人形の町鴻巣は岩槻と並んで節句人形の制作・販売が盛んな街で、鴻巣人形は380年の歴史があります。
節句人形は江戸の中期から現在のような豪華さを見せ始め、鴻巣はその頃より「鴻巣びな」として有名で関東三大雛市」の一つに数えられていたところでした。
とくに着物の着付けでは関東一と評判で、江戸の職人たちは競って鴻巣に修行にやってきたそうです。
明治になっても「鴻巣びな」の制作は盛んで埼玉県営業便覧(明治35年発行)によると、「人形業者30軒、職人300人」という記録が盛況ぶりを伝えています。
江戸期から連綿とつづく「鴻巣びな」の伝統を今に伝える店が人形町(地名)に点在しています。
そんな鴻巣市で「雛人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」が見られます。
市役所庁舎ホールに飾られたひな壇は、2011年の記録では30段6.7mでしたが、今年はさらに1段追加され31段になったそうです。2階の天井に到達してしまいます。
他にも正面玄関上、内階段、土・日曜のみの庁舎正面、エルミ会場(駅前SC)にも飾りつけされていて見ごたえがあります。
<市役所庁舎> こちらには四角錐の日本一のひな壇と内階段ひな壇や御殿雛などがあります。
<エルミ会場> こちらは五角錐のひな壇です。
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