GW中の鎌倉で実証実験 “徒歩移動”推奨…新魅力発見 オーバーツーリズム問題解消へ【ワイド!スクランブル】(2024年5月6日) (youtube.com)
古都・鎌倉で、オーバーツーリズムの問題解消に向け、徒歩移動を推奨する実証実験が行われた。地元住民は、この実験によって混雑緩和だけでなく、新たな魅力発見にもつながるのではと期待を寄せているそうだ。 ■鎌倉駅から長谷駅まで徒歩観光 ゴールデンウィーク中、全国各地の観光地は多くの人でにぎわいを見せていた。 人出の多さは観光業にとっては喜ばしいが、過度な混雑は地域住民の生活に影響を及ぼすオーバーツーリズムの問題も引き起こしている。 特に深刻なのが鎌倉市だ。大仏やアジサイで有名な長谷寺へ向かうために、江ノ島電鉄を利用する人が多い。 そこで、ゴールデンウィーク中の3日と4日、徒歩での移動を促す実証実験が行われ、鎌倉駅前で長谷駅までの地図が配られた。 2018年から毎年、ゴールデンウィークの鎌倉を訪れ、定点観測を続けている城西国際大学の佐滝剛弘教授と徒歩観光をしてみることにした。 ■徒歩移動により...鎌倉の魅力を再発見!? 番組は、紹介されていた2つのコースのうち、たくさんの店が並ぶ「商店街散策コース」を専門家と歩いてみた。すると...。 城西国際大学 観光学部 佐滝剛弘教授 「正面見てください」 佐藤ちひろアナウンサー 「歴史的な建物ですね」 佐滝教授 「これは昔の銀行の出張所の建物。この通りって時々古い建物がいくつか残っているんですよ」 佐藤アナ 「それ発見するのも楽しいですね」 佐滝教授 「鎌倉の古い建物を探しながら歩いていくと、時間が過ぎるのが早いんじゃないかと」 実際に歩いてみると、乗り物での移動では気づかない発見につながるという。 ■伝統の名物料理「鎌倉丼」 教授「実証実験のおかげ」 佐滝教授 「おなかすいたなと思って、何か良い所ないかなと思ったら見つけた店があるんです。それが、ここなんです!」 長谷駅へ向かう途中にある「鎌倉 海鮮びより」は、去年オープンした店だ。 店員 「お待たせいたしました。こちら鎌倉丼です」 佐藤アナ 「すごくおいしそうですね!だしがしっかり効いていますね。エビがプリプリで、衣サクサク、卵はトロリとぜいたくに使われていますね」 エビの揚げ物を卵でとじた鎌倉丼は、古くから名物料理だったそうだが、近年、あまり見られなくなったという。 佐滝教授 「鎌倉というと、しらす丼がほとんど定番みたいになっているけど」 佐藤アナ 「私も、しらす丼のイメージでした」 佐滝教授 「こういう発見があるのも、町歩きの面白い所だなと思って。今回、私も実証実験のおかげで知った」 江ノ電に乗れば5分の距離を、およそ30分かけて歩く今回の試み。 佐滝教授 「一応、ここが電車とのゴールです」 佐藤アナ 「つきました!」 佐滝教授 「(徒歩観光を終えて)改めて、どうですか?」 佐藤アナ 「歩くのが気持ちよくて、たくさんお店があったじゃないですか。おなかも満たされましたし、すごく楽しかったです」
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