高田教区有志会による石巻の寄磯浜仮設住宅での活動です。今回は、前日より活動に訪れている大阪大谷大学の学生と、仙台仏青のメンバーの方にも一緒に活動いただきました。高田有志会8名、大阪大谷大学6名、仙台仏青2名、仙台駅東口近くにある焼肉店の方2名、現地復興支援センター(仙台教務所)から4名、長浜から念珠づくりのスペシャリストが1名の参加となり、大変賑やかな活動となりました。
今回のメニューは、カレー、焼き鳥でした。
台風一過ですっきりとした天候の中、準備がスタート。高田有志会はさすがの手際でカレーの仕込みを始めます。焼き鳥チームには今回初参加の大阪大谷大学学生が加わりました。炭をおこした経験がない彼らには、仙台仏青のメンバーと現地復興支援センタースタッフが丁寧に炭おこしをレクチャーしました。
また、調理が始まるまでの間、学生たちには腕輪念珠づくりを体験してもらいました。長浜から来られた職人の説明はとてもわかりやすい!学生のみなさんは真剣に集中して、楽しみながら念珠づくりを行いました。器用な学生は普通のお念珠づくりにも挑戦しました。また、作業中には、この念珠づくりが被災地での活動の中で展開されてきたその経緯やたくさんの方に喜んでいただいたことについてもお話いただきました。
その後、本格的に調理がスタート。カレーの調理場からはいい匂いが漂ってきます。焼き鳥も学生のみなさんと仏青メンバーによって600本を焼いていきました。また、焼き肉店からの参加の方には、大変美味しいお肉を炭でその場で焼いていただきました。
炊き出し中には、地元の方が大きな鮭を使って「ちゃんちゃん焼き」を作ってくださいました。これがまた、絶品!!
炊き出し後は、片付けの間まで、地元の方とゆっくりお話をしながら時間を過ごしました。
今回、活動した石巻寄磯浜の仮設住宅は、震災直後の2011年から高田教区有志会が継続して活動を行ってきた場所です。その仮設住宅も閉鎖することが決定しており、この仮設住宅でのこのような活動も今回が最後ということになりました。ですが、高田教区有志会のメンバーは年内に一度会いに来たいと、再会を誓い合っておりました。
大阪大谷大学の学生のみなさんは、色々と感じることがあったようです。不安や迷いを初めは抱きながら参加した学生もいたと思いますが、地元の方との交流はもちろんのこと、継続して活動をしてこられた高田教区有志会の姿に何を思ったのでしょうか。それをまた、たくさんの方に伝えて行ってほしいなと思う一日でありました。