

インスタグラムに「寺田町で1、2を争うほどの甘えんぼさんで一度お膝に乗ると降りません」とありました。



夕方から夜にかけて、Oさん、Sさん、そして、Fさんが駆けつけてくださった。
18時頃、寝ながら歩いているような動作。これもてんかんの発作らしい。
一人ではどうしてよいか分からない中、いろいろ助けていただき、とても心強く感じた。
どんどん、経過が悪くなっていく中、かかりつけの動物病院に相談すると、夜間救急病院に行くように言われたが電話をすると休診日。あと二つは遠かった。
19時半頃、舌を血が滲むほどきつく噛んでいた。
どうしたら良いか考えあぐねている中、ある病院を思い出した。
以前、先代犬のナナが一度だけトリミングでお世話になった際、とても好感の持てる獣医さん。
ココは診てもらったことはない。診療時間を過ぎていたが、相談に乗ってくれた。
「その状態でココを動かすのはリスクが大きい。時間をあけて使うように言われた薬は発作が起きたら何度でも使いなさい。」
「出来るだけそばにいてあげてください。」と言われ、とても安心した。
そばで聞いていたSさんがなんて癒される話し方だろうと感心。
皆さんが帰られた後、ココは長い間大きないびきをかいて寝ていた。
私はココの横でずっと手を握って寝ていた。
21時頃、オムツを見ると真っ黒な便が出ていて驚いた。消化器の上の方で出血すると黒い便が出るそう。
23時50分頃、発作が始まったので薬に手を伸ばしている時、大きく体が痙攣し、あっという間にガクッと体が落ちた。23時52分だった。
しばらく大きな目で私を見てくれていた。目を閉じさせても何度も何度も目を開いた。
いつまでも私を見てくれているように思ったが、動物は瞼の皮膚のたるみが少ないため目を閉じにくいそう。
0時過ぎ、清拭し、毛をとかして綺麗にした。
一緒に寝たが明け方のココの冷たさに愕然とした。
11月23日
ココに会いに来てくださった方が私を労ったり、励ましてくれ本当にありがたかった。もちろん、ココの健気さや頑張りもたたえてくださった。
皆さん、本当にココのことを応援してくださり、ありがとうございました。
11月22日
8時頃、 散歩に行こうと声をかけるといつもなら、飛び起きるのに寝たまま。どうしたのかと体を持ち上げるとだらんと力が入らなかった。
とりあえず、玄関まで連れて行き座布団の上に乗せた途端、激しい発作。
かかりつけの動物病院の時間外に対応する医師に状態を説明したが、いつも通りネット予約を取るように言われ釈然としなかった。
お向かいさんにお願いして病院へ連れて行ってもらった。
病院でも診察台に乗せた途端、発作が起きた。
悪性抹消神経鞘腫が脳に影響しててんかん発作を起こしたのだろうとのこと。
入院することや別の病院でMRIを撮ることを勧められたがココの容態からココが辛い時そばにいてあげたいとの思いでやめた。
ココの体の外側にできた悪性抹消神経鞘腫が10cm近くになり、最近、たまに鳴くようになって来ていた。
以前、体の外に出来た腫瘍が悪性だと分かった時、「痛み止めが効かなかったら麻酔のような注射。それが効かなかったら安楽死。」と言われており、そろそろ覚悟をしなければならないかと考えていた矢先だった。
血液検査の結果、糖分が少なく、足りないとまた発作を起こすということでブドウ糖液を処方された。
抗てんかん薬や鎮静剤なども処方された。
家に帰るとほとんど意識がないのではないかと思う中、キャンと鳴いたり、うめき声を出したり、いびきをかいたりした。
そして、何度か発作を起こした。
そんな中、寝ているココを撮影しているとそうっと目を開けて、私に語りかけてきた。最期のメッセージを伝えてくれていると思った。
私には「今までありがとう!」と言っているように思えた。
つづく