バス・船舶硬券切符ジャーナル 本編

主として民営バス・船舶・ケーブル等、普通の鉄道以外の古い硬券切符情報です。

硬券追究0290 中紀バス

2024年01月02日 | 硬券追究

新年おめでとうございます。

本年も細々の更新ながらになりますが、
宜しくお願い申し上げます。

 

 

中紀バス

昭和8年に由良自動車商会が開始され、戦時には南海バスに統合。
昭和29年に分離して、中紀バスになっています。


国鉄連絡のものを、まま見かけます。


昭和54年 A型硬券 青TTD地紋 一般式  国鉄連絡運輸 由良町

この様式では色違いで、昭和末期のものも拝見していますので、
JR時代にも、またがっていたかも知れません。

由良町は、紀勢本線の紀伊由良から由良町の中心街に入ったバス駅です。


昭和? A型硬券 青TTD地紋 一般式  国鉄?連絡運輸 由良町

これが、上と同じながら赤色の券でした。

 


昭和? A型硬券 赤TTD地紋 往復券  国鉄連絡運輸 白崎

白崎というバス駅もあり、ここも連絡の指定駅だったようです。
運賃からみて、最上段の券よりも時期は後のような感じです。
廃札だったのでしょうか。

 


昭和35年 A型硬券 赤TTD地紋 3等 一般式  国鉄連絡運輸 由良町

これは3等様式時代の券。
長距離のものや、都区内ゆきの常備の硬券も存在していたかも知れませんが、
あまり存じません。

 

また、ここの自社路線内だけのものやB型硬券をまだ当方は拝見しておりません。


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硬券追究0289 太湖汽船

2023年12月02日 | 硬券追究

太湖汽船

そろそろ沿革なども最低限に略します。
私の調べた(色んな企業体)時期も古く、信憑性も不透明だと
思われますので・・・

明治15年、初代の太湖汽船が設立されています。
昭和2年に合併により琵琶湖鉄道汽船となり、航路は湖南汽船へ渡されました。
後に太湖汽船になりますが、それは初代の会社とは別系統のものです。

 


大正3年 硬券 無地紋 一般式風 並等 右書き

A型硬券と比べると、横が短いものでした。

船種・種別で色が入るなどバリエーションがあるようです。

 

あと、これは古く、太湖汽船のものかどうかも不詳ですが、


明治?18年 準硬券 無地紋 汽船往復優待券

これは、全体的に大きめのもので、硬券とも半硬券ともいえる厚さです。
(私の中では半硬券の部類です)

 

エドモンソン型に沿っていないものは、どうも特段興味が湧いて来ないのであります。

 

 

 


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硬券追究0288 鈴吉汽船

2023年11月03日 | 硬券追究

鈴吉汽船

大正末年以降に、石巻山西運輸を継いで金華山への航路を開始したようです。

(参考文献:女川町誌 令和5年に確認)

会社のその後の経過は全く存知ません。

 

こちらも国鉄連絡運輸をしていた時期があったことは確認しています。

 

硬券資料は非常に乏しく

 


昭和42年 B型硬券 黄地紋 一般式 2等

これしかご紹介できません~。

色褪せて見にくいですが地紋はあります。

社名は裏に入っていました。

当時の航路は石巻~鮎川~金華山という経路であったようです。


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硬券追究0287 新津市鉄道資料館

2023年10月01日 | 硬券追究

新津市鉄道資料館

昭和58年に当時の新津市の鉄道文化を伝るため、鉄道病院分室跡に
開設されました。
平成10年には鉄道学園跡の公民館の別棟に移されています。
しかし資料館が市街から離れていたこともあり、
平成25年に新津駅中サテライトが開設され、こちらは無料で展示物を
見学できるらしいです。
資料館全体として入館者数は順調となったようです。

平成17年の行政編入により、現在は新潟市新津鉄道資料館となっています。

 


時期不詳(平成前期か) 硬券 灰地紋  入館券 200円時代

 

今は本館の入館料は300円でしょうか。

左側に報告片があったようで、ほぼA型のサイズになっていますが、元はもっと横長の
はずでした。

「資料館ゆき」っていうのが良いですね。


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硬券追究0286 川島商会

2023年09月02日 | 硬券追究

川島商会

長らく詳細は全く存じませんでした・・・。
千葉県の両総観光(川島社長)の前身かと考えています。
「戦前の木炭での川島商会の路線バスが起源」なる記事を
前に拝見したことがありましたので、地域的、名称とも合います。

現在は両総グランドサービスという事業者のようで、貸切バス、
特定バスが運行されているようです。

(参考文献:千葉県山武市商工会誌 2020年)

 


両総観光は、その一部署ということになるのでしょうか。
地域の離れた当方には判りかねます。

 


大正? A型硬券 無地紋 右書き 赤刷 地図式? 川島バス無料乗車券

 

合資会社川島商会横芝支店とあります。

無料券なのは、優待モノでしょうか。

地名などを追っていくと、九十九里浜に近い部分にあたりそうです。

最初は沿革も何も分からずでした。
今も自信がなく記事を書いています。素人の道楽、お察しをお願いします。

 


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