レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

偏食

2006年01月19日 | ぼそぼそ
 私の母は、私が小さい頃から
食べ物の好き嫌いは無いと言い張ってきた。
そんな好き嫌いのない母親に育てられたおかげで
私は何でも食べる娘に成長した。
そこは大変感謝しているのだが、
この年になって少々気になることがある。



母さん、好き嫌い多いよね。



入院した時もそうだった。担当の看護婦さんに
嫌いな食べ物はありませんか、と聞かれ
「ありません!」と胸を張って答えていたが
翌朝さっそくにんじんを残していた。
次の日にはかぼちゃを残していた。
「どうして残すのさ」と聞けば
耳を疑うようなこの台詞

「だって嫌いなんだもーん」


だもーん じゃない。



今、食事は私が作っているが
母はやはり嫌いなものをよけて食べる。
母の茶碗に昆布を入れようとしたら
茶碗を手でかくす程の実力派だ。
筑前煮を作ればこんにゃくと鶏肉ばかりよそって
嬉しそうに食べている。
私がまだ小さい頃、好き嫌いは無いと言い張りながら
このように巧みに嫌いなものを避けて配膳していたのだろう。
幼い私はまんまと騙され、
こんにゃくと鶏肉の少ない筑前煮を
そういうものだと思い、ぱくぱく食べていたのだ。


子供というのは、母親が食材Aを「まずい!」と言うと
それを無条件で受け入れ、
Aの味=まずいという図式を作ってしまうという。
母に騙されたとはいえ、私は悪い先入観を持たずに
物を食べる事が出来た。ありがたいとは思う。
ありがたいとは思うんだが
もう騙す必要がなくなった途端
本性丸出しというのもいかがなものだろうか。


今日も茶碗に昆布を残し
ごちそうさまと言う母。


シャツにアイロン

2006年01月17日 | ぼそぼそ
 アイロンがけが大好きだ。


特にシャツにアイロンをかけるのが好きだ。
部品が多くて面白い。入り組んだ部位の
しわを見事に伸ばせた時は
ひとしきり見入ってしまう。
しかし最近、気が付いてしまった。



私 アイロンがけ大好きなんだけど
下手だ。



(日付が変わる)
アイロンをかけ終わり、
事実と衝撃だけを書いたところで
風呂に入りとっとと寝てしまった。仕切り直して

ごく普通の手順でアイロンをかけているはずなのに
仕上がったシャツはどこかヨロっとしている。
今まで何枚かけたか分からないが
最初から今までヨロけ具合が変わっていない所を見ると
私は学習していない。ロボだ。
そもそも正しいアイロンがけの知識を持っていないのが
問題だと思い、「シャツにアイロン」のキーワードで
検索してみた。


花王最高。


このページによると私のアイロンがけ、
大まかな手順は間違っていないことが判明した。
問題は温度にあるようだ。
確かに今までどんなシャツでも適当に
中温でかけてきたような気がする。高温か、そうか。
そうと分かると早く試したくてうずうずする。
昨日アイロンをかけたばかりのシャツがうらめしい。
…早く汚れないだろうか。



学習しないくせに
仕事を得るためにシャツを汚すことを考えるロボ。
最高にたちが悪い。


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2006年01月16日 | ぼそぼそ
 がぜをひぎまじだ。(ゴホ)


今日は私が風邪をひいた話ではなく
上記のようなネット口語について。


私はネットにはまり始めた頃、チャットをよくやっていた。
が、(笑)に始まるカッコ内表記や顔文字、
ネット特有の口語文に最初はかなり引いていた。
実際打つ手が風邪をひいているはずもなく
普通に風邪をひきましたと打てばいいだろうと思い
頑なにこれらの表記を拒んでいたのだ。


ところが後から自分の会話ログを見てみると
何とも状況がわかりにくい。
打っている時はいいのだ。「そういう気持ち」で話しているから
伝わるだろうと思ってしまう。
しかしひとたび会話から外れ、
話していた時の気持ちを忘れて客観的に見ると
その時私は怒っていたのか笑っていたのか。
「いいですよ」の一言からはさっぱり分からない。
自分の言葉でこれでは、話している相手は
もっと分からないと思っているだろう。


そんな小さな事で分かりやすく話せるならと
カッコ内表記を使う事にし、今では特に抵抗はない。
後からログを見返しても、話していた当時の状況がよく分かる。
なるほど伊達に特有の表記を使っていないのだ。
文字で会話を始めた人たちが、
誤解や行き違いを極力避けるために
見えないはずの感情を文字に組み込んだ成果だ。
ここは一つ、これからもありがたく使わせて頂こうと思う。


…使わせて頂こうと思う!w★(爆)



使用方法は適当だ。


勉強

2006年01月14日 | ぼそぼそ
 受験生はこの時期ラストスパートだ。
学習塾の灯りは深夜も煌々と灯っている。
塾の講師であった友人は
いつもこの時期ボロボロになっていたのを思い出しながら
本日の更新。



受験勉強に限らず
私は本当に勉強をしない子供だった。
当時の私は勉強してるつもりだったろうが
傍から見れば教科書をただ読んでいるだけだ。
そこでたまたま運良く覚えていた事を
解答用紙に書き、それなりの「地を這うような」
成績を頂いていた。
仲の良かった友人は揃いも揃って勉強がよく出来たので
私がテストの成績を見せると
皆すごく不思議そうな顔をした。
「ん、これって成績?」 みたいなね。


勉強は嫌いじゃなかった。
知らない事を知り、覚えていく過程も
その覚えた事を記憶から引き出し、
解答欄に記入していくのも
ゲームみたいでむしろ好きだった。
にも関わらずみんなが引くくらいの成績だったのは
ゲームのルールを心得ていないまま
自分流で進めていたからだろう。
幸い受験も通り、就職もでき、現在に至っているが
もう少しルールを理解した上で勉強が出来ていたらなあと
今でも思う。
勉強が出来て悪い事は何一つなく
勉強が出来なくて良い事は何一つなかった。
社会に出て、直接的にその知識が役に立つ事は
実際あまり無いかもしれない。
でも間接的に、考え方として役に立つことは
星の数ほどある。



と思っている社会人が一人おります。
受験生の皆さん、テスト勉強だろうが受験勉強だろうが
一度学習した事は後々本当に役立ちます。
無駄ではありません。
どうか頑張って下さい。


今日は会議

2006年01月12日 | ぼそぼそ
会社の定例会議が嫌いだ。


嫌いだと言った所で出ない訳にはいかず
出て嫌な顔をしていた所で
会議が早くに終わるわけでもない。
そこはいっぱしの社会人らしく
開始時間には着席し、メモと計画書を見比べながら
なるほど顔で頷いたり
適当なリズムで相槌を打つくらいの振る舞いはする。
携帯はマナーモードだ。(当たり前)


そんなにやる気を見せているのに
私の魂は会議の間中、どこか逃ようにげようとしているらしい。
眠気は全然なかった。
なのに話題に合わせて相槌を打っていたら
瞬間見事に眠りに落ちて 机に頭をぶつけた。



犬のように頭を振って、体勢を立て直す私を
隣の社長が見ていた。
私は気付かぬふりをして相槌を続投しながら
のど飴の包みをむいていた。


その後飴を頬袋に入れ
「しまっていこう!」みたいな顔をしていたが
みんなは多分騙されていないだろう。
私のやる気は基本的に上げ底だ。