木曽Now

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ナミテントウ 難産の末誕生!

2018年05月31日 07時30分59秒 | 昆虫

 テントウムシの幼虫が

たくさんいた草むらから

蛹を何頭かいただいてきた。

 

牛乳瓶にさして

見ていると

ダイナミックに

動き始めた。

 

まるで

背筋伸ばしの

運動をしているようだ。

 

90度近く

伸びをしてまた元に戻る。

 (11時12分)


しばらくすると

小刻みに動き始め

蛹が伸びると同時に

脚がもぞもぞ見えだした。

 (11時13分)


頭の部分が現れると

黄色っぽい体が

出てきた。

 (11時14分)


休憩しながらも

体がどんどん蛹から

出てくる。

 (11時15分)

 

体が蛹から抜け落ちるかと

心配したが

脚で茎をつかみ

体を反転させ

しっかりと茎にとまった。

 (11時18分)


安定のためか

蛹の殻にとまって

動きをとめた。

 (11時19分)


蝶なら翅が徐々に

伸びるのだが

テントウムシは

どうするのだろうと

思っていると

飛ぶための下の翅が

伸び始めた。


 (11時49分)


翅が伸び切るのに

時間がかかったが

気がついたら

下の翅は収納されていた。

 (12時15分)


羽化した時には

テントウムシの紋がなく

無地だと言うことに驚いた。


時間がたつと

うっすらと紋が

現れてきた。

 (12時36分)


確かナミテントウは

黒字に赤い紋が

2つだったが

まるで写真の現像のように

地色や紋の色が

浮かび上がってくるようだ。


 (14時22分)


色が現れるのに

これほど時間がかかるとは

思わなかった。

 (14時42分)


 (15時16分)


 (16時00分)


まだ完全に

黒字に赤い紋は

現れていないがようやく

ナミテントウらしくなってきた。

 (16時30分)


羽化が始まって

5時間半たっても

まだ完全にテントウムシの

色にはなっていない。


チョウなどと違って

かなり難産だ。


下の翅が伸びたら

葉の裏側に身を隠すため

歩きだした。


これだけ時間が

かかるのだから

身の安全を

はかっているのだろう。

 

難産だったが

無事誕生しました。


タチアオイ 別名『コケコッコの花』

2018年05月30日 07時23分41秒 | 日記

昨日のお昼

「ひるおび!」で

気象予報士の

森さんが

タチアオイの話を

始めたので驚いた。

 

と言うのも

朝の散歩で

タチアオイの花の写真を

撮ってきたからだ。

 

タチアオイは別名

「梅雨葵」と呼ばれ

梅雨が始まると

下から順に咲き

先端まで咲き揃う頃

梅雨が明けるという。


このことは一昨年の

ブログ「タチアオイも雄しべが先です」

取り上げているのですが

驚いたのには

続きがあります。


森さんいわく

「子ども達が

タチアオイの花びらを

顔に張り付け遊んだ」

と言うくだりでした。

 

去年木曽で

タチアオイの花を

「コケコッコ花」と呼んでいた

お年寄りがいて

ずっと不思議に

思っていたのです。


子どもが赤い花びらを

顔に張り付け

コケコッコ・・・?!


やっと結びつきました。

早速ネットで調べて見ると

ありましたありました!


「タチアオイの花びらを

爪を立てて薄く裂き

鼻の頭にくっつけて

両腕をバタバタとさせて

コケコッコと鳴き真似をして

遊んだ」と。


信州でも北海道でも

子どもの遊びとして

あったようです。


そう言えば

タチアオイの花弁の根元は

かなりねばねばでした。


明日からタチアオイを見る目が

少し変わりそうです。

 

 


ドクダミ 旺盛な繁殖力

2018年05月29日 07時31分07秒 | 日記

ツツジの生け垣を

覆うように

ドクダミの花が

満開です。

 

梅雨に入るこの時期

アジサイやハナショウブが

美しさを競っていますが

梅雨空の曇り空のもとで

咲くドクダミの白さに

ドキッとさせられることが

ありますります。

 

よくご存じだと思いますが

4枚の花弁のように

見える部分は

総苞片(そうほうへん)と呼ばれ

本当の花弁ではありません。

 

中心部の黄色い部分が

たくさんの花の集合体

小さな花が集まって

ひとつの大きな花のように

見えています。

 

真っ白い総苞片は

虫を誘うため

目立つように進化したと

思われます。


ところが

ドクダミは

セイヨウタンポポと同じで

受粉しなくても

種子が作れる(単為生殖)と

植物園の学芸員さんに

聞いたことがあります。


とすれば

虫たちにアピールしてきた

白い総苞片は

無駄な努力だったのかも

しれません。


単為生殖でできる種と

地下茎を伸ばして

広がると言う

今流行りの二刀流が

旺盛な繁殖力の源なのです。

 

 

 


第5回 京都一周ぶらり旅

2018年05月28日 07時38分55秒 | 京都一周ぶらりウォーキング

地下鉄烏丸線北山駅から

地上に出たとたん

むわーっと熱風が

体を包む。


府立植物園を横目で

眺めながら北山通を進む。

大徳寺道を左折して

今宮神社に向かう。


今宮神社の鳥居をくぐると

両側にあぶり餅屋が並び

呼び込みが激しい。


平安時代創建の今宮神社は

5代将軍綱吉の生母

桂昌院が荒廃していた社殿を

造営したと伝えられ

「玉の輿神社」と呼ばれている。


境内には阿呆賢(あほかし)さんと言う

不思議な石がある。

叩くと重くなり

なでると軽くなると言う。


やってみたが

2回目の叩いた時の方が

重く感じた。


参拝後あぶり餅をいただき

大徳寺の境内を通りぬけ

船岡山に向かう。


船岡山は標高112mの小山で

平安京の北の守り神

玄武とされた山。


豊臣秀吉の頃より

織田信長公の霊地として

自然がそのまま残され

自然豊かな山でもある。


その山頂近くにある

建勲神社(たけいさお)

明治2年織田信長を祭神として

創建された神社。


信長公の愛刀名や天下布武の入った

御朱印がいただけるので

同行者のリクエストに応えて

今回訪れた。


その後

惟喬親王をお祀りする

玄武神社にお参りした。


人形の寺宝鏡寺にも寄ったが

春秋の人形展の時以外は

非公開だった。


最後は日蓮宗の妙顕寺に

お参りした。


特のひげ文字の御朱印をいただき

地下鉄今出川駅より帰路についた。


総歩数18,437歩


ギフチョウ 幼虫

2018年05月27日 06時04分39秒 | 昆虫

ギフチョウの幼虫が

脱皮をしました。

 

写真におさめようと

準備していましたが

気が付いた時には

脱皮が終わって

白い頭の幼虫に

なっていました。

 

アゲハチョウの幼虫は

自分が出てきた

卵の殻を食べるのですが

実は脱皮した皮まで

食べるのです。

 

ところがギフチョウは

卵の殻も食べませんし

脱皮した皮も食べません。

 

用意していた

ヒメカンアオイが

少なきなってきたので

カンアオイを与えていますが

わがままな幼虫たちは

少しかじっただけで

プイと横を向いています。

 

飼い主に似て

わがままです!



今日は京都一周ウォーキングです。

行ってきます。


ユキノシタ 懐かしい植物

2018年05月26日 07時49分57秒 | 日記

この花

昔はどこの家にでも

植えられていた。

 

拙宅でもトイレ横の

小さな前栽に

植わっていたものだ。

 

確か腫れ物

大阪では「でんぼ」

と言うのだが

ができた時

母にユキノシタの葉を

張ってもらった

記憶がある。


の建て替えの時

消えてしまって

そのままになっている。

 

川沿いのプランターに

懐かしい花が

咲いていた。

 

近くで見ると

とても美しい花だ。


5枚の花弁のうち

上の3枚には

赤い斑点があり

残りの2枚は

真っ白い足のように

すらりと伸びる。


2裂する雌しべのそばには

雌しべを保護するような

黄色い付属体があり

赤い斑点との対比が

美しい。


こんな美しい花で

民間薬として利用でき

山菜としても

食べられる植物が

忘れ去られるのは

惜しい気がする。


テントウムシの幼虫 小さな怪獣

2018年05月25日 08時09分45秒 | 昆虫

散歩道の川沿いで

小さな怪獣を

見つけた。


ウメの葉の上を

動き回っている

獰猛そうな生き物!


実はテントウムシの

幼虫なのだ。


この姿からは

あの可愛いテントウムシの姿は

想像できない。


ウメの葉の上を

歩き回っているのは

獲物のカイガラムシを

探し回っているのだ。


テントウムシは

幼虫も成虫も肉食

獰猛なはずだ。


体中のトゲは

触っても痛くはなく

完全に見掛け倒し。


幼虫の体を丸めて動かないのは

蛹になる前

前蛹なのだ。


最後の脱皮をして

蛹になる。


蛹になると何となく

テントウムシらしく

えるから面白い。


公園まで行くと

イネ科の植物やヨモギにも

たくさんの

蛹がついていた。



 


テイカカズラなのだろうか? 

2018年05月24日 07時28分22秒 | 日記

散歩道から

1本入った道で

白い小さな

風車のような花を

見つけた。

 

テイカカズラ?

街中で?

ハツユキカズラなのだろうか?

 

ハツユキカズラは

テイカカズラの園芸品種で

葉が斑入りだとの

認識があったが・・・。

 

この蔓の葉には

斑が入っていない。

 

それなら

テイカカズラなのだろうか?

 

斑入り葉の斑は

消えることがあると言う。

 

それなら

ハツユキカズラなのだろうか?

 

山で撮ってきた

テイカカズラの写真と

比べると

花弁が細い気がする。

 

それも個性なのだとして

悩むことをやめ

テイカカズラとした。


長瀬川の鳥

2018年05月23日 07時47分50秒 | 散歩道の鳥たち

去年も確か

カルガモの誕生が

遅かった。

 

5月もあと1週間ほど

散歩道で

「今年は遅いですね?」

と聞かれるように

なってきた。

 

泳ぐ魚も少しずつ

大きくなり

アオサギとコサギは

相変わらず

餌探しに余念がない。

 

コサギは段差のある流れで

忙しそうに

小魚を狙っている。

 

アオサギは

石の上で静かに

獲物が近づいてくるのを

狙っている。

 

人を恐れないので

立ち止まって

カメラを構えても

飛び去る様子はない。

 

カルガモのベビー誕生が

待たれる!



そらまめくんのベッド (2)

2018年05月22日 07時31分07秒 | 日記


でも、みんなは だんだん そらまめくんが かわいそうに なってきました。

「よし、じゃあ、ぼくたちの ベッドを かしてあげよう」

えだまめくんの ベッドは―

ちいさい。

グリーンピースの きょうだいの ベッドは―

ほそい。

さやえんどうさんの ベッドは―

うすい。

ピーナツツくんの ベッドは―

かたい。

 

「やっぱり、やっぱり、あのベッドでなくっちゃ だめだ」

そらまめくんは、もういちど さがしに でかけました。

なんにちも なんにちも さがしましたが、ベッドは みつかりません。

「もう、くたくただよ。つかれちゃった・・・」

と、そらまめくんが つぶやいたとき―

 

わっ!

なんと、うずらが そらまめくんの ベッドのうえに、

どっしりと のっかっています。

「どうしよう。せっかく みつかったのに・・・」

「そうか、あのベッドで たまごを あたためているんだ。

しかたがない、すこしだけ かしてあげようかな。

でも、ぼくのたからものだからな・・・

 

そうだ、おうちを つくって、すこし ようすを みよう」

それから、そらまめくんは くるひも くるひも ベッドを

みはっていました。でもそのうち、ベッドよりも たまごのほうが

きになってきました。

「あのたまご、これから どうなるんだろう」

 

パリッ パリッ ぴよっ ぴよっ

「よし、もうひといき!」

「やった―! たまごが かえったぞ。ぼくの

ふわふわ ベッドで ひよこが うまれた―!」

そらまめくんは とくいになって いいました。

 

ひよこたちは ベッドから でて、おかあさんうずらのうしろを

ひょこ ひょこと あるいていきます。

「げんきでね」

そらまめくんが てを ふると、おかあさんうずらは

ふりかえって、そらまめくんを じっと みつめました。

 

そらまめくんは、うれしそうに ベッドを もって、かえりました。

「やあ、そらまめくん。ベッドが みつかって よかったね。

とっても しんぱいしていたんだよ」

えだまめくんも グリーンピースの きょうだいも さやえんどうさんも

ピーナツツくんも いいました。

「さあ、みんなで おいわいの パーティーをしよう!」

 

ふわふわ ベッドが みつかった

きょうは たのしい おいわいさ

カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―

カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―

そらまめくんは みんなと いっしょに

よが ふけるまで おどりました。

 

そのあと、そらまめくんは、みんなを じぶんの

ふわふわ ベッドに しょうたいしました。

「おやすみなさい。みんな、ぐっすり ねむってね」

(おしまい)


そらまめくんのベッド 大好きな絵本

2018年05月21日 07時31分38秒 | 日記

そらまめくんのベッド

なかや みわ作  福音館書店

 

そらまめくんの たからものは このベッド。

くものように ふわふわで、わたのように やわらかい。

 

「あっ、もう あさだ!」

そらまめくんが とびおきると、

えだまめくんが やってきて、 いいました。

「そらまめくん、ぼくも このベッドで ねむらせておくれよ」

「だめ、だめ。これは ぼくの たからものだもの」

 

つぎに、グリーンピースの きょうだいが やってきて、いいました。

「そらまめくん、ぼくらも そのベッドで ねむってみたいなあ・・・」

「だめ、だめ。そんなに おおぜいでは ベッドが こわれてしまうよ」

 

さやえんどうさんも やってきて、 いいました。

「そらまめくん、わたしも そのベッドで ねむってみたいわ」

「だめ、だめ。きみには おおきすぎるよ」

 

ピーナツツくんも、いいました。

「そらまめくん、ぼくも きみの ベッドで ねむらせてもらえないかい?」

「だめ、だめ。きみは じぶんの かたい ベッドが おにあいさ」

そらまめくんは じぶんの ベッドを だれにも つかわせようとはしません。

 

そんな あるひ―

あつ!

ベッドが ない!

そらまめくん、あわてて あたりを さがしました。

「ない、ない。どこにも ないよ―」

えだまめくんと グリーンピースの きょうだいと

さやえんどうさんと ピーナツツくんにも きいてみました。

「しらないよ」

「ぼくも しらない」

「わたしも しらないわ」

みんなは くちぐちに いいました。

 

「どうしよう。ぼくの ねむるところが ないよ」

そらまめくんは、ひっしで ベッドを さがしましたが

みつかりません。

それを みていた みんなは、

「ぼくらに ベッドを 貸してくれなかった ばつさ」

と いいあいました。

(つづく)


ヒナキキョウソウ 可愛い帰化植物

2018年05月20日 07時13分40秒 | 日記

公園のシロツメクサが

咲いている所に

紫色のキキョウに似た花が

咲いています。

 

北アメリカ原産の帰化植物

ヒナキキョウソウです。

 

どの花を見ても

先端にひとつだけ

花をつけています。

 

その下の葉の付け根に

果実ができていますが

花が咲いているのを

見たことがありません。

 

ホトケノザなどに見られる

閉鎖花で開花しないで

結実しているのだと

思います。

 

咲き始めの花は

雌しべがこん棒状で

雄しべはたおれています。

 

キキョウの花と同じく

雄性先熟の花のようです。

 

雌性期の花は

雌しべの柱頭は

3つに開き

花粉を受け取っているようです。

 

花の下の果実の上部に

穴が開いていて

そこから種子散布するようです。

 

小さい花ですが

なかなか可愛い花ですね。


ギフチョウ 孵化始まる

2018年05月19日 08時01分06秒 | 昆虫

北海道の

だんちょうさんのブログで

エゾヒメギフチョウの

孵化の記事を見た。

 

拙宅のギフチョウも

孵化しているかもと思い

ヒメカンアオイの葉の裏を

そっとめくってみた。

 

からだの割には

とても長い毛の

幼虫が孵化していた。

 

これから出てくる

幼虫の頭が黒く見える。

 

アゲハチョウやモンシロチョウの

卵は1卵ずつ食草に

産み付けられる。

(アゲハチョウの卵)


(アオスジアゲハの卵)


(モンシロチョウの卵)


 

孵化した初齢の幼虫は

母親が用意した餌

卵の殻を最初に食べる。

 

ところがギフチョウは

1卵ずつではなく

卵塊で産む。

 

そして卵の殻は

食べないのだ。

 

全員が孵化した後

集団で食草を食べ始める。

 

少々かたい葉でも

みんなで力を合わせれば

食べられると言うことか?

 

1卵ずつ産むチョウと

卵塊で卵を産むチョウの違いは

殻を食べるかどうかの

違いなのだろうか?

 


トリトニア 名前探しも楽し

2018年05月18日 07時35分22秒 | 日記

公園の藪蔭に

名前の知らない花が

咲いていた。

 

花の感じは

グラジオラスか

フリージア似なので

アヤメ科か?

 

薄い花被片に花脈が

透けて見えて

美しい。

 

雄しべは3

雌しべの先端は3裂。


下側の花被片に

黄色い突起物がある。


花粉が出たあと

雌しべが生長しているので

雄性先熟の花だ。


これだけ情報があれば

あとは楽勝と

ネット検索を始めた。


アヤメ科トリトニア属

原産地は南アフリカの

トリトニアと分かるまでに

2日を要した。


ところがである。

次の日の朝

kazuyoo60さん

ブログを拝見すると

この花がアップされていた。


その名前もトリトニア!


苦労しなくても

よかったのに!

と思ったが

花の名前の検索は

クイズを解くような

楽しみがあったので

良しとした。



 

 

 

 


ブラシノキ 大きな試験管ブラシ

2018年05月17日 07時37分33秒 | 日記

散歩道近くの病院の玄関に

大きなブラシノキが二本ある。

 

遠くからでも

赤い花が目立っている。

 

近づいてみると

大きな試験管ブラシのような

花が咲いている。

 

ブラシの毛の正体は

長くて真っ赤な雄しべだ。


雄しべの葯が

金色に輝いているので

余計に豪華に見える。

 

ひとつの花の真ん中あたりに

1本だけ葯をつけていないのが

どうやら雌しべらしい。


花の根元には

去年の果実が

まだ残っている。


原産地オーストラリアでは

山火事の際に

果実が割れて

種子散布が行われるそうだ。


一度この花で

瓶を洗ってみたい

衝動にかられる。