木曽Now

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3頭目の仔馬誕生しました。

2017年05月31日 08時01分07秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  今朝の最低気温   8.5℃  昨日の最高気温  25.8℃
木曽町新開     午前8時の気温  16.0℃    今朝の天気   曇り


今回木曽にやってきた
目的のひとつ。

飼育ケージの
ギフチョウが
産卵しているか?
もし孵化していたら
アリにやられていないか?
確認することだった。

28日到着後
すぐケージ内を確認!

もちろん成虫の姿はない。
ヒメカンアオイの
葉裏を丁寧に
ゆっくり調べる。

卵を産んでいた。
まだ幼虫になっていない。
よかった!

去年はこの時期
すべて孵化していたのに。

全部で50卵ほど。
来年も何とか
放蝶できそうだ。

もうひとつ嬉しいことは
4月に蛹を持って行った
新しい場所でも
卵が確認できたことだ。



(まだギフチョウの採集者が入り込んでいない、蛹を置いた場所で発見したギフチョウの卵)



木曽馬の里で5月19日
3頭目の仔馬が
誕生していました。


まだまだ小さい体です。


お母さんの周りから
離れようとしません。


3頭の親子は
同じ策の中で
元気に過ごしています。

無事成長してほしいものです。





夏の天の川

2017年05月30日 08時01分47秒 | 星・星座
開田高原アメダス  今朝の最低気温   6.3℃  昨日の最高気温  24.5℃
木曽町新開     午前8時の気温  14.0℃    今朝の天気   晴れ

木曽に到着の夜中
晴れていると信じて
木曽馬の里まで
車を走らせた。

午後11時30分
さそり座が南中する時刻。

夕焼けを撮った南の雲が
まだ居座っている。
そのため南の空が
やけに明るい。

木曽福島の街の明かりが
雲に反射しているためだ。

今夜の目的は
夏の天の川の撮影だ。

条件は悪いが
カメラを準備する。


夏の天の川は
南の空
低い「いて座」から始まる。

(木の上がいて座、右側にさそり座。真ん中の明るい星は土星。雲が明るく銀河とかぶっている。)

そして
頭上のはくちょう座を通り

(天の川の真ん中にはくちょう座。右下側にわし座のアルタイル(彦星)、左上側がこと座のベガ(織姫星))

北東の空低く
カシオペア座まで続く。

(屋根の上にw型のカシオペア座。左上の明るい星が北極星。)

一年の中でもっとも
天の川が美しい。

私たちの住む銀河系は
直径10万光年の
凸レンズのような形をした
渦巻銀河。

2000億個の恒星が
集まっている。

この銀河系の星々を
内側の地球から
眺めたのが
この天の川だ。

いて座の方向が
銀河系の中心に
あたるため
天の川が
もっとも明るく
見える。

天の川は
銀河
ミルキーウェイ
とも呼ばれている。

無事到着しました。

2017年05月29日 08時02分44秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  今朝の最低気温   1.3℃  昨日の最高気温  19.3℃
木曽町新開     午前8時の気温  11.5℃    今朝の天気   晴れ

無事木曽に
到着しました。

名神の集中工事期間が
終わっていたため
渋滞もなく順調に
セキセイインコ2羽と
無事拙宅に着きました。

今回は
一週間ほどの
滞在のため
やらなければいけないことが
目白押し。

夕焼けが
美しそうだったので
開田まで車を走らせました。




期待したほど
雲もなく
紅く焼けませんでした。

月齢2.7の月が
輝きだすのを待って
写真を一枚。



今朝の最低気温は1.3度
まだまだ気温は低い!

一文字違いの花。

2017年05月28日 07時24分14秒 | 日記
見るからに
小さい花が
咲いています。


花を見ると
フヨウの仲間だと
分かります。


ゼニアオイと言う
花がありますが
この花は
ゼニバアオイと
言います。

葉が銭なのです。


小さいながら
花のつくりも
フヨウの顔を
しています。

花糸が合体して
筒状になった
雄しべ。


雄しべの時期が
終わると
雌しべが真ん中から
突き出てきます。


やはりフヨウや
タチアオイと同じく
雄性先熟の花なのです。


午前中に
木曽に向け
出発します。

カルガモの親子は?

2017年05月27日 06時36分44秒 | 散歩道の鳥たち
もうすぐ
6月だと言うのに
親子連れのカルガモ
姿を見ることができません。

ペアのカルガモの
姿は見るのですが
可愛い雛の姿は
見当たりません。


何年か前に
一度こんな年が
ありました。

自然界は
厳しいと言うこと
なのでしょうか。

春先に
小さかった魚たちも
ずいぶん大きくなり
群れをなして
泳いでいます。

それに比例するように
アオサギやコサギの姿が
多くなってきました。


アオサギは
待ち伏せたタイプ。




コサギは
せわしなく
歩き回りながら
魚を狙っています。

散歩の足をとめて
じっと見ていると
空振りが
多いようです。

10回チャレンジして
2~3回ゲットしています。
なかなか三割バッターには
なれないようです。


小さな花でも。

2017年05月26日 06時30分38秒 | 日記
散歩道の公園の片隅で
キュウリグサが
咲いています。


小さい花です。
いや小さすぎます。

葉を揉むと
キュウリのにおいがする
と言われていますが
何度試しても
キュウリのにおいが
した試しはありません。

小さすぎる花と
馬鹿にしていましたが
よく見ると可愛い花です。


それに
花の中心の色が
変わります。
蕾と咲いたすぐの花は
薄いピンク色を
しています。


時間がたつと
中心の色が
黄色に変わります。

更に時間がたつと
黄色が白っぽく
変色します。


こんな小さい花でも
昆虫たちに
花色を変えて
アピールしているのでしょうか?!

キュウリグサの花を
横から見ると
サソリの尻尾のように 
くるりと丸まっています。


開田高原で
これからの時期
湿地を賑わせる
ワスレナグサ
同じ仲間なのです。

果実も
同じ顔をしています。

朧月の花

2017年05月25日 06時01分30秒 | 日記
川沿いの散歩道
ポツンと置かれた
ベンチ横の
プランターに
多肉植物が
植えられている。
犬か猫が掘り返したか
土が散らかっている。


不思議と
この植物の名前は
覚えている。


母が健在だった頃
拙宅にあったからか
ユニークな名前からか。

「朧月」と言う名だ。 

朧月と言えば
源氏物語の
朧月夜の君を
思い出す。

どこをどう見たら
朧月なのだろう?

よく見ると
星形の花が
可愛い。

花の中心には
5つの部屋に分かれた
雌しべが目立つ。
まだ熟していないようだ。


色の違う雄しべが
5本ずつ
合計10本ある。
葯が赤い雄しべは
花弁の模様に見える。


時間がたつと
雄しべがすべて倒れて
雌しべが受粉できる
状態になるようだ。


蕊の動きが
大きいこの花
咲き始めから
じっくり観察してみたい。

ただものではない植物

2017年05月24日 06時32分31秒 | 日記
散歩道のプランターに
シランが
たくさん植えられている。
5月も半ばになると
さすが盛りが
過ぎてきたようだ。


シランはランの中でも
結構身近に見られる。


ランの仲間は
この地球上で
最も遅く現れ
最も繁栄している
植物だ。

出現したとき
地上にはもう
入り込む余地はなく
木や岩の上で
着生と言う
生活様式しか
とれなかった。

雄しべと雌しべは
合体していて
柱のように
なっている。


雄しべの葯の部分は
可動式で
くるっと反転させると
花粉が塊(かたまり)になって
おさまっている。


虫が潜り込むように
細い棒を突っ込んで
引き抜くと花粉の塊が
くっついて出てくる。


花粉の塊は
一度に沢山の花粉を
虫に運んでもらうためなのだ。


ラン科の植物の種子は
ラン菌の力を借りて
発芽するため
種子に養分を蓄える
必要がない。


そのため種子を小さく
数を多くする戦略を
とったのだ。
ホコリのような
種子と表現されるほど
小さく進化した。


ランと言う植物
ただ者ではないと
いつも思って
見ている。


稀勢の里・碧山戦で

2017年05月23日 06時09分31秒 | 日記
川沿いの散歩道
むせかえるような
香りがする。

かなり大きな木が
真っ白になっている。

香りの原因は
この花だ。

例年この時期に
盛大に花開くこの木
イボタノキだと
長年思ってきた。

今回ブログに
取り上げるため
図鑑で調べてみた。

イボタノキの花とは
少し違う。
イボタノキでは
なかったんだ!

花冠が短く
2本の雄しべが
飛び出し過ぎている。

他のモクセイ科の
花の中にも
該当する花はない。

記憶にあるような
無いような
2日ほど
モヤモヤした気持ちで
過ごした。

昨日稀勢の里・碧山の相撲を
見ていてふと思い出した。

確か
セイヨウイボタノキ
と言う木があったことを!

もちろん図鑑には
載っていないので
ネットで調べると
この花だ。
セイヨウイボタノキ!

最近何もないときに
ふと思い出すことが
多くなったよな。(泣)

思い込んでいると
間違うかもしれないと言う
よい体験だった。

糸が絡んだ花粉の謎。

2017年05月22日 06時15分35秒 | 日記
公園では
ヒルザキツキミソウが
今を盛りと
咲き誇っています。


昨日紹介した
アカバナユウゲショウと
同じ仲間です。


ヒルザキツキミソウにも
蜘蛛の巣のように
糸が絡んでいます。


マクロで撮影してみると
花粉がネックレスのように
連なっているのが
分かります。


この糸は
「粘着糸」と
呼ばれています。


マツヨイグサや
ツツジの仲間に
見られます。




マツヨイグサの仲間は
スズメガなど
夜活動する蛾に
花粉を運んで
もらっています。

スズメガは
花にとまって
吸蜜せず
ホバリングしながら
蜜を吸うことが
多い昆虫です。


少しでも
効率よく花粉を
運んでもらうために
粘着糸が進化してきたのでは
ないかと思っています。

艶っぽい名前。

2017年05月21日 06時15分19秒 | 日記
緑が濃くなってきた
草むらに
ぽっと灯りが
ともったように
紅い花が
咲いています。


アカバナユウゲショウ。

夕化粧
なかなか艶っぽい名前を
持った花です。

夕化粧と言う名前から
夜だけひっそりと
咲いているイメージが
ありますが
太陽の高い昼間も
堂々と咲いています。

アメリカ原産の
帰化植物で
優雅な名前に
反してあちらこちらで
勢力をのばしているようです。

紅色の花弁の中に
さらに濃い筋が入っていて
さらに美しく見えます。

雌しべの柱頭は
4つに裂けて
大きく開いています。


雄しべは8本あり
たくさん花粉が
出ています。


よく見ると
雄しべに
黄色いクモの巣のような糸が
絡んでいます。


この雄しべの糸は
マツヨイグサの仲間に
見られるものなのです。

今日は時間がありませんので
明日詳しくアップします。
申し訳ありません。

梅に似た花。

2017年05月20日 06時25分56秒 | 日記
トベラのすぐそばで 
シャリンバイが咲いている。


漢字で書くと
車輪梅。
本来は海岸近くに
自生しているが
公害に強いためか
道路脇や公園などの生垣に
広く植栽されている。

梅の花に似ているが
とても毛深い。
褐色の毛が密生する。


雄しべは多数
雌しべの花柱は2個。


密生する花の中には
ピンク色を帯びた
花が目立つ。


よく見ると
雄しべの花糸が
赤くなっている。


花弁が茶色く
枯れたあとでも
赤い色だけは
残っている。


花が終わったあとも
虫を引き寄せるために
役立とうとしているのかも
しれない。

梅に似る花に
心惹かれるこいとさん
シャリンバイも
梅に似ていますよ!

さかんに種子を飛ばしています。

2017年05月19日 06時12分36秒 | 日記
公園の草むらに
紅葉したような
一群が目立ちます。


近づいてみると
アメリカフウロです。


果実が熟してくると
萼も果実も紅く
色づくようです。

果実の基部には
5つの種子が入った
袋状のものがあります。


熟すと果実は割れて
反り返り勢いよく
種子が飛び出します。






ゲンノショウコと同じ
仲間ですので
種子をバネ仕掛けで
飛ばす所はそっくりです。


トベラは雌雄異株。

2017年05月18日 06時39分49秒 | 日記
昨年の冬
果実を取り上げた
トベラの花が
咲いています。


咲き始めの花は
白い色ですが
しばらくすると
淡いクリーム色に
色が変わります。


写真を撮っていると
二種類の花があることに
気がつきました。

花粉が出ている
雄花です。


大きな子房が
目立つ雌花です。

雄しべは
退化しているように
見えます。

生垣として
植えられているので
一本の木に
雄花と雌花が
咲いているのか
雄の木
雌の木と
別々なのかわかりません。

帰って図鑑で
調べてみると
トベラは雌雄異株(しゆういしゅ)でした。

早くも果実が
大きくなりかけている
株もありました。




小さなヴィーナスの鏡

2017年05月17日 06時35分21秒 | 日記
この花ブログで
取り上げたっけ?!

何度もアップしたことが
あるような無いような。

それくらい
この時期に
よく目にするようになった。

ヒナキキョウソウだ。

名前を教えてもらったのは
もう30年以上も前
博物館の観察会だった。

アメリカからの帰化植物。

かわいい花なので
不思議とそれ以降
記憶の片隅に残っている。


花はいつも茎の頂上に
ひとつ咲かせている。
下の方に果実が
たくさんできているが
花の咲いているのは
見たことがない。


花を咲かせず
結実する閉鎖花
かもしれない。

キキョウと同じような
こん棒状の雌しべをもつ。
成熟すると
先が3つに割れる。
この花も
雄性先熟のようだ。


種子は果実上部の
二つの穴からこぼれ落ちる。


閉鎖花
雄性先熟
種子がこぼれる二つの穴
どれをとっても
うまくできている気がする。

ヒナキキョウソウの英語名は
「小さなヴィーナスの鏡」。
この名前のせいで
この歳まで
覚えていたのかもしれない。