が均等に上がる部分に上乗せすること。
ボーナスとかならその年だけ高くする事も可能だが、ベースアップすると毎月社員の数だけ人件費が上がる。
しかし少ない金額でも社員のモチベーションを上げる事はできる。

ちなみにベースアップを上げた会社は体力がある会社であり、景気回復のためにも経団連は上げてくれと言っていた。
しかしね、無理してベースアップなんてしなくていいよ。だって人件費が上がるんだよ？
会社が仕事にかける人件費は一定額に決めていたら、オーバーした人件費の分クビにせにゃならん。

すなわち給料が上がったのはいいが、少なくなった人員で同じしごと量をこなす必要があるってこと。
会社に給料あげろって強く言ったところで、自分の立ち位置がどんどん狭くなっていて、
ちょっとはみだすと奈落の底って状態になることも考慮しないとね。

トヨタや日産みたいに儲かっている会社で月１５００円ＵＰとかでしょ。
ならおれらは１５００円使うのを抑えればいい。
おれの生活で例えるなら夕食用の魚の干物を月３回買わなきゃいいだけのこと・・・

それはそれで悲しいけどね。このくらいは努力しなきゃ。

入社当時は昼休みに鉢巻締めて、決起集会なんかやっていたのが懐かしい。
あのころと違って使われる身は弱いからな。色々我慢しましょう。