東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2017年2月26日 高田教区有志会/宮城県石巻市【活動】

2017-02-28 18:32:22 | 活動日記

高田教区有志会の寄磯浜仮設での活動です。

今回のメニューは、豚汁、白ごはん、焼き鳥でした。

メンバーは、高田教区5名、金沢教区3名(内、2名は子ども)、合計8名での活動となりました。

高田教区からの参加者2名は初参加であり、1名は最近続けて参加している方の元上司、そしてもう1名は住職で、その方の父親が元仙台教務所長であり、もし父親が生きていれば東日本大震災が発生後、仙台教区に駆けつけていただろうと思われ、ご自身から参加を申し出られたそうです。

当日は前回と違い晴天で、準備・調理も順調に進みました。

配食終了後には、仙台教区の方と一緒に熊本教区の方が訪問されました。
熊本教区の方は、日本臨床宗教師会・東北大学実践宗教学寄附講座共同主催の「フォローアップ研修」に参加のため、仙台にいらっしゃったとのことでした。

熊本教区の方は、寄磯浜の方々と交流を深められ、仮設住宅で一泊なさられました。

東日本大震災を経験された方と熊本地震を経験された方、東北で支援活動する方と熊本で支援活動する方、立場はそれぞれですが、同じ場所に集い、語り合い、つながっていくことにより、更に支援の輪が広がっていくように感じました。

       


2017年2月16~19日 でらボラNAGOYA(北條チーム/名古屋教区)/福島県【活動】

2017-02-21 10:29:45 | 活動日記

名古屋教区のでらボラNAGOYA(北條チーム)の福島県での活動です。

17日夕方からは、大野台第7仮設での活動でした。

メニューは、キムチ鍋、カレー鍋、そして焼き鳥でした。

食事の中には、紙芝居や歌などもあり、集会所には笑い声が響いていました。

南相馬市の方が在住する大野台第7仮設は、今年3月末で自治会が解散し、お住まいであった方も自主再建された家や復興公営住宅に移り住んでいかれる予定であるとお聞きしました。

しかし、中にはまだ移転先が決まっていないという方もいらっしゃいました。

これまでボランティア活動で、何度も訪問させていただいた第7仮設が無くなるのは寂しい思いもありますが、皆さんがようやく仮設を出て、仮住まいではない自分の家で生活が始まることはうれしく思えました。

ですが、新しい住まいの地域での関係性づくり、移住者に対して地域住民からの辛い出来事もあるようで、仮設を出てもまだまだ課題や問題があるのだと思い知らされました。

お世話になった大野台第7仮設の解散式には、是非何か関わらせていただきたいと自治会長さんにお願いをし、今後もまた何かお手伝いをさせていただくご縁をつなぐことができればと思っています。

※その他の活動については、後日、写真などでお知らせしたいと思います、

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私たちが大野台で活動をお手伝いさせていただくのは、約1年ぶりでした。

今回、久しぶりに大野台を訪問したところ、津波の被害を受けた相馬市民が在住されていた第1から第4までの仮設が、既に更地または取り壊しの作業が行われておりました。

この仮設にお住まいであった方々は、既に復興公営住宅などで新たな生活を始められたようです。

地域により復興の進行状況は様々ですが、仮設が無くなっていく風景を見ると、少しずつではありますが復興が進んでいることを実感しました。

      

※下記の写真は、大野台第1~4仮設が建っていた場所です。

   


2017年2月14~15日 災害ボランティアネット(東京教区茨城1組)/宮城県石巻市【活動】

2017-02-16 16:24:00 | 活動日記

災害ボランティアネットの石巻市での活動です。

14日は雄勝森林団地仮設、15日は仮設飯野川校団地にてそれぞれ活動いただきました。

今回のメニューもラーメンとおでんでした。

仮設飯野川校団地の中学生は試験前ということもあり、集会所に来てくれた子どもたちはいつもより少ない状況でした。

集会所に来られた方のお一人が、私はボランティアに来られた時は必ず参加しており皆勤賞なんだと。
震災から3年ぐらい過ぎた頃から自分はもう「被災者」だと思っていないし、災害ボランティアネットの皆さんとは「被災者」と「ボランティア」という関係を超えたお付き合いをさせてもらっているというお言葉が印象に残りました。

仮設住宅に在住の方の中では、これから家を建て初め、夏頃には仮設住宅から引っ越しをするというお話もお聞きしましたが、仮設に残られているほとんどの方が、来年初旬に完成予定の復興公営住宅に入居予定です。

     


2017年1月30~31日 名古屋教区災害ネットワーク研修会/福島県【研修】

2017-02-06 14:18:32 | 活動日記

名古屋教区教化委員会都市教化部門主催による災害ネットワーク研修会(現地研修会)です。

名古屋教区では、教区教化テーマ「不安に立つ」の具体的な実践として震災後、毎年「現地研修会」を展開されております。
今回は、福島県内を視察し、被災された正福寺(双葉町)の坊守さんのお話をはじめ、相馬市の漁協関係者の方や同朋幼稚園(二本松市)の卒園生保護者の方々との交流を通して、「共なる社会の実現」に取り組むという趣旨のもと、『「たすけてください」から5年半。もう一度 聞こう福島の声』というテーマで研修会が実施されました。

また、この現地研修会に先立ち、名古屋教務所において真行寺(二本松市)住職の佐々木道範さんのお話を聞く事前研修会が開催されました。

今回の参加者は、名古屋教務所の所員、名古屋別院の職員を含め、31名でした。

初日、福島県郡山駅で集合、貸切大型バスで移動し、須賀川市にある正福寺仮本堂を訪問・参拝しました。

正福寺の坊守さんからは、震災直後の状況、お寺が運営する双葉保育園の対応、避難生活、仮本堂を設置するまでのご苦労や門徒さん方との関係などについてお話をお聞きしました。

その後、二本松市に移動し、真行寺で同朋幼稚園卒園生の保護者など3名の方から、震災後のそれぞれの辛く苦しい判断、家庭のこと、周辺の方々との状況など、他人に語りたくないようなことまでお話をいただきました。

夕方からは、お話いただいた方々や名古屋教区で行われている保養事業に参加したことのあるお子さんとその親御さんにも参加いただいての交流会(懇親会)が行われ、その日は二本松市に宿泊しました。

翌日、二本松市を出発し、仙台教務所の木ノ下嘱託のお話・説明を聞きながら、飯館村、南相馬市小高地区、浪江町を視察し、相馬市に移動し、昼食を食べました。

昼食後、相馬市観光協会の語りべの方のご案内で、鎮魂祈念館などを視察し、磯部水産加工所で相馬双葉漁協組合の方から震災後から現在までの取り組みについてお話をお聞きしました。

その後、仙台駅で解散となり、皆さんお帰りになられました。

また、この現地研修会後、2月22日に再び佐々木道範さんを講師に迎え、ふりかえり学習会が名古屋教務所で行われる予定となっております。