木曽Now

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冬の大ひし形

2016年03月18日 09時00分21秒 | 星・星座
開田高原アメダス  最低気温 -4.7℃ 積雪 2㎝
新開  午前9時の気温 3℃ 天気 晴れ

こいぬ座


たった2つの星を
結んだだけの地味な星座が
こいぬ座です。

見つけ方は
オリオン座の右肩の赤い星ベテルギウスと
おおいぬ座のシリウスとを
結んで大きな三角形を
作ってみます。
多分二つの星の左側(東側)に
明るい星が
見つかるでしょう。

この星がこいぬ座の1等星
プロキオンです。

こいぬ座はこんな形を
しています。




とても犬には見えませんよね!(じっと見つめていると、絵が浮かんできますよ!)

どうやら星の並びで
名前がつけられたわけでは
ないようです。

プロキオンとは
ギリシャ語で「犬の先駆け」
と言う意味で
シリウスより先に
上ってくることから
シリウスのペアの星として
小さな犬とされたようです。

ベテルギウスとシリウス、プロキオン
3つの星でできる
大きな三角形を
「冬の大三角」と呼んでいます。





昨夜は、上弦一日過ぎの月が
冬の大三角の上で明るく輝き
「冬の大ひし形」をつくっていました。




北斗七星

2016年03月17日 09時01分38秒 | 星・星座
開田高原アメダス  最低気温 -7.1℃ 積雪 5㎝
新開  午前9時の気温 2℃ 天気 晴れ

北斗七星



北斗七星という名前は、
北の空のひしゃくの形に並んだ7つ星
と言う意味です。

ゴッホの絵に描かれていたり
明日香村で発見された
キトラ古墳の天井に
描かれています。

観望会で「ひしゃくの形」と
子どもたちに話しても
ぴんとこないらしいので
「フライパン」と言っていますが。

星座は88星座決められていますが
北斗七星はその中にありません。
有名すぎますが、星座ではないのです。





おおぐま座と言う大きな星座(大きいほうから3番目)の一部なのです。
ひしゃくの柄は
ちょうど熊のしっぽにあたります。

「熊のしっぽにしたら、長すぎない?」
とつっこまれそうですが
神話によると
神様が熊を星座にあげるとき
しっぽを持って
振り回したため
しっぽが長くなったとか・・・

北斗七星は
カシオペア座と同じように
北の方位を決める
大切な星の並びになっています。

ひしゃくの先端の
二つの星を結んで
5倍に伸ばすと
北極星にたどりつきます。



ぜひ大きな熊が
登ってくる姿を想像しながら
北斗七星を眺めてみてください。

風邪をひきませんように!



カシオペア王妃

2016年03月16日 09時00分41秒 | 星・星座
寒い朝です。

開田高原アメダス  最低気温 -11.1℃ 積雪 9㎝
新開  午前9時の気温 -0,5℃ 天気 晴れ

昨夜は-5℃の中、開田高原まで星の写真を撮りに行った。
上弦前の明るい月が輝き、条件としては最悪!
それでも、せっかくの晴れ間と思い、2時間ほどねばった。

カシオペア座(2016.3.15撮影)


カシオペア座は、北の空に見えます。
2、3等星の暗い星ですが、形はとても目立ちます。
ギリシャ文字のΣ(シグマ)のように見えます。
季節によっては、アルファベットの M や W に
見えることもあります。

古代エチオピア国王の妻、カシオペア王妃が
椅子に座っている姿だとされています。
娘は、アンドロメダ姫。

線で結んでみると・・・




昔の人の想像力には驚かされます。


この星座が有名なのは、
北を探す目印になるからです。
小学校4年生の理科の教科書にものっています。

W の両端の2辺を伸ばしてできる
四角形の対角線を約5倍伸ばすと
北極星にたどりつきます。

言葉で説明しても難しいですね。

わかりますか?

街中では目立たない星座ですが、ぜひ探してみてください。
明日は、北斗七星を!



犬に見えますか?

2016年03月15日 09時01分00秒 | 星・星座
雪は昨夜早くやみ、晴れています。

開田高原アメダス  最低気温-5.9℃ 積雪15㎝
新開  午前9時の気温 3.5℃  天気 晴れ


おおいぬ座(2016.3.12撮影)



犬に見えますか?

オリオン座のすぐ左下にある冬の代表的な星座です。
オリオン座の三つ星を東側(左下)に伸ばしていくと
ひと際明るい星にたどり着きます。
この星がおお犬の鼻先で輝く『シリウス』です。
シリウスは、太陽、月、惑星を除くと全天で一番明るい星です。
もちろん21個ある1等星の一つです。

シリウスという名は、
「焼き焦がすもの」という意味のギリシャ語です。
中国では「天狼星」(てんろうせい)と呼ばれています。
青白く不気味に輝くシリウスをオオカミの目に見立てたのでしょう。




実はこのように星を結ぶと、
「おおいぬ」の姿が浮かび上がります。





国道361号







星はすばる。

2016年03月14日 09時25分45秒 | 星・星座

昨夜からの雪で、またまた真っ白です。
開田高原アメダス  最低気温-0.9℃ 積雪9㎝
新開  午前9時の気温+1℃ 天気 湿った雪


プレアデス星団(M45)

星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばい星、すこしをかし・・・
清少納言の「枕草子」の一節です。
「すばる」と聞いて何が頭に浮かびますか?
富士重工の車? 谷村新司さんの歌? ハワイにある日本の望遠鏡の名前?・・・
年齢や性別、趣味などで浮かぶことはさまざまだと思いますが、
星の名前としても、
千年も前から、親しまれて来ています。

厳密には星というより、星々です。
「すばる」は日本名で、正式にはプレアデス星団(M45)と言います。
おうし座の散開星団(星がまばらに集まっている集団)です。
暗い場所では、6~7個見えるそうですが、視力の悪い私には、ぼんやりにじんで見えるだけです。

地球から割と近いところにあって、光のスピードで410年(410光年)かかる場所にあります。
現在私たちが見ている 「すばる」 は、約410年前、つまり関ヶ原の合戦ころ「すばる」を出発した光を見ていることになります。
「すばる」は、約5000万年前に誕生した若い星々で、淡い星雲に包まれているため、にじんで見えています。
この美しい星々を6550年前に絶滅した恐竜たちは見ていないことになりますね・・・。

話が壮大すぎて申し訳ありません。


国道361号