東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2019年8月31日~9月1日 大谷大学TAT第27便/宮城県仙台市・名取市【活動・視察】

2019-09-05 17:24:37 | 活動日記

大谷大学のTAT第27便の視察・活動です。

今回の日程は、いつものTATの活動とは少し日程が違います。今回は、仙台教区教化委員会青少幼年部保養班が主催する保養事業「そうだ!コテージに泊まろう。」への加勢をメインの活動として、その他仙台市沿岸部の視察などを行いました。活動当日は、仙台教区仏教青年会の方にもご協力をいただきました。

初日31日は朝7時過ぎに東北別院到着。お参りをし、朝食・休憩の後に、午前中に炊き出しの準備を行いました。今回のメニューは「おにぎり」と「豚汁」です。メニュー決定のいきさつは、TAT関係者の「汁での締めの一杯がたまらんのや…」の一言だそうです(笑)。

また、今回の企画に参加する子どもたちのために、縁日の準備をしてくださいました。

準備を終え、別院で昼食をとった後、会場である秋保木の家に向けて5台の車に分乗して出発。途中、買い出しを行いながら向かいました。

到着後には荷物の搬入。この搬入がまた…めちゃくちゃしんどいのです!!入口からリアカーで荷物を小分けにして運んでいくのですが、まあとにかく重たい…。学生の若いパワーに頼りきりましたが、学生さんもみんな汗だくになりました。

参加申込されたご家族が続々と到着される中、炊き出しが始まりました。大釜「まかないくん」とガス炊飯器の扱いは慣れたものです。着々と準備が進む中で突如ハプニング。2台の炊飯器の内の1台がモーレツに噴きこぼれ始めました。誰も手出しできず…。結果的には問題なくご飯が炊きあがりました。よかった。

  

支援センター及び保養班ではBBQコンロで焼き鳥・フランクフルトをメインで焼き、途中に牛タンやホルモン、焼きそば、野菜炒めなどコンロを駆使したメニューを提供。

 

午後6時にはご家族へ配食をスタート。たくさん召し上がっていただきました。

  

その間にも、TATの学生の皆さんが準備してくれた縁日には子どもたちが集まり、元気いっぱい遊びました。子どもたちの笑い声を聞きながら、大人たちはそれぞれ少し?のお酒と居酒屋メニューを食べながら楽しく語らいました。クライマックスは手持ち花火!夏の終わりに、大変楽しい夜を過ごしました。

   

翌日は、朝から帰り支度を行いながら、TATとスタッフの朝食の準備を教職員の方々が行ってくださいました。前日の豚汁とおにぎり、当初用意していたスクランブルエッグとウインナーのほか、大谷大学の先生の東北のお知り合いの方がコテージに差し入れしてくださった新鮮なアスパラと甘い桃が追加されました。アスパラは軽く炒めていただきましたが、柔らかいしみずみずしい!桃は触感シャリシャリの大変甘い桃でした。おいしくいただきました。

さあ、撤収作業。搬入同様、リアカーで坂道を登ります。…学生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

別院に戻り、片付けをし、昼食を食べた後に午後から被災地の視察を行いました。はじめに、名取市の「閖上の記憶」へ。閖上中学校遺族会代表の丹野祐子さんからお話をお聞きしました。その後は、仙台市荒浜の震災遺構荒浜小学校へ。こちらでも展示物と映像資料をじっくりと視察しました。

  

視察後は東北別院に戻り、各自清掃と自由時間の後、夜8時頃に別院を出発し、京都へ戻られました(翌日2日朝、大学に無事到着されました)。

学生は夏休み中のようですが、教職員のみなさんはそのまま職場に出勤されたとのこと。27便となる今回も、活動当初に掲げていた「授業も仕事も休まない!」。が守られていることに、改めて頭が下がりました。

今回も、非常にタイトな日程の中で活動いただき、ありがとうございました。

なお、今回の活動の詳細は、下記の大谷大学TATのFacebookをご覧ください。
TAT Facebook⇒https://ja-jp.facebook.com/otani311/