5月15日の夜、ココと一緒に寝ているとココの心臓が小刻みにブルブルと痙攣しました。寝ながらココの胸に手を当てていたのです。
びっくりして起こしたら目を開けたので少しホッとしました。
私が最初に迎えたルルが亡くなる直前に同じような状態になり、そのまま鼓動が消えて天国にいったということがあったので、ココも死んでしまうのではないかとかなり動揺しました。(ルルは医師から安楽死を勧められるほど重篤な状態でした。)
あとから、心臓の音を聴くと鼓動はいつもより三倍くらい早く感じました。
その後、何度も何度も呼吸をしているか、生きているかと確認しました。
ココはよく私の胸に乗って来ます。
そのまま寝ることもあります。
翌る日、一番に動物病院に連れて行きました。
「心臓がブルブルと痙攣した。」と伝えると獣医師は開口一番「ペースメーカーを入れなければならないかもしれない。」と言いました。
えっ、ペースメーカー?!とびっくりしました。
「昨年、獣医臨床センターでホルターを付けるなどいろいろ検査をしました。」というと心音を聴いて「今は特に異常は見られない。」と言われ安心しました。
ペースメーカーを着けることになったら、11歳8ヶ月で3kgもない小さなココが手術に耐えられるだろうかということが頭をよぎりました。
「もし、また同じような状態になったらどうしたらいいですか?」と聞くと「体をさすってください。」とのことでした。
お客さんが来ると抱っこをせがんで
いつの間にか寝てしまうココ
あとはこの間、気になっていたことを聞きました。
『食欲がない』
「ドッグフードだけでなく、さつまいもなど人間の食べるものもあげたら良い。」と言われたので「さつまいもはいつもあげています。納豆、ヨーグルト、ササミなどもあげています。」というと「それらはよい。納豆が好きな犬は多い。」とのことでした。
「今、以前先生が紹介してくださった消化器サポートの缶詰も食べさせている。」というと「消化器サポートのパピーはさらに栄養価が高いのでそちらを選んだらよい。」と教えていただきました。
『ジェルで歯を磨くことを嫌がるようになってきた』
口の中を見て、「左下の歯がグラグラしているので触ると痛いのだろう。そこを避けて磨くように。」とのことでした。
時々悲鳴を上げることがあったのですが「それも歯に何かが当たって痛かったのだろう。」とのことでした。
『狂犬病の予防接種』
出来ないだろうと思いながら書類を持って行ったのですが接種は出来るということでお願いしました。
『白内障目薬』
白内障の進行を遅らせることができるということで3本貰いました。
ここはココのくつろぎ場
昨年、ココは未分化細胞(IPS細胞のようなもの)の悪性腫瘍で前足を切断したことから、転移しないかといつも心配しています。
やはり昨年、獣医臨床センターの検査では問題ないと言われたのですが、ココは10分おきくらいに20秒くらい呼吸が止まる(実際は微かに呼吸しているそうです。)症状があり、しょっちゅう呼吸を確認しています。
20秒に近づくとこのまま呼吸が始まらなかったらどうしようといつもヒヤヒヤしています。
まん丸お目目のココ(珍しい)
私はココに支えられて今は精神的に何とか落ち着いています。
今回のことでココの存在がいかに
大きいか思い知らされました。
でも、ココの元気な姿を見ていくにつれて徐々に落ち着いて来ています。
可愛いココの寝顔
薬の効果もあるのだろうなとも思います。昨年5月6日に処方された薬を1錠を加えて、半年続いたうつ状態が4日後には急激に改善されました。
その薬を今は3錠飲んでいます。
フラつきが強くなってきたので薬を減らせないか医師に相談したところ「フラつきは自分で気を付けることが出来るが、精神の症状は薬でないとコントロール出来ない。だから、減らさないほうが良い。」と言われました。
昨年のような苦しみは二度と味わいたくありません。
クッションの中にすっぽり埋まるココ
今回のことで、ココにもしものことがあったら私の心と頭は壊れてしまうと思いました。果たして、その時薬はどれほど効いてくれるのでしょう?
いつまで一緒にいられるかわからないということをしっかり心に留めて、お互いを大切にしよう。
ジョシュア・リーブマン/アメリカ/作家
ココは私(出会った人みんな)を大切にしてくれますが私も宝物のようにココを大切にしています。
でも、命あるものはいつか必ず別れが来るのですから、今から覚悟を決めておかなければならないと思っているのですがかなり難しいことだと今回改めて思いました。
5月17日の元気なココ(Sさん宅)