中頃に「話すこと、笑いの力」について書きました。そちらから読んでいただいてもいいと思います。
<入院>
2月4日(金)から入院することになりました。
退院はいつになるか分かりません。
退院したら、『アドバイスはしてはいけない』『傾聴について』などの記事を書く予定にしています。アドバイスのことは一番書きたかったことです。精神疾患のブログはあと少しです。お付き合いのほどよろしくお願い致します。
私のうつは大きく分けると3段階くらいあると思っています。
①自分の心がゆううつで体が重だるく、何かをすることが億劫で仕方ないけれどなんとか出来る。対外的なことは普通にできる。
②明らかに心に重苦しく不快なものが襲ってきて、ため息ばかり出る。近くにいる人に「苦しい」[辛い」と言ってしまう。家にいる時は寝ていることが多くなる。
家事は必要最小限(「いつもでしょ!」と言われそうですが・・・😅 )それでも、対外的なことはなんとかできる。
③心があると思われているところが辛くて、苦しくて、居ても立っても居られなくなり、親しい人に電話をしてヘルプを求める。ほとんど寝ている。でも、人に会うと普通に振る舞う。
先日、重苦しい嫌な気分が襲って来ました。何かのきっかけで少し楽になる時があります。その時は本当にありがたくて、幸せに感じます。でも、またぶり返します。ぶり返す度、なかなかよくならない状況に心理的に辛さが増すように感じます。
去年も2月上旬から3月下旬にかけて症状が出ました。その時は短時間ですが仕事をしていました。人と触れ合うことができ、話すこともできました。何よりかわいい小学生の笑顔に癒されました。気持ちの辛さから少し離れることが出来て、気が紛れました。
今回は昨年の12月中旬頃から症状が出ていました。気分が沈み、体が重だるく、億劫感を感じていました。
実はあれほど楽しんでいた近大病院の脳波の検査も休んだり、検査を切り上げたりしていました。
しばらく、ブログを休んだのは症状がこれ以上酷くならないようしたかったからですが、1月11日にコロナの濃厚接触者になってしまいました。
ほとんど外には出ないようにし、ココの散歩も人のいない時間やルートを選んで行きました。人と話すことがなくなり、笑うこともほとんどなくなりました。
人と話すこと、とくに「自分について話す」ことでドーパミンがさらに増えるそうです😄 ほかにも・・・
笑うことでもドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンも・・・。😊
今回の辛さは一人では耐えられないものになり、入院することにしました。
入院する事が決まってからは気分が明るく、楽になりました。
たくさんの人たちから暖かい励ましを受けたことも大きいと思っています。
退院はいつになるか分かりませんが訪問看護というものがあることを聞きました。
出来るだけ早く退院して、訪問看護を受けようかと思っています。
入院で症状が改善されればその必要はないかも知れません。
<薬>
若い頃、辛くなるとすぐに病院に駆け込んでいました。当時は辛くなった時だけ薬を飲んでいました。
精神科が休みの時には次の日まで待てず、かかりつけの内科に行って、精神安定剤をもらうこともありました。
一刻も早く薬を飲まずにはいられませんでした。
冒頭で精神疾患がありながら治療を受けていない人が多いと知って驚きましたが、それは耐え難いことだと思います。
私は病院へ行き、薬を飲むと楽になることが分かっていたので辛さに耐えられたのだと思います。
うつ病に効くとされている抗うつ剤は病状を悪化させるので、双極性障害であれば、出来るだけ早く双極性障害だと分かることが大切です。
双極性障害は炭酸リチウムなどの気分安定薬による効果が顕著に見られるそうです。私も炭酸リチウムとラミクタールを飲んでいます。
身近な人が精神疾患にかがると薬を早く離すようにアドバイスされる方がいます。
心の病気というと気をしっかりもてば薬は必要ないと思われている方がおられるようですが、気の持ちようではないのです。精神疾患は脳のバランスが崩れているのです。ストレスはきっかけです。
私は5、6年くらい前、薬を飲み忘れて、とても辛い状態になったことがあります。
一つの薬が薬箱の下の方に潜り込んでいました。
双極性障害の再発の一番の原因は薬を飲まないことです。あと、過労、対人関係のストレスと続きます。
薬をのみ忘れるとこうなってしまうのかと改めて思いました。
薬の大切さを強く感じた体験でした。
薬は合わないと大変です。症状がひどくなったり、今までになかった症状が出たりします。断薬する時、離脱症状が出ることもあります。パキシルが有名です。
病院、あるいは医師を選ぶことも大切です。
でも、これが難しい・・・😟
私は10年くらい前、「うつ病」と診断されました。大きな精神病院でした。(それまでは病名は聞いていなかったですが、あとで診断書をもらうと「うつ病」と書いてありました。)
その先生が病院を変わられることになりました。そこは、大阪市内の高級住宅街でお洒落なカフェやお店がたくさんあります。気分が上がるかもしれないと少々遠かったですが行くことにしました。
でも、どんどん症状が酷くなってきました。それで、知り合いに紹介してもらい、別の病院に行きました。そこは大阪市内の小さな医療生協の病院でした。
内科をおもに診察している先生でした。でも、行くなり「双極性障害II型かもしれない。」とおっしゃいました。
私の中では「赤ひげ先生」だと思っています。
薬だけではなく、医師との相性も病気の治療の効果に関わってくると思います。
今の主治医が転勤すると聞いて、本当に悲しいし、次の先生との相性が合うことを強く願っています。
双極性障害のうつはまだ、薬が効きにくい状態にあるということを最近知りました。ネット上の情報なので正しいかどうかは分かりません。
双極性障害は完治するのがとても難しい疾患だと聞いています。新しい薬が開発されて完治するようになれば、とてもありがたいと思います。
ニュージーランド
周りの人がこの分かりにくい病気を少しでも理解していただけることは薬に匹敵するものだと思います。
私はよく、災害などが起きて、薬が手に入らなくなったらどうしょうと心配になることがあります。
双極性障害は気分のコントロールが難しいので気分障害とも呼ばれています。