東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2019年3月9~10日 大谷大学TAT第26便/宮城県名取市・仙台市【視察・活動】

2019-04-03 11:44:17 | 活動日記

ブログの更新が遅くなってしまいました・・・。申し訳ありません。

大谷大学のTAT第26便の視察・活動です。

今回の日程は、TATが継続して活動を行っている仙台市若林区の久保田東集会所で行われました。活動当日は、仙台教区仏教青年会の皆さまにもご協力をいただきました。

初日9日は朝7時過ぎに東北別院到着し、まずはお参り。その後、東北別院本堂内で9日(当日)から始まった写真展「わすれなのひとみ」を一番乗りで観覧しました。写真展では、これまでの保養事業における子どもたちの写真を中心に、支援活動に携わっていただいたスタッフの写真も展示されていました。そこにはもちろん、大谷大学TATの写真も。教職員の方は「若いな…」とご自分の写真を眺めたり、すでに卒業してしまった学生を懐かしく思い出しておられました。学生の方々には、先輩のこれまでの活動をあらためて尊く感じる時間となりました。

 

朝食・休憩の後、仙台市荒浜地区と名取市閖上地区の視察を行いました。閖上地区の「閖上の記憶」では、語り部の佐々木清和さんからお話をお聞きしました。二日後に迎える3月11日を前に、関西のテレビ局や、新聞の取材もチラホラ。大谷大学の学生もインタビューを受けていました(詳しくは→▼産経新聞 -京都の大谷大生ら23人が閖上を訪問 語り部の話に耳傾ける-

視察後は、別院に戻ってきて昼食をとった後、別院で縁日の準備をする班と、翌日の活動場所である仙台市若林区今泉の久保田東集会所での事前準備班(買い出し、会場の準備)に分かれ、それぞれ活動を行いました。

翌日10日は、朝8時30分に5台の車に分乗し、別院を出発。久保田東集会所に到着後、準備を行いました。

久保田東集会所は、これまで大谷大学の皆さんが何度も活動をしていただいたニッペリア仮設の元自治会長さんにご紹介いただいた場所であり、久保田東地区やその周辺にニッペリア仮設にお住まいだった方がいらっしゃいます。顔なじみの方もたくさんいらっしゃる場所で、みなさんは大谷大学TATの再訪を大変楽しみにしておられました。

今回の炊出しメニューは、たこ飯、京風粕汁、焼き鳥です。
また、催しとしてミニ縁日(景品あり)、笑劇鑑賞会が行われました。

事前に町内会長や元ニッペリア仮設にお住まいだった方々にご協力いただいて、チラシを配っていただいたこともあり、配食開始の11時頃には、お年寄りから子どもたちまで多くの方が顔を出してくださいました。

 

今回の粕汁は、京都の老舗造り酒屋「佐々木酒造」さんの酒粕を使用。東本願寺ともゆかりのある酒屋さんで、俳優の佐々木蔵之介さんの御実家でも有名です。スタッフは佐々木酒造さんご提供の法被と前掛けに身を包み、「若旦那感」を目いっぱいカモシつつ、おいしく作り上げました。

  

たこ飯も最高の出来!炊飯器のスイッチの入れ方に少し苦戦しましたが、炊き上がってみれば…。言うことなしのおいしさです(おいしいとは言ってます)。焼き鳥は用意した450本を手際よく焼きあげました。

   

ミニ縁日では、集まった近所の子どもたちでワイワイ盛り上がりました。学生の皆さんが子どもたちに優しく、丁寧に接する姿がとても印象的でした。また、集会所内で行われた「笑劇鑑賞会」では、大きなスクリーンを使用して喜劇を上映。出演は「藤山寛美」だそうです。スタッフや学生には「?」の人もいましたが、鑑賞された年輩の方には大好評でありました。 

  

その後、午後2時ごろには活動を終え、後片付けを行い、集会所を後にしました。今回も活動に際しては、久保田東町内会の東海林会長に様々な面でサポートをしていただきました。ありがとうございました。

大谷大学の皆さんは、別院の後片付けを行い、夜8時頃に別院を出発し、翌日11日朝、大学に無事到着されました。

3月ということもあり、卒業式を控えた学生は今回で最後の活動になると寂しそうに語っていました。これまで、幾度となく東北に足を運んでいただいたこと、心より感謝申しあげます。みなさんが作り上げてきたものが、これからも新たな学生にバトンタッチされ、活動が継続されていくように願っておりますし、復興支援センターではそのサポートをこれからも最大限にさせていただきたいと思っております。

今回も、非常にタイトな日程の中で活動いただき、ありがとうございました。

なお、今回の活動の詳細は、下記の大谷大学TATのFacebookをご覧ください。
TAT Facebook⇒https://ja-jp.facebook.com/otani311/


今年も「勿忘の鐘」を開催します!この趣旨に賛同いただけるお一人おひとりが主催者です。ご賛同の連絡及びお勤めの仕方などの詳細は仙台教務所・東北別院まで。

2019-02-22 12:16:47 | お知らせ

 

 私たちの心に深く刻まれた「2011年3月11日」。 

 大津波によって全壊となった岩手県陸前高田市・本稱寺の佐々木隆道さんは、「忘れないでほしい」との願いを込めて、2012年3月11日午後2時46分、土中から発見された梵鐘を撞き、法要を勤められました。この思いを受けて、真宗大谷派仙台教区では、「この震災を心に刻み、犠牲者に思いを馳せ、今後も復興と支援の思いをつないでいきたい」という願いのもと、全国各地それぞれの場所で地震発生と同じ時刻に「勿忘の鐘」を撞き、法要を勤める呼びかけを続けております。

 東日本大震災から、今年で8回目を迎えます。

 本年も、震災の記憶を心に刻む機縁となることを願いまして、勿忘の鐘及び追弔法要をお勤めいたします。 

 なお、本年は勿忘の鐘・特別展と題しまして、写真家・児玉成一氏による写真展「わすれなのひとみ」を開催いたします。入場無料です。皆様のお越しをお待ちしております。

≪東北別院「勿忘の鐘・法要」≫  
日時:2019年3月11日(月)①勿忘の鐘  午後2時46分~ ②法要・法話  午後3時~
会場:東北別院本堂
※どなたでもお参りいただけます。お越しの際は、公共交通機関をご利用ください。

≪勿忘の鐘 特別展 児玉成一写真展「わすれなのひとみ」※入場無料≫
期間:2019年3月9日(土)~22日(金)午前10時から午後4時まで
会場:東北別院本堂 ※勿忘の鐘・法要中は、写真展のご観覧は休止といたします。

※勿忘の鐘および写真展の詳細及びポスターのダウンロードなどについては、真宗大谷派仙台教区のホームページをご覧ください→こちら


2019年1月22日~23日 災害ボランティアネット(東京教区茨城1組)/宮城県石巻市【活動】

2019-02-22 11:50:51 | 活動日記

災害ボランティアネットの石巻市での活動です。

雄勝水浜復興住宅の集会所「漁村センター」と、雄勝地区の仮設商店街「雄勝店こ屋街」でのラーメン&おでん炊き出しです。

活動の詳細は、下記のホームページまたはFacebookをご覧ください。

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2019年1月24~25日 東京教区同朋社会推進ネットワーク/福島県いわき市【活動・視察】

2019-02-08 12:11:27 | 活動日記

東京教区同朋社会推進ネットワークの活動です。

昨年までは、福島県いわき市好間応急仮設集会所で新年最初に「新年会」を開催しておりましたが、仮設住宅から復興公営住宅への転居に伴い、今年はいわき市内で応急仮設に住まわれていた方との交流会を行いました。

24日は、交流会前に復興公営住宅に住むNさんのお宅にお邪魔しました。そこには、毎年新年会にも来てくれていたH君が住んでいます。同朋ネットの皆さんは、小さいころからH君と交流があり、みなさん口を揃えて「大きくなったなあ…、そりゃ、こっちも歳をとるわけだな…」とおっしゃっていました(笑)

印象的であったのは、H君が自分の家族に「なんでこっち(復興公営住宅)に引っ越したの?むこう(仮設住宅)の方がよかったのに!勝手だなあ。」と言っていたことでした。H君は現在小学校5年。震災から8年を迎えようとしている今、人生の半分以上の時間を仮設住宅で過ごし、地域の方々に囲まれてすくすくと成長しました。仮設住宅は、そんな彼にとっては「仮」の住まいではなく、「家」だったのです。復興公営住宅はもちろん新築できれいですし、仮設住宅に比べると広くて、家族だけの空間も保つことができます。しかし、ご家族も話されていましたが、近隣の住民がどこに住んでいるということも分かってはいるが、顔を合わせる機会がほとんどなくなってしまったとのこと。また、集会所に来てくださるボランティアの方々も、その回数は少なくなりました。H君はそんな状況の中で寂しさを感じているようでした。

その後、いわき市内の居酒屋で行われた交流会でも、参加された好間応急仮設に住まわれていた方から、いろいろなお話を聞くことができました。「仮設住宅があった場所の方が、買い物する場所や学校も近くて生活しやすかった」「近隣の方と会う機会が本当に減ってしまい寂しい」など様々。新しい住居で生活は落ち着いても、7年という長い時間を過ごした仮設住宅でも思い出がたくさんでき、思い入れも強くなっていたことも事実です。

そんな言葉がたくさん出た交流会の終盤、参加者から「これからも、みんなが集まって交流できる場を皆さんには続けていただきたいと思います」という要望が出ました。東京教区同朋社会推進ネットワークでは、これまで活動をしてきた仮設住宅の解消にあたって、新たな入居先を任意でお知らせいただけるよう住民の方に「つながるハガキ」をお配りしてきました。今回の交流会もそのハガキでつながった方が大勢います。引き続き、たくさんの方に「つながるハガキ」を配布していくとともに、皆さんとの交流を絶やさず続けていけるように今後の計画を考えていきたいということでありました。

 

復興という言葉を聞けば、それは間違いなく進んでいくことが望まれるとも思いますが、被災された方の気持ちを置き去りにした復興は、果たして本当の復興となるのでしょうか。本当の復興を成し遂げるためには、その置き去りにされた気持ちを大切にケアしていく事が求められているのではないでしょうか。

まだ、終わっていません。これからが復興に向けた大事な時間になります。

復興支援のこれからの形を皆で真剣に考えていくことが必要です。

※同朋ネットのみなさんは、翌日25日は好間応急仮設跡地や転居先の団地などを視察され、帰られました。ありがとうございました。


2018年10月27~28日 大谷大学TAT第25便/宮城県仙台市・【視察・活動】

2018-10-30 15:56:31 | 活動日記

大谷大学のTAT第25便の視察・活動です。

今回の日程は、仙台市若林区の東六郷コミニュティセンターを会場に行われた『第2回ふるさと交流祭』にて活動を行いました。当日は仙台教区仏教青年会の皆さまにもご協力をいただきました。

この『ふるさと交流祭』は、六郷中学校の武道館と体育館に避難していた人たちの主な移転先、ニッペリア応急仮設に住んでいた皆さんが、仮設や地域との交流を図るために震災後に始めたお祭り、『ニッペリア祭り』が基になっています。 大谷大学TATも、これまでにニッペリア仮設住宅で活動を行っており、その繋がりの中で今回の祭りに際して「是非来てください」とのお声がかかり、参加することとなりました。交流祭は、大学生ボランティアや六郷すずめ踊り、お母ちゃんズによる豚汁など、仮設の頃から関わっている皆さんが、元ニッペリア自治会長で現在は二木町内会会長の阿部東悦さんをはじめとした自治会の皆さんの呼びかけで集まりました。

初日は朝7時30分に東北別院到着し、お参りと朝食・休憩の後、名取市閖上地区と仙台市荒浜地区の視察を行いました。閖上地区の「閖上の記憶」では、語りべの佐々木清和さんからお話をお聞きしました。

   

視察後は、別院に戻ってきて昼食をとった後、それぞれ買い出し、炊き出し、縁日の担当に分かれて翌日の活動準備を行いました。

  


翌日は、朝8時30分に5台の車に分乗し、別院を出発。東六郷コミュニティセンターに到着後、準備を行いました。

今回の炊出しメニューは、麻婆豆腐、焼きそば、焼き鳥、ポップコーンです。食数は200食。最近の炊き出しではなかなかない食数です。

準備が始まると、教職員・学生の皆さんも手際よく準備に入ります。焼き鳥750本、焼きそば約20㎏、麻婆豆腐約15ℓがどんどん調理されていきます。テントの中にいい匂いがプンプン。食欲がそそります。配食が開始になると、たくさんの方々がテントに来てくださり、飛ぶように無くなっていきます。焼きそばは、待ち時間ができるほど人気!!焼いていた学生も必死です。

     

また、縁日も開催しました。受け付けが始まるとたくさんの子どもが来てくれました。担当した学生さんも楽しそうに子どもたちに接していました。

    

作業中には、地元の方からずんだ餅や芋煮、塩おむすびなどの差し入れがありました。仙台名物にみな舌鼓…。

午後2時までの交流祭となりましたが、全ての料理は準備した分すべてが配食され、余りはありませんでした。教職員・学生の皆さんはフル回転で頑張っていただきました!!

    

活動後は後片付けをし、夜8時前に別院を出発し、翌日朝、大学に無事到着されました。今回も、非常にタイトな日程の中で活動いただき、ありがとうございました。

なお、今回の活動の詳細は、下記のFacebookをご覧ください。
TAT Facebook⇒https://ja-jp.facebook.com/otani311/


2018年10月18日〜19日 名古屋教区第2組/岩手県・宮城県【活動・視察】

2018-10-30 15:07:23 | 活動日記

名古屋教区第2組の災害ネットワーク研修・東日本大震災現地研修による本稱寺(陸前高田市)での活動と宮城県仙台市・名取市沿岸部の視察です。

名古屋教区第2組の災害ネットワーク研修は毎年この時期に岩手県陸前高田の本稱寺様を会場に活動を続けてこられ、今年度で5回目となりました。今回は6名の方にご参加いただきました(その他、仙台教区仏青より2名、現地復興支援センターより1名が参加しました。また、ちょうどその日が気仙組の定例法話会の会場が本稱寺であったため、講師であった仙台教区内寺院の僧侶の方1名にもご参加いただきました。)。

今年度は、新しくなった本稱寺様の本堂の台所と本堂の脇の場所を貸していただき、炊き出しを行いました。

18日は、まずは東北別院本堂にて開会式を行いました。開会式ではお勤めの後、名古屋教区第2組教化委員会の教化方針をみんなで拝読し、今回の活動の趣旨・理念をみんなで確認するところからスタートしました。

本稱寺様に到着後、炊出し準備がスタート。昨年は小雨が降り、意外と寒い状況でありましたが、今年はいい天気となりました!

今回のメニューは、五目御飯、豚汁、おでんです。おでんは、毎年恒例!名古屋特製の味噌だれにつけていただく名物おでん。

現地復興支援センターと仏青メンバーは焼き鳥を焼きました。そして、今年も三陸の海で獲れた脂ノリノリのサンマを差し入れいただきました。半分はお刺身で(参加者の方が捌いてくださいました)、そして半分はもちろん炭火で焼きました!炭火で網焼きをすると、サンマの皮がはがれてしまうため、落ち着いた火力でじっくりと火を入れなければならない難しさ…。本稱寺ご住職に丁寧に焼き方を教えていただきながら、何とか焼くことが出来ました。

     

そして懇親会がスタート。本稱寺本堂横の広間には本稱寺ご門徒の他、気仙組のご門徒の方も定例法話会に引き続き参加してくださいました。毎年開催しているため、名古屋第2組のメンバーもご門徒さんもほとんどが顔見知り。すでに名前を憶えている方がほとんどです。話も大いに盛り上がりました。おいしいご飯にお酒も進みました(笑)。

  

19日は、宿泊の大船渡から宮城県に戻り、名取市のゆりあげさいかい市場で昼食。その後に閖上の日和山とその周辺を散策しました。その後は仙台市若林区の沿岸へ。海楽寺様で前坊守様のお話を聞くことが出来ました(たまたま通りかかりにお声掛けしたところ、前坊守様が丁寧にご対応してくださいました。ありがとうございます)。お話のあとは、海楽寺様の目の前にある津波避難タワーを間近で見ることが出来ました。

   

その後は、すぐ近くの震災遺構荒浜小学校へ。スタッフの方のお話をお聞きし、震災の日のドキュメンタリー映像を見ました。何度見ても、その臨場感のある映像と証言に胸が締め付けられる思いです。

視察後は、仙台駅までお送りして日程が終了しました。

今回印象的だったのは本稱寺様での懇親会の際に、ご住職がお話された内容です。

今年は全国各地の自然災害で甚大な被害が多発しました。その被災地取材でテレビクルーに答える被災者の方たちが先ず言うことは「まさか自分の身にこのような災害が起こるとは夢にも思っていなかった。どれだけ大雨が降っていても、避難勧告などがでても、自分のところまでは来ないから大丈夫と思っていた」ということであったとのこと。その言葉を聞いて非常に残念に思ったそうです。

東日本大震災で被災した時、ご住職も「まさか自分には…」と同じことを思ったそうです。しかし、実際に津波が寺を襲い、自分も津波にのみ込まれた。そのような経験をしたからこそ、この7年半はそのことを全国から来るたくさんの方にお伝えし「災害は例外なく誰にでも起こりうる。だからこそ、被災地の声を聞いてほしいし、そのことが防災・減災の力になってほしいと願ってきた」とのことでした。しかしながら、それでも「まさか自分には」と思い、犠牲になる人が出てくる。そのことを思う時、震災から時間が経ち、東日本大震災の被災地の声は忘れられてきてしまっているのではないか、私たちの声はもう届かないのではないかと悲しくなったとご住職はおっしゃっていました。

明日、自分に災害が起こるかもしれません。このようなことを言うのは不謹慎でしょうか。不安を煽るだけでしょうか。本当にそうなるかもしれませんし、ならないかもしれません。それは正直わかりません。

しかしながら、災害に対して身も心も備えておくことで「自分の命を守ること」「大切な人の命を守ること」ができるかもしれません。それはすでに、東日本大震災で被災された方たちが私たちに叫び続け、教えてくださっています。

遅すぎでもなんでもありません。今こそ実際に被災した方たちの声に耳を向けなければならないと、改めて思う大切な機会でありました。


2018年10月4日 東京教区同朋社会推進ネットワーク/宮城県石巻市【活動】

2018-10-30 13:33:51 | 活動日記

東京教区同朋社会推進ネットワークが企画実施する東京教区ボランティア活動が、宮城県石巻市の市営小網倉浜復興住宅の集会所で活動を行いました。

 

東京教区は震災後、小網倉仮設住宅にて行われていた活動ですが、前回2016年12月からはその仮設住宅から多くの方が移り住まわれた市営復興住宅で活動をされています。そのため、顔見知りの住人の方が多く、「お久しぶりです!!お元気でしたか?」と笑顔で挨拶を交わしている姿がとても印象的でした。集会所の周りのほぼすべての住宅をまわり、交流会の宣伝をしたおかげか、時間になると多くの方が参加してくださいました。

メニューはすき焼きと揚げ物で、仙台仏青と復興支援センターで焼き鳥を提供させていただきました。集会所の中では机といすをセッティングし、すき焼きの準備が進められ、外では揚げ物と焼き鳥が順次つくられていきます。活動のたびにお手伝いをしてくださる住民の方は、今回も準備に参加いただき、おいしい揚げ物を調理くださいました。準備中には、元気な子供の姿も。おいおい、つまみ食いが多いな…(笑)。

   

開宴すると、ワイワイとみなさん楽しく会話をしながら、料理を召し上がっていただきました。震災から7年半が経過し、生活環境が年々大きく変わっていくなかで感じることやあの日の記憶、現在の生活のことなど、様々なお話をお聞きすることが出来ました。

参加者のある方がお話されました。「震災が起こったことによって、それまでは他人のために自分が何かをしようなんて一切思わなかったが、震災が起こってからは変わった。地域の方や周りの方のために何かをしたいと思うようになったし、そういうことに喜びを感じるようになった」とのことでした。

災害は身の回りに起こらないことを願うばかりですし、東日本大震災では、大切な人や家、財産など多くのものを奪われた方が大勢いるのも事実です。そのような方のすべてが、震災後、時間が経過する中で前向きにならなければならないということでは決してありませんが、たくさんの方とのつながりの中で、自分にできること、自分がやらなければならないことを考え、実践されている方も多くいらっしゃるということにあらためて頭が下がる思いでした。

 


大谷大学ボランティア活動参加者コメントの公開/第6回東北三教区子どものつどい

2018-09-25 11:36:21 | 活動日記

9月16~17日に開催された「第6回東北三教区子どものつどい」で活動いただいた大谷大学有志のボランティア活動-共に歩みたい-第24便の活動報告(facebook)及び参加者コメント(ブログ)が公開されましたので、お知らせします。

参加者の方々の感想を是非ご覧ください。

活動報告⇒東日本大震災復興支援 大谷大学TAT-共に歩み隊‐ facebook

参加者コメント⇒https://otani311.blogspot.com/p/blog-page_10.html


2018年7月26~29日 でらボラNAGOYA(北條チーム/名古屋教区)/福島県・宮城県【活動】

2018-09-25 11:08:41 | 活動日記

名古屋教区のでらボラNAGOYA(北條チーム)の福島県・宮城県での活動です。

今回の活動は、歌(ライブ)、紙芝居、交流会(炊出し)などを行いました。

26日は名古屋を出発し、福島県二本松市へ。

27日の午前は「工房地球村」(宮城県山元町)、午後からはNPO法人「ポラリス」(宮城県山元町)へ。夕方には南相馬市を経由し、浪江町を訪問。

28日は相馬野馬追を見に行きました。

29日は福島市北沢又の県営北沢又団地大和田集会所にて炊き出しを行いました。

活動の詳細は「でらボラNAGOYA」ホームページ掲載『でらボラNAGOYA通信 2018年9月号』をご覧ください。⇒こちらから

※ 「工房地球村」ホームページ
  ⇒http://kobo-chikyumura.com/

※ NPO法人「ポラリス」ホームページ
  ⇒http://polaris-yamamoto.com/


2018年7月17~20日 でらボラNAGOYA(チーム寺田/名古屋教区)/岩手県・宮城県【活動・視察】

2018-09-25 11:04:00 | 活動日記

名古屋教区のでらボラNAGOYA(チーム寺田)の活動です。

今回の活動は、岩手県陸前高田市の本稱寺様で呈茶、懇親会などを行ったほか、宮城県石巻市の旧大川小学校跡地の視察を行いました。

活動の詳細は「でらボラNAGOYA」ホームページ掲載『でらボラNAGOYA通信 2018年8月号』をご覧ください。⇒こちらから