飼育中のギフチョウが
最後の脱皮をしました。
終齢幼虫が
餌のヒメカンアオイを
食べなくなり
動き回ったあげく
割れた植木鉢の裏で
お尻を糸で固定します。
その後
体を固定するための
帯糸と呼ばれる
ベルトのようなものを
つくります。
ギフチョウの帯糸は
アゲハチョウなどと比べると
それほど丈夫ではありません。
これで蛹になる準備が
できたわけです。
体を丸めて
動かなくなった状態を
前蛹(ぜんよう)と言います。
1日から2日後
最後の脱皮をして
蛹になります。
写真に撮ろうと
準備をしていましたが
いつも目を離したすきに。
脱皮が終わっていて
間に合いません
ギフチョウにとって
一番無防備な瞬間ですので
想像しているより短い時間で
蛹化(ようか)するようです。
カメラとギフチョウの前蛹を
そばに置きなが
夕飯を食べている時
丸まっていた前蛹が
背伸びをするように
少し伸び始めました。
もう夕食どころではありません。
小刻みにぜんどう運動が始まり
背中が割れ始めました。
(2018.6.16 18:54)
かなりのスピードで
幼虫の皮が
ずり下がっていきます。
(2018.6.16 18:55)
体を前後に動かすような
ぜんどう運動を
繰り返しています。
(2018.6.16 18:56)
ちょうど手を使わないで
下着を脱ぐような感じ
と言えばいいのでしょうか?
(2018.6.16 18:57)
完全に皮が脱げたあと
体をツイストのようにくねらせ
体から皮を外しました。
(2018.6.16 18:58)
この間およそ5分
最後の脱皮が無事終了
お疲れさまでした。
(2018.6.16 19:00)
その後ゆっくり
晩ご飯を頂きました。
(2018.6.16 19:43)
翌朝には
すっかりいつもの蛹の色に
変わっていました。
(2018.6.17 9:39)
暑い夏
寒い冬を越し
来春羽化するまで
長い蛹の時期を過ごします。
ブログをアップしたとたん
震度6弱の地震がありました。
拙宅まわりは震度4でした。
大きく揺れたので
表に飛び出しましたが
被害は何もありませんでした。
ご心配いただき
ありがとうございました。