JR東日本などは31日、世界的な半導体不足の影響を受け、交通系ICカードのSuica(スイカ)とPASMO(パスモ)の記名式カードの販売を8月2日から一時中止すると明らかにした。カードに内蔵するICチップの入手が難しくなっており、無記名式カードの販売は6月からすでに休止していた。 JR東日本などによると、スイカ定期券の新規発売や紛失時の再発行サービスなどは継続する。5月27日にスイカのサービス対象となった青森、盛岡、秋田の各エリアも販売を続けるという。一方、インバウンド(訪日外国人観光客)向けカードは販売を継続するものの、1人1枚と発売枚数を制限する。 JR東日本などは「カード製造メーカーと今後の製造計画の協議を継続しているが、現時点では不透明な状況」としている。
産経新聞
中国メディアの環球時報はこのほど、ドイツのエアランゲン・ニュルンベルク大学が公費で派遣される博士課程の中国人留学生の受け入れを拒否する話題を取り上げた。 エアランゲン・ニュルンベルク大学は18日、全職員に電子メールを送り、「大学における科学分野のスパイ活動のリスクを低減するため、本学は中国国家留学基金管理委員会(CSC)の奨学生についての協力を、別途通知するまで一時停止する」と伝えた。同大学のホーネガー学長は27日、取材に対して、一部のドイツの商品や研究内容について、安全保障に関わる重要な分野などで他国にむやみに伝えるべきではないと述べた。 ドイツ紙「南ドイツ新聞」は27日付で、同大学広報担当者も、今後は中国政府の奨学金を受けて博士号取得を目指す中国人留学生を受け入れないと説明したと伝えた。ただし公報担当者は、すでに博士号を取得している場合や書面で招待を受けている中国人は影響を受けず、「民主主義制度側から評価されている機関」から資金援助を受けている中国人学生は制限を課されず、中国出身の学部学生や修士課程の学生も影響を受けないと述べたという。 同件について、ウィーン大学東アジア研究のシュタインハート准教授は、エアランゲン・ニュルンベルク大学の決定は「中国の基本的な現実に対する根本的な把握の欠如を浮き彫りにした」との見方を示した。同氏はツイッターを通じて、「帰国条項を除けば、CSCの資金援助を受けている学生とドイツ学術交流センターの資金援助を受けている学生に違いはほとんどない」と指摘した。
(翻訳・編集/如月隼人) Record China
7月の国内新車販売台数は前年同月比8・5%増の37万9053台となり、11か月連続で前年実績を上回った。車載用半導体不足の緩和で各社の生産台数が回復し、人気車種を中心に販売台数の増加につながった。 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日、発表した。 読売新聞
海上自衛隊が試験運用を始めた大型無人機「シーガーディアン」
海上自衛隊が試験運用を始めた大型無人航空機「シーガーディアン」(MQ9B)が21日、初めて公開され、青森県八戸市の八戸航空基地へ向かった。中国やロシアが艦艇の活動を活発化させる中、防衛省は従来の哨戒機による警戒監視任務を無人機で代替可能か検証中だ。基地では無人機を操るオペレーション室に初めて記者が入った。戦闘のあり方を変える「ゲームチェンジャー」とされる無人機の舞台裏をのぞいた。 八戸航空基地の一角、格納庫内の一室でオペレーターの外国人女性がモニター画面に向かってマウスを動かしている。見学時、室内の様子は撮影が禁止された。画面に映し出された三陸沖の地図上の無人機を示すマークが少しずつ移動している。レーダーの範囲を示す扇形の中に入った青い三角形の印をクリックすると、別のモニター画面に海上を進む貨物船が映った。 その鮮明さに驚いた。船の甲板の端に手すりが付いている様子や、船の後ろになびく白波までくっきりと分かる。後部に「TOKYO」と書かれた船籍港の文字も判別できる。映像は無人機から15キロ以上先の船のものだという。 「富士山の頂上から山麓を走る車の車種が分かるくらいは見えます」 詳細は明かせないとしつつも、海自隊員はこう例えて説明してくれた。その後も女性は、区分けされた別室で無人機を操作する操縦士らと無線で話しながら、モニターの画面を周辺の船に次々と切り替えていった。 英語で「海の守護神」を意味するシーガーディアンは米ジェネラル・アトミクス社製で全長11・8メートル、幅24メートル。航続距離はフィリピンまで届く約4300キロ、航続時間は24時間に及ぶ。レーダーで船影を捉え、360度撮影可能な高性能カメラと赤外線カメラで目標物の映像をオペレーション室に伝送する。 警戒監視は哨戒機による監視員の「人の目」が大きな役割を果たしてきた。目視でも10~20キロ先の船を見つけることはできる。だが、不審な点を確認するために高度1千メートルから150~300メートルへの接近降下を繰り返さなければならない。シーガーディアンならばクリック一つだ。 哨戒機は潜水艦を見つけられる対潜能力がある。ただ、それすら将来的には人工知能(AI)を搭載した無人機が代替する可能性もある。 「ついにここまで来たかと思った」。哨戒機パイロット出身の基地幹部は初めてシーガーディアンを見たときの衝撃をこう話す。 現在は契約先企業の所有機を使用し、米国企業が運用を行う。海自は来年9月までに計2千時間の試験飛行を行い、どこまで哨戒機の任務を代替できるかを見極めるという。 「それでも必要な場面で有人機が出動するのは脅威への対抗という国家の意思を示す意味がある」と基地幹部は続ける。無人機担当部隊のマークには相手をにらむような目が特徴の鳥「ハシビロコウ」があしらわれている。「機械の目」と「人の目」を使いこなして中露艦艇に「にらみ」を利かせてもらいたい。
(市岡豊大、写真も) 産経新聞
東京電力パワーグリッドによると、1日午後1時49分現在、東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県の計約1万4710軒で停電が発生している。
読売新聞
31日午後2時頃、愛知県豊田市内の民家や店舗などで、「外国人の男が家に来て車を盗もうとしている」「男がナタを振り回している」などと、住人らから110番が相次いだ。男は逃走したが、約2時間後に県警の捜査員がみよし市内の集会所敷地内で発見し、建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。
豊田署の発表によると、現行犯逮捕されたのは、ブラジル国籍で住居不定、職業不詳の男(31)。調べに対し、容疑を認めているという。
同署の管内では同日、「車を盗まれそうになった」という相談を8件認知しており、関連を調べている。
読売新聞