藤野商工会青年部

『圧倒的当事者意識』
~未来につなぐ 活力ある ふるさと藤野~

令和元年度視察研修

2019-09-03 | 日記
令和元年9月1日(日)藤野商工会青年部は研修委員会事業として視察研修を行いました。今回の行き先は福島県いわき市、富岡町、広野町、楢葉町です。東日本大震災から8年が経ちました。記憶の中から絶対に風化させてはいけない震災についての研修に向かいました。
いわき市の食の蔵という、とても明るいお店の方々に元気付けられ、富岡町へ到着です。「NPO法人富岡町3.11を語る会」の語りべガイドの渡辺様に富岡町を案内して頂きました。

建て替えられた現在のJR常磐線富岡駅です。


富岡町では津波によって24名がお亡くなりになられました。そして6名は現在も不明のままです。

富岡町と楢葉町の境にある福島第二原子力発電所からは煙が上がり、沿岸部は流されました。絶対に安全と言われていた隣町の大熊町にある福島第一原子力発電所では水素爆発がおきました。壮絶な思いをされた方々の町だったのです。しかし明るくしっかりと私たちにたくさんのことを教えてくれました。通りを1本挟んで帰宅困難地域となる地区もあります。自宅から荷物を持ち出すにも制限があります。その通りでも桜祭りが毎年開催され 、全国から人が集まります。復興ということについてすごく考えさせられました。



私達が全てを知るには、とても足りるような時間ではないのですが、必ず地域に持ち帰って伝えようと思います。

翌日は広野町の「ひろのオリーブ村」にて除草作業に従事します。勝手が分からず、上手にできなくて大変迷惑をかけましたが、職員の皆様が熱心に指導してくださいました。ありがとうございました。



その後は超広大なサッカー施設である「Jビレッジ」の横を通って、楢葉町の「しおかぜ荘」という素晴らしい眺望の広い日帰り温泉で汗を流して、帰路へつきました。


この短い研修期間で私達が福島の皆様のためにできることなんて無いのかもしれません。しかしこの期間で我々はたくさんのことを教わりました。地元に戻って、伝え、活かします。本当にありがとうございました。

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