セイタカアワダチソウ
空地や荒れ地でよく見かけるお馴染みのキク科の雑草です。凄まじい勢いで生えてくる厄介者といったイメージの草ですが実は薬草として用いることが出来るようです。
花はハーブとして利用され体内の毒素を排出してくれる作用があるため肌にもよくアトピー性皮膚炎を改善するといわれています。秋の花粉症の原因となるブタクサに似ていることからアレルギーや喘息を引き起こすのではないかと誤解されることも多いのですがセイタカアワダチソウはハチ等の虫によって受粉する虫媒花で風で花粉が飛んで受粉する風媒花ではありません。花粉も比較的重く飛びにくいため花粉症とは無関係といわれています。黄色い花が咲く直前の蕾の状態のときには入浴剤にするといいそうです。
セイタカアワダチソウを大分誤解していましたが役に立つ草だということを知りました。
アレチウリ
ウリ科の大形つる性植物です。北米原産で日本では本州以南で特定外来生物に指定されています。また日本生態学会によって「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されている厄介者です。
8~9月に花を咲かせ白い棘に覆われた実が生ります。繁殖力が凄まじく1株当たり25000個以上の実をつけていた例もあるそうです。果実は長くて鋭い棘が密生し金平糖のような形に固まって結実します。実には苦さや渋みが有り食用には適しません。蔓の様に巻き付きながら高木をも覆いつくして枯死させてしまう成長・繁殖力が強いこと、根が残ると再生することから「周りの固有在来種が根こそぎ駆逐されてしまう恐れがある」として2006年に駆除すべき特定外来生物に指定されました。
今、荒川の河川敷では駆除が追い付かず至る所で繁殖し辺り一面を覆いつくしています。
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