明日は夏至になります。我が家の庭先の一株のラベンダーも満開になってきました。そのラベンダーの花の蜜を求めてミツバチなどが沢山飛来してきます。その飛来者にツマグロヒョウモンとアオスジアゲハも混じっていました。
ツマグロヒョウモンはタテハチョウ科の蝶で国内では関東以南の本州~沖縄にかけて、国外では熱帯~温帯に広く分布しています。オスの̪翅羽は「ヒョウモン」の名のようにだいだい色に斑の黒点模様が付いていますがメスの翅羽は「ツマグロ」という名の通り前翅(2枚に分かれている羽の前の方)表面の半分が紫黒色でその中に大きな白点がありひときわ目立ちます。これはオスの蝶です。
アオスジアゲハはアゲハ科の蝶で都市周辺でもよく見られます。翅は黒色で前翅と後翅に青緑色の帯が貫いています。この帯には鱗粉は無く鮮やかなパステルカラーに透き通っています。ごくまれに青帯をまったく欠く変異個体が発見されることがある様です。
翅班は雌雄ともよく似ているため、この同定は姿形では難しいので生殖器で判断するようです。南方を起源とする蝶なので本州以南に生息分布が広がり中部以北ではそれほど多くなく東北南部あたりが北限とされ北海道にはいません。
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