ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
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あの日のまちかど第18景 気仙沼と唐桑

2019-04-13 19:16:02 | ゆるゆる歩き:町や通り

震災の前年だ。

9年前の今日、金紋両國の看板を掲げた酒店の前を通る。


(2010年4月13日撮影:気仙沼魚町 角星)


唐桑を回って、気仙沼へと出かけた。

この日、唐桑は雨上がりの霧に包まれて幻想的だった。



(2010年4月13日撮影:唐桑 御先神社傍の遊歩道にある八曳)



気仙沼の町には趣のある店が並ぶ。


震災後、津波に流されてしまった。

金紋両國の酒店も、二階だけになって流されていた。

 

(↓2011年12月29日撮影:流され残った角星の二階)


この酒店の屋号は角星。

両國は、陸中(一関)で作り、陸前(気仙沼)で売った酒。

(角星が酒造りを始めた明治の頃、岩手と宮城は陸中と陸前という国だった。よって両国に渡る酒として名付けた。

参考:株式会社角星

 


なんとこの店、震災から5年を経て、復元された。

今また、気仙沼の魚町で往時の面影を残し、輝いている。

 

 



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