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クローバー 匍匐(ほふく) 福福

5.私と双極性障害②


2004年に退職してすぐ、非常勤の仕事に就きました。

2011年、また、辛くなりました。人生2番目の大きな落ち込みです。転勤しようとした先での勤務内容の行き違いがきっかけでした。元の職場に戻りましたが、そこで管理職から「自分がうつになったら仕事を辞める。」と言われました。(組合を通じて抗議しました。)



「うつ」と診断され、長い間「うつ病」の治療を受けていましたが一向によくならず、どんどん酷くなっていきました。

2013年、別の病院に行き、初めて「双極性障害II型かも知れない。」といわれました。『双極性障害』という言葉をこの時初めて聞きました。



2014年、車に追突されて鞭打ち症になりました。軽い追突だったのに、日を追うごとに痛みが増して行きました。全身がビ〰と唸るような痛みでした。

近畿大学病院の整形外科に行き、そこで慢性疼痛と診断されました。しばらく通院しましたが整形外科の担当医から「慢性疼痛は精神的なことが影響していることが多い。」と神経内科を紹介されましたが、そこで精神科に行くように言われました。

2015年、精神科に行くと「入院して様子を見ましょう。」と言われ、1ヶ月入院しました。



光トポグラフィー検査を受けました。光トポグラフィー検査は脳の前頭葉、側頭葉の血中ヘモグロビンの変化を測定するもののようです。解析したパターンによって、うつ病、双極性障害、統合失調症に違いが見られ、「診断の補助」として扱われます。
検査と問診の結果、双極性障害II型と診断されました。

退院して職場に戻りましたが、まだ、精神状態が不安定で、人間関係もうまくいかず、仕事を辞めました。(うつに見えなかったことが原因だったと思っています。)

薬が効いて症状が軽くなってくる中で慢性疼痛も収まって来ました。
今も近畿大学病院に5週間に1度くらいの割合で通院しています。



その後も小さなうつの波は何度かあります。

昨年も辛くなったことがありました。真夜中に友人に電話しても言葉が出ず「ヒーッ」「ヒーッ…」。しばらくすると落ち着いてきましたが、友人は「救急車を呼ぼうかと思った。」と言っていました。



双極性障害I型の人で3分の1、双極性障害II型の人で約半分の期間をうつで過ごしているとの報告もあります。

長いですが、関心のある方はお読みください。

私はそこまではないですが、冬は調子が悪くなることが多いです。また、気圧の変化などで不快な気分になることがあります。年末からの寒波は堪えます。

対人関係で気になることがあると突然気分が不安定になることはよくあります。
  


諸説ありますが、「人付き合いがよい、気だてがよい、親切、気さく」な人、「秩序への執着、几帳面、熱中しやすい」な人は気分障害になりやすいといわれています。

私は明るく元気で前向きな方だと思います。症状が出ている時もです。(家では寝ていることが多いですが、人の前では元気が出ます。)

それは症状が軽いからだと思いますが、逆に言えば、そんなに元気そうに見えるのに「なぜ、しんどい、辛いというの?」と思われやすいのだと思います。このことは後で触れたいと思います。



私の躁は自分でもほとんど目立たないと思っていますが、「今、テンション高いな。」と思うことやたまに自分でもビックリするくらい積極的になることはあります。



小さな訴訟(少額訴訟)を起こしたことがあります。弁護士を通して交渉しましたが埒があかなかった事案です。

期日を過ぎて届いた相手からの膨大な量の答弁書。

読んでいると「ここは違うよ!」「ここは矛盾しているよ!」次々、天から声が降ってくるかのようなことがありました。

勝訴しました。これは躁状態だったのかなと思いますが、よく分かりません。
(すごく熱中することはあります。今も・・・😅



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