風まかせ~

自分で歩いて得た季節のきまぐれ情報です。気が向いたときに写真付きで時々出します。

旧中山道・上尾宿

2011-09-13 | ぶらぶら散歩

上尾宿は江戸から約10里、中山道5番目の宿場で日本橋を7つ立ちすると最初の泊まりが上尾宿といわれ旅籠の数は多かったが安政7年の大火とその後の火災で建物はほとんど消失してしまい、往時の面影を残すものは少ない。

JR高崎線宮原駅から、平行して走る旧中山道を北上すると間もなく加茂神社が右手にあります。
旧大宮市宮原町にあり境内にある由緒書きによると、創建は文化7ともいわれ年徳川幕府によって作られた新編武蔵風土記に「加茂社、加茂宮村の鎮守にて社辺に古杉数株あり。土地の様旧社とみゆれど勧請の年代詳かならず」と記され、社前にある石灯籠にも宝暦3年4月、弘化2年12月、文政10年8月と刻まれたものがあり、かなり旧いものであることがわかります。
  

上尾市に入るとバス停「馬喰新田」近くに庚申塔があります。この庚申塔は寛政12年造立で道標も兼ねていて「是より秋葉・・・・川越へ三里」の表記があり、前面には武州足立郡馬喰新田が刻まれています。(郡は刀を3つ重ねた文字)


上尾陸橋を過ぎると愛宕神社があります。この神社は他の場所から現在地にうつされたものでここにも庚申塔(享保7年造立)が珍しく屋根付きであります。
  

上尾駅近く丸広百貨店横に氷川鍬神社があります。通称「お鍬さま」とよばれ上尾宿の鎮守です。長くお鍬大神宮と呼ばれていましたが明治41年上尾村総鎮守の氷川神社から女体社を合祀し、現社号となりました。
境内には、朱子と菅原道真公を祀った二賢堂跡と聖徳太子像の碑などがあります。
   

神社前から駅前交差点には宿場であったことが分かるように案内が設置してあった。この周辺は本陣、副本陣等の主要な施設があったところでしたが現在その面影はまったく見られません。
   

駅前を通過し上尾バス停を過ぎた交差点の煙草屋の前にも郵便ポストと並んで庚申塔がありました。上尾にはこの他にもたくさんの庚申塔があります。


緑が丘交差点には中山道彩の国平成の道標がたっています。屋根の上に鐘馗様がのっています。これは火事が頻発したことにより反対側の家の鬼瓦と対峙して火事除けとしたもので中山道では上尾宿特有のものだそうです。
 


次回は桶川宿を予定しています。



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