鉢形城は、戦国時代の城跡。深沢川が荒川に合流する付近の谷を刻む断崖上の天然の要害にあり現在は国の史跡に指定されています。
鉢形城公園として整備され、園内には鉢形城歴史館が建てられ、往時の姿を紹介しています。(入館料200円)
築城は、1476年関東管領山内上杉氏の家臣長尾景春と伝えられ、その後小田原の北条氏邦によって整備され後北条氏の上野国支配の拠点となりました。
鉢形城は戦略上の重要性から、各地の戦国大名の攻防の場となっており、武田信玄の攻撃や上杉謙信が城下に火を放ったりしていたとか。
1590年の豊臣秀吉による「小田原攻め」に際し、豊臣軍の5万の大軍に囲まれ、氏邦は3500の兵で籠城したがついに1カ月で陥落。
後北条氏滅亡とともに廃城となってしましました。
関東地方に所在する戦国時代の城郭としては比較的きれいに残された城の一つと言われ1932年(昭和9年)に国の史跡に指定されました。
2006年(平成18年)には、日本100名城(18番)に認定されました。
<今回は深沢川の西側です。>
二の曲輪、三の曲輪間の堀と畝
三の曲輪と復元四脚門
秩父曲輪から眼下の荒川を望む
櫓台周辺の空堀
馬出から逸見曲輪方面
鉢形城を護る自然の要害・深沢川
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