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クローバー 匍匐(ほふく) 福福

4.医学の進歩に貢献


今年もよろしくお願いいたします。

新年早々、重い話では気が引けますので
やや、希望の持てる話からスタートしたいと思います。

私は今、近畿大学病院で検査を受けています。 
検査といっても臨床研究のようなものかと思っています。

精神疾患・精神症状を鑑別するのに脳波を活用できないかというものです。

研究中なので、詳しいことは書けませんが、
どのようなことをしているのか少し紹介したいと思います。



精神疾患は心の病気ではなく、脳の病気です。

脳の反応は、脳波計を用いると非常な微弱な電気信号として
捉えることができるということです。

脳波の出方は統合失調症、うつ病、双極性障害によって違うそうです。

はじめに、私がこの検査を受ける対象になるかを調べました。
脳波の反応を見た結果、この検査の対象になることが分かりました。

上記のような内容で検査を受けてくれないかといわれた時、
喜んでお引き受けしました。

私は好奇心が旺盛なので、とても興味を持ちました。
もちろん、少しでも医学の進歩に貢献できるのは嬉しいことです。
  


そして、検査がはじまりました。
1回30分程度を週3回、2ヶ月間です。
毎回、同じ内容です。

頭に電極をつけ、パソコンの画面の指定された場所を
見るように指示されます。

初めはただボーッと画面を見ているだけでしたが
結構、雑念が湧いてきます。

途中で画面上の線の広がりを出来るだけ狭くできないかと言われました。

この検査は視線が反映されるものではなく、
脳波の動きを見るというものなのでどうしていいか分かりません。
  


画面上の一点を見つめ、
気を入れるというか念力をかけるような気持ちでしてみても、
なかなか集約できるものではありません。

いつの間にか、頭の中で数字を数えたり、あいうえおやABC…を順に唱えたり、
好きな景色を思い浮かべたり、体の部位を順にたどったりしていました。

線が集約されることが増えて来たように思いますが、
やはり、今できたからと同じようにしても集約できません。

本当に不思議です。



それでも、回数を重ねるに従って、
それほど意識しないでも脳波の動きが集約されることが
少しづつ増えて来ています。

線が集約できるようになってきたことを褒めていただいた時は、
アカデミックなことで褒めてもらったので、
とても嬉しく思いました。

検査の目的や内容とは違いますが、
脳波を自分の力でほんの少しでも
コントロールが出来ることを知って
辛くなった時にこの力を活かせないかなと
思うようになりました。



このような研究の積み重ねが医学を進歩させているのだなと思います。
この検査が精神疾患・精神症状の改善のために活かされることを願います。


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