ブログの更新が遅くなってしまいました・・・。申し訳ありません。
大谷大学のTAT第26便の視察・活動です。
今回の日程は、TATが継続して活動を行っている仙台市若林区の久保田東集会所で行われました。活動当日は、仙台教区仏教青年会の皆さまにもご協力をいただきました。
初日9日は朝7時過ぎに東北別院到着し、まずはお参り。その後、東北別院本堂内で9日(当日)から始まった写真展「わすれなのひとみ」を一番乗りで観覧しました。写真展では、これまでの保養事業における子どもたちの写真を中心に、支援活動に携わっていただいたスタッフの写真も展示されていました。そこにはもちろん、大谷大学TATの写真も。教職員の方は「若いな…」とご自分の写真を眺めたり、すでに卒業してしまった学生を懐かしく思い出しておられました。学生の方々には、先輩のこれまでの活動をあらためて尊く感じる時間となりました。
朝食・休憩の後、仙台市荒浜地区と名取市閖上地区の視察を行いました。閖上地区の「閖上の記憶」では、語り部の佐々木清和さんからお話をお聞きしました。二日後に迎える3月11日を前に、関西のテレビ局や、新聞の取材もチラホラ。大谷大学の学生もインタビューを受けていました(詳しくは→▼産経新聞 -京都の大谷大生ら23人が閖上を訪問 語り部の話に耳傾ける-
視察後は、別院に戻ってきて昼食をとった後、別院で縁日の準備をする班と、翌日の活動場所である仙台市若林区今泉の久保田東集会所での事前準備班(買い出し、会場の準備)に分かれ、それぞれ活動を行いました。
翌日10日は、朝8時30分に5台の車に分乗し、別院を出発。久保田東集会所に到着後、準備を行いました。
久保田東集会所は、これまで大谷大学の皆さんが何度も活動をしていただいたニッペリア仮設の元自治会長さんにご紹介いただいた場所であり、久保田東地区やその周辺にニッペリア仮設にお住まいだった方がいらっしゃいます。顔なじみの方もたくさんいらっしゃる場所で、みなさんは大谷大学TATの再訪を大変楽しみにしておられました。
今回の炊出しメニューは、たこ飯、京風粕汁、焼き鳥です。
また、催しとしてミニ縁日(景品あり)、笑劇鑑賞会が行われました。
事前に町内会長や元ニッペリア仮設にお住まいだった方々にご協力いただいて、チラシを配っていただいたこともあり、配食開始の11時頃には、お年寄りから子どもたちまで多くの方が顔を出してくださいました。
今回の粕汁は、京都の老舗造り酒屋「佐々木酒造」さんの酒粕を使用。東本願寺ともゆかりのある酒屋さんで、俳優の佐々木蔵之介さんの御実家でも有名です。スタッフは佐々木酒造さんご提供の法被と前掛けに身を包み、「若旦那感」を目いっぱいカモシつつ、おいしく作り上げました。
たこ飯も最高の出来!炊飯器のスイッチの入れ方に少し苦戦しましたが、炊き上がってみれば…。言うことなしのおいしさです(おいしいとは言ってます)。焼き鳥は用意した450本を手際よく焼きあげました。
ミニ縁日では、集まった近所の子どもたちでワイワイ盛り上がりました。学生の皆さんが子どもたちに優しく、丁寧に接する姿がとても印象的でした。また、集会所内で行われた「笑劇鑑賞会」では、大きなスクリーンを使用して喜劇を上映。出演は「藤山寛美」だそうです。スタッフや学生には「?」の人もいましたが、鑑賞された年輩の方には大好評でありました。
その後、午後2時ごろには活動を終え、後片付けを行い、集会所を後にしました。今回も活動に際しては、久保田東町内会の東海林会長に様々な面でサポートをしていただきました。ありがとうございました。
大谷大学の皆さんは、別院の後片付けを行い、夜8時頃に別院を出発し、翌日11日朝、大学に無事到着されました。
3月ということもあり、卒業式を控えた学生は今回で最後の活動になると寂しそうに語っていました。これまで、幾度となく東北に足を運んでいただいたこと、心より感謝申しあげます。みなさんが作り上げてきたものが、これからも新たな学生にバトンタッチされ、活動が継続されていくように願っておりますし、復興支援センターではそのサポートをこれからも最大限にさせていただきたいと思っております。
今回も、非常にタイトな日程の中で活動いただき、ありがとうございました。
なお、今回の活動の詳細は、下記の大谷大学TATのFacebookをご覧ください。
TAT Facebook⇒https://ja-jp.facebook.com/otani311/