他人に花をもたせよう。自分に花の香りが残る
斎藤茂太 精神科医
ご近所にそれはそれは薔薇を丁寧に育てておられる方がおられます。
そのお宅の前を通るたびに手入れの行き届いた綺麗な薔薇を見て、楽しませていただいています。
私はその方とは一度もお話したことがなかったのですが、たまたま薔薇に関係のあるお客さんと薔薇について話をされていたので、思い切ってお声をかけさせていただきました。
「あの〜、ブログを書いているのですが写真を撮らせていただいてもよろしいですか?」
すると、「どうぞ、撮ってください。」と言ってくださいました。
その時はカメラを持っていなかったので、「すぐにカメラを取ってきます。」というとお客さんが「一眼レフですか?」と聞いてこられたので、「はい。」と答えました。
家の前の薔薇を撮っていると「裏に薔薇の畑がある。」と案内してくださいました。
裏庭に入った途端、薔薇をこよなく愛し、天塩にかけて育てておられることが一目瞭然でした。
雨に濡れると薔薇が傷むのでこのように屋根をかけているそうです。
こちらの裏庭は車のよく通る道路側なので、運転手が薔薇に気を取られて事故を起こさないように気を付けておられるそうです。
そこまで細やかな方なので、薔薇にも心血を注いておられるのでしょう。
枯れ葉一枚、雑草一本ありません。
「どうして薔薇を育てられようと思ったのですか?」とお尋ねすると
「庭が広かったので、庭木を植えるより安く植えられると思った。」と謙遜しておられました。
お聞きすると薔薇会の役をされたり、品評会に出品されたりしておられるそうです。
これが一番薔薇らしい薔薇だそうです。
「あと、三、四日たつと見ごろになる。」とのことでした。
でも、十分堪能させて頂きました。
日当たりのいい裏のお庭で丹精込めて育てられ、一番綺麗に咲き出すと家の前に出されます。
お礼に我が家の四つ葉のクローバーで作ったしおりをもらって頂きました。
「我が家のクローバー畑の四つ葉です。」と言って・・・😊
先日、撮影した五日後に家の前を通ると薔薇が見事に満開でした。
達人の言う通りでした。
慌てて、家にカメラを取りに行って撮影しました。