クローバー 匍匐(ほふく) 福福

末梢神経鞘腫瘍で右前足と肩甲骨を切断したココのことや身の回りの出来事など日々感じたことを発信します。

オーロラの写真

2024-05-20 21:27:07 | 写真

5月11日に日本の北の方でオーロラが見えたと話題になりました。

日本で見えたものとカナダや北欧で見えるオーロラは別のもので、日本で見えたものは低緯度オーロラと言われるものだそうです。

太陽の活動が活発になり、猛烈な磁気嵐が発生して地磁気が激しく乱れ、普段オーロラが発生する地域より低い緯度にある日本やアメリカ、イギリスなどの各地で見られたそうです。

カナダや北欧(オーロラオーバル)で見えるものは、電子や陽子が太陽から飛んでくると地球のN極やS極に引き寄せられ、上空の大気と衝突した時に引き起こされる放電現象だそうです。

  *     *     *


2013年3月にアイスランドでオーロラを見るツアーに参加しました。オーロラチャンスは5回ありました。

宿泊したホテルから見たり、首都のレイキャビクではバスでオーロラハンティングに行ったりしました。

アイスランドでは天気予報のようにオーロラ予報があります。

私が行った時はそれほどレベルは高くはありませんでした。

それでも満天の星に囲まれたことも、待ち焦がれて現れたオーロラに出会えたことも、十分に感動しました。











日本に戻るバスの中から私たちを追いかけるようにレベルの高いオーロラが見えました。

空港に着いて、ビルの明かりやバスの光の中でもとてもよく見えました。

明け方で空が白みがかっていました。

写真を写そうと思ったのですが三脚やレリーズはスーツケースの中で取り出せません。

仕方なくスーツケースの上にカメラを乗せたのですが素材がソフトだったためにうまく撮れませんでした。

上の写真はお見苦しいですが、その時撮ったものです。

     
  *     *     *









































オーロラは簡単に出るものではなく、待って待ってというものでした。

オーロラハンティングで、はじめの場所ではオーロラが現れず、オーロラを追いかけて、別の場所にバスで移動したこともありました。

それでも、少ししか見れないこともありました。

カメラのイロハが分かっていない上に、オーロラの撮影方法を全く調べずに参加しました。

同じツアーに参加されていた方に基本的な設定を教えていただいて何とか撮影できました。

教えていただけなかったらどうなっていたことでしょう?

感謝、感謝です。


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私は最近cizukuというコミュニティ・ストックフォトプラットフォームのメンバーになったのですが、そのマガジンに一番上の見出し画像の写真が掲載されました。

多分、オーロラの写真が少なかったからだろうと思いますが、アイスランドまで行って撮影した甲斐があったと思いました。

cizukuはフォトコンテストやテーマに沿った写真を応募することが出来ます。

また、企業やブランドがほしい写真を提供しています。





ふたご座流星群とオーロラ

2023-12-16 20:42:28 | 写真

<最後に10年前ですがアイスランドのオーロラの写真を載せています。ご興味のある方はそちらからどうぞ!>


この頃、体を動かすことに自信がなく、あまり撮影できない状態が続いています。
でも、天体ショーならうまく行くかどうかは分かりませんがトライすることはできます。

12月13日の23時過ぎに2階のベランダで撮ろうとしました。
でも、うろこ状の雲の間から星は見えるのですが流星群は難しいと思い断念しました。

14日は厚い雲に覆われていたので早々に諦めました。

15日は夕方、二日月が綺麗に見えていました。

チャンスかも知れないと食後撮影しようとしましたが、ネットで調べてみると21時以降がいいとあったので、それまで寝ることにしました。

その日は忙しく、とても疲れていたからです。

起きたら、22時を過ぎていました。

まだ、疲れていたのでもうやめようかと思いましたが、私のカメラは光跡撮影が簡単に出来るものです。

少しは雲がありましたがないところもありました。

それに12月とは思えない暖かさです。気が付いたら上着なしで外に出ていました。

せっかく好条件が揃っているので撮影することにしました。





我が家の前は電線だらけなので、少しでも電線の少ないところに行きました。

このカメラは三脚で固定し、レリーズでシャッターを切りさえすれば10分以上そのまま放っておけます。

その間にお風呂を洗いました。

でも、期待しながらカメラを見に行くのですが、なかなか流星は映ってくれません。




これはもしかして・・・と思いましたが電線でした。

風が強く、雲が早い速さで移動し、雲のなかったところがすぐに覆われてしまいます。

その度にカメラを移動させますが、木はもちろん家の屋根なども写ってしまいます。

何が写っているかは肉眼では暗くて見えないので、必要でないものが写っていないかモニターで少し待って、確認しなければなりません。

そんな中でかろうじて撮れたものがこの写真です。





見た時は下の方ももう少し流星が見えていたのですがここでやめるべきか、もう少し置いておくべきかを考えているうちにどんどん雲が広がって来てしまいました。

本当は本格的な撮影方法もあるのですが今はあまり気力がなく、簡単な方法で撮りました。

                                                   

流星群の写真が1枚しか撮れなかったので、オーロラの写真をどうぞ。

2013年3月に行ったアイスランドのオーロラです。



これは動画撮影ではなく、オーロラの写真を組み合わせて作った動画です。
当時使っていたパソコン(Windows10?)にムービーメーカーがついていました。

アイスランドにはオーロラ予報が出され、9段階で表されるそうです。

オーロラも日によって強さも色も形も様々です。雲一つない真っ暗な夜でもオーロラが見えない日があるそうです。

ちなみにアイスランドはメキシコ暖流の影響で思ったほど寒くありませんでした。



ハーベストの丘

2023-10-29 12:00:13 | 写真

10月25日、ご近所のNさんに乗せていただいて、ハーベストの丘に行ってきました。

天候にも恵まれ、満開のコスモスに心が躍りました。





ハーベストの丘は体験型農業公園で正式には「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」と言います。

甲子園球場8個分の広さがあります。




50万本のコスモスの中にひまわりが一輪。

小さいながらも、たくさんのコスモスに負けじと威風堂々(ちょっとオーバーかな?)としていました。





とても気持ちのいい日でした。




堺市の南部丘陵地域にあり、緑の多いところです。




ハーベストの丘には森の中にメルヘンチックな観覧車があります。
我が家からも小さく見えます。

小さなメリーゴーランドやゴーカートなどもあります。





コスモスと観覧車のコラボ。私は心が浮き立ちます。




ハーベストの丘には馬、牛、羊、ヤギ、カピバラなどの動物がいます。

パン作りや陶芸なども出来ます。

ハーベストの丘は犬も入れるのですがエリアが限られていて、コスモス畑のある村エリアには入れません。

花畑を荒らす心配があるからかとも思いますが、途中、大きな吊り橋があり犬連れは難しいと思います。

母が元気なうちにたくさんのコスモスを見せたかった。

そして、美味しいものもいっぱい食べさせてあげたかったです。



龍王ヶ渕

2023-09-23 11:02:33 | 写真

奇跡の17分間でした。

この日の午前中、ネットを見ていると御射鹿池にそっくりなところが奈良にあることが分かりました。

御射鹿池は東山魁夷の「緑響く」のモチーフになったところです。

緑の木々をバックに池の向こう岸に白馬が佇んでいる幽玄な雰囲気のする絵を見たことのある人も多いのではないでしょうか?

前から行きたいと思っていましたが長野県の蓼科にあるので、もう行けないと諦めていました。



「龍王ヶ渕に行きたい!」と朝、弟に声をかけましたが、その時は返事はありませんでした。

この日とは9月16日、母の経鼻経管栄養をやめると主治医に伝えた日です。

病院を出ると弟は「気分転換に行こう!」とすぐに家に帰って、ココを迎え出発しました。15時頃でした。




地図で見るとそんなに遠くないと思っていました。ところが、奈良の桜井市のすぐ東と思っていましたが、行けども行けども辿り着きません。

途中、弟は「ここまで来たら、金沢に帰りたくなったわ!」と言っていました。

後から分かったのですが、龍王ヶ渕は奈良の北東部の宇陀市にあり、曽爾高原や室生寺が近くで三重県との県境にあります。

県道を外れると細い一車線で、龍王ヶ渕に近づくと車は一台も走っていません。

龍王ヶ渕は大和富士と言われる額井岳近くの標高530mの山中にある自然の湧き水や小川の水が溜まった池と湿地帯です。





車の中で調べると龍王ヶ渕は早朝がいいとあります。その時間帯は風が吹かず水鏡になって木々が水面に映り込みやすいそうです。

また、初夏がよく、夏を過ぎると水草が多くなり水鏡が見えにくくなるそうです。

日没までに着くかどうかも気になりました。

果たしてどんな龍王ヶ渕が見られるだろうと不安になって来ました。





17時40分頃に着きました。
あたりは暗くなりかけていましたが何とか撮影出来そうです。

ベストとは言えませんが水鏡になっていました。
慌ててシャッターを切りました。

風がなく、水鏡に木々の映った様は神秘的で静寂の世界でした。
まさにギリギリのタイミングでした。

ちなみに、龍王ヶ淵は針葉樹林が多くほとんど紅葉しません。



 
遊歩道があるので、時間があれば回ってみたかったです。湿地帯なのでぬかるんでいるところが多いそうですが・・・

今回は夕方だったので、もう少し早い時間に行けたらとも思いますが、その時間、その天候だったからこそ見れた絶景だったかも知れません。

母のことで大きな決断をした後の弟の計らいに感謝します。
しかもこんなに遠くまで・・・

一昨年、下の弟が亡くなった時、弟は「したい事が出来るのはあと10年やで。」と言っていました。

要介護1になって、だんだんしたい事が出来にくくなって来た私を気遣ってくれているのかも知れません。




往復5時間の旅でした。

現地では17分の滞在でしたが、奇跡的に水鏡に映った幽玄で神秘的な風景を見ることが出来ました。

一生忘れられない景色となりました。

尚、2017年に龍王ヶ淵は絶景プロデューサー詩音さんの「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」新日本編に掲載されているそうす。




ココを連れて行きましたが、弟は新車だったのでココをリュックから出さないようにと言いました。(弟は犬を飼ったことがありません。)

ココは狭いリュックに入ったまま、私に抱かれていました。暴れることなく静かにしていました。

ココは前の家でよく車に乗せてもらっていたようで、車が大好きです。道路でよその車のドアが開くと乗ろうとすることがあります。





帰る途中、こんなに綺麗な夕焼けを見ました。
この夕焼けが水面に映ったらさぞかし綺麗だっただろうなと思いました。


帰りに家にココを置いてから食事に行こうと思っていましたが、遅くなり、お腹が空いたのと疲れてしまったので途中でお好み焼き屋さんに寄りました。

ココを車で待たせたていたので弟が急いで食べて、すぐに車に戻ってくれましたが、ココが静かに賢く待っていたと驚いていました。



旧堺燈台

2023-09-15 22:39:57 | 写真
9月13日、弟に旧堺燈台に連れて行ってもらいました。

旧堺燈台は堺の夕日スポットだそうです。

堺旧港の突端に位置する旧堺燈台は、明治10(1877)年に建築された建物です。

現地に現存する洋式木造燈台としては、わが国で最も古いものの一つとして、昭和47年に国の史跡に指定されています。

弟は金沢に住んでいますが、母の見舞いに1〜2週間ごとに来ています。来たら1週間近くいます。

以前、「全然写真を撮りに行けなくなってしまった。」というと「どこへ行きたいんや?」と聞いてくれました。





そこで、私のブログのお仲間のごま☆母さんがゆめ★ちゃんを撮っていた堺の燈台がとても印象に残っていたので「旧堺燈台に行きたい。」と言いました。

でも、行こうと思っていた日は天候が良くなくて、13日は3度目のトライでした。




素晴らしい夕焼けとはなりませんでしたが、海は広く、空は澄み渡り、綺麗な夕日で、心に爽やかな風が吹いたようでした。

母のこともありますが、私自身、あまり体調が良くなく、一人で出かけようという意欲が湧きません。











久しぶりにこんなに綺麗な夕日と海が見れて、とても幸せでした。





ココはカメラを向けられるのが嫌いなので、周りに恥ずかしいほど、大きな声で名前を呼んだり、訳の分からない擬態語で呼びかけます。





この後、マジックアワーにならないか少し待ちましたが、どんどん暗くなるばかりでした。




帰る途中、カメラの手持ち夜景モードで撮りました。

私は体のふらつきと震えがあるので、カメラを構えていると、弟が「震えてるで!」と言っていましたが、さすが、手持ちと謳っているだけあって、暗くてもそれなりに撮れていました。

撮り終えて写真を見ているとああ撮れば良かった、こうすれば良かったと思うところがたくさんでした。毎回のことですが・・・