80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

巨大化する組体操

2015-10-10 17:40:33 | 最近の出来事
NHK テレビ 週間ニュース深読み

巨大化する“組体操”よりの抜粋

NHKに残っていた昭和12年の組体操の映像(広島)

5段のピラミッドから始まった。

次の映像は、80年後、先月8月27日、大阪八尾市の

中学校の10段ぐらいの組体操が一気に崩れ落ち、一人

が右腕を骨折、5人が軽い怪我を追ったというもの。

校長先生

“完成した時には何物にも変えがたい喜びがあった。

怪我に対する認識が甘くなっていた”と反省の弁。

最近の統計によると、ここ数年、全国で毎年約8500件以上

の大小さまざまな組体操による事故が発生し続けていて、

そのうち、約2200件以上が骨折事故、中には耳が聞こえ

にくくなったという事例も報告されているという。

10段では7メートルの高さになり、一番下の子に掛かる負荷

は一人約200kgにもなるという専門家の話。

それでも、中には11段に挑戦する中学校も出てきた。

大阪市では何段以下でなければいけないという規則を設けた。

番組で7メートルの高さはこんなものという意味で、天井近く

から写した映像が放映されたが、それでは、司会の小野さんが

豆粒のように見えた。しかし、本当は7メートルにしたかったが、

6メートルの高さにまでしかできなかったということであった。

ツイッターのある方が、

“先生や大人もその高さから飛び降りて見ろよ。

 子供は猫じゃないんだ”と。

 怪我で済んでいたのは幸いだったかもしれません。

 日本では、作業場所での事故などでも、怪我ではお偉いさんが

 勢ぞろいして、頭を下げておられるお姿は拝見しますが、

 亡くなる方が出ないと、なかなか本気で改善されないような

 気がしておりますが、皆さまはどう思われますでしょうか?

 建設現場では2メートル越えのときにはフェンスかなにか

 建てなければいけないそうですが、7メートル越えで、さらに

 高くしようという学校もあるということです。

 先生方が周りを固めていざという時に備えておられるのがいい

 というご意見もありましたが、先生方がそのときに何とかできる

 なんて 到底考えられません。

 そうなると、もはや体育ではなく、サーカスではないかという

 ご意見もあり、5段でも結構きついというお話もありました。

 最高にきついからこそ達成感が出るのじゃないかという方も

 おられましたが、そうなると、もはや体育ではないという方も。

 大人の押し付けでなく子供さんの意見も聞いてみることも大事だ

 というご意見もありましたが、大人が判断してこんな危険なことを

 されていて、組体操は仲間を信じる気持ちや自己肯定感を育くむの

 に必要という先生の方からのお話もあった中で、誘導的な前説を

 されることは全くないとは言えませんし、子供さんの意見で、

 やろうと決めたからやったといえば、大人の責任は免れると思

 いますが、子供さんに危険の判断ができるか、また、そう思った

 子供さんが居たとしても、意見を言えるか、言ったとしても、

 取り上げられるかどうか疑問に思います。

 組体操をやめろというわけではないのですが、なんといっても

 10段は危険だと思います。

 怪我ですまなくなったらどうしますか? 


 組み体操をするために子供達は訓練を受けてこなかったし、

 子供によって体力が違うということもあると。

 見ていて感動的というのは分かりますが、なすところなく

 崩れて死傷者が多数出たらと考えなくていいんでしょうか? 

 合唱とか他のことでも一体感その他できるはず。

 組体操だけがいいのではなく、組み体操はいいけれども、

 あまりにも高くなり続けることは大変危険でだと思っていますが? 


 2200人もの怪我人が毎年出ていても それでも、より高く

 するのはご自分やご自分のお子供さんは大丈夫と思っている

 勝手な大人の思い込みではないのでしょうか?

 
 
 最悪の場合、死傷者が出るかもというのは、私の考えです。

 年寄りの考えすぎでしょうか?