実は高校生まで漫画家になりたかった。
夢見がちな少女であったので、暇さえあればノートに
思いついた話の舞台や構成などを書き記していた。
しかしストーリーを考えるより
背景や設定などを考えるほうに夢中になってしまい
本筋そっちのけで舞台となった国の成り立ちや
過去の年表、宗教観などを書いていたので
大抵本題に突入する前に力尽きていた。
本棚の整頓をしていて見つけた
それらのノートの一冊を見ても、だから一体
何が描きたかったのかさっぱり分からない。
自分なりの世界観を作ろうとして壮大になりすぎ
失敗している様がイキイキと描かれている。
ノートにびっしり書き綴られた空回りっぷり。感心する。
独り善がりにならず、ただの設定披露にならず、
きちんとストーリーを追う事は大変難しかった。
ので結局何も描けないまま今の私となっている。
掃除の機会に引っ張り出され、照れ笑いと共に
元の場所にしまわれるノートだが
いつか何かの形できちんと纏めたいなあと思う。
青春の遺産が覚書ではなく
ちゃんとした物語になっていたら、
ちょっと格好いいじゃないか。
いいじゃないかと照れ笑いしつつ
今日のところは元の場所にしまうのだが。
夢見がちな少女であったので、暇さえあればノートに
思いついた話の舞台や構成などを書き記していた。
しかしストーリーを考えるより
背景や設定などを考えるほうに夢中になってしまい
本筋そっちのけで舞台となった国の成り立ちや
過去の年表、宗教観などを書いていたので
大抵本題に突入する前に力尽きていた。
本棚の整頓をしていて見つけた
それらのノートの一冊を見ても、だから一体
何が描きたかったのかさっぱり分からない。
自分なりの世界観を作ろうとして壮大になりすぎ
失敗している様がイキイキと描かれている。
ノートにびっしり書き綴られた空回りっぷり。感心する。
独り善がりにならず、ただの設定披露にならず、
きちんとストーリーを追う事は大変難しかった。
ので結局何も描けないまま今の私となっている。
掃除の機会に引っ張り出され、照れ笑いと共に
元の場所にしまわれるノートだが
いつか何かの形できちんと纏めたいなあと思う。
青春の遺産が覚書ではなく
ちゃんとした物語になっていたら、
ちょっと格好いいじゃないか。
いいじゃないかと照れ笑いしつつ
今日のところは元の場所にしまうのだが。