木曽Now

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ギフチョウ 最後の脱皮

2018年06月18日 07時31分09秒 | 昆虫

飼育中のギフチョウが

最後の脱皮をしました。


終齢幼虫が

餌のヒメカンアオイを

食べなくなり

動き回ったあげく

割れた植木鉢の裏で

お尻を糸で固定します。


その後

体を固定するための

帯糸と呼ばれる

ベルトのようなものを

つくります。

 


ギフチョウの帯糸は

アゲハチョウなどと比べると

それほど丈夫ではありません。


これで蛹になる準備が

できたわけです。

体を丸めて

動かなくなった状態を

前蛹(ぜんよう)と言います。


1日から2日後

最後の脱皮をして

蛹になります。


写真に撮ろうと

準備をしていましたが

いつも目を離したすきに。

脱皮が終わっていて

間に合いません


ギフチョウにとって

一番無防備な瞬間ですので

想像しているより短い時間で

蛹化(ようか)するようです。


カメラとギフチョウの前蛹を

そばに置きなが

夕飯を食べている時

丸まっていた前蛹が

背伸びをするように

少し伸び始めました。

 

もう夕食どころではありません。

小刻みにぜんどう運動が始まり

背中が割れ始めました。

 (2018.6.16    18:54)


かなりのスピードで

幼虫の皮が

ずり下がっていきます。

  (2018.6.16    18:55)


体を前後に動かすような

ぜんどう運動を

繰り返しています。

 (2018.6.16    18:56)


ちょうど手を使わないで

下着を脱ぐような感じ

と言えばいいのでしょうか?

 (2018.6.16    18:57)


完全に皮が脱げたあと

体をツイストのようにくねらせ

体から皮を外しました。

 (2018.6.16    18:58)


この間およそ5分

最後の脱皮が無事終了

お疲れさまでした。

 (2018.6.16    19:00)


その後ゆっくり

晩ご飯を頂きました。

 (2018.6.16    19:43)


翌朝には

すっかりいつもの蛹の色に

変わっていました。

(2018.6.17    9:39)


暑い夏

寒い冬を越し

来春羽化するまで

長い蛹の時期を過ごします。


ブログをアップしたとたん

震度6弱の地震がありました。

拙宅まわりは震度4でした。


大きく揺れたので

表に飛び出しましたが

被害は何もありませんでした。


ご心配いただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

 


アゲハチョウの吸蜜 ヤブガラシにて

2018年06月16日 07時32分47秒 | 昆虫

関西では

梅雨の間の晴れ間が

2日ほど続いた。

 

アゲハチョウたちは

待ってましたとばかり

吸蜜に忙しい。

 

川沿いの散歩道では

脇目も振らずに

ヤブガラシの花に群がる

アゲハチョウの姿があった。

 

カメラを目の前まで近づけても

逃げようとしない。

 

長雨続きでよほど

お腹がすいていたのだろう。

 

はばたきながら

長い口吻を伸ばして

一心不乱だ。

 

こんな間近でモデルに

なってくれたことはない。

 

ひとしきり蜜を吸ったあと

数匹のアゲハチョウは

飛び去った。

 

その後

どれほどヤブガラシに

蜜があるのか

のぞいて見た。

 

花盤の上は

あふれるほどの蜜で

盛り上がっている。

 

小さな花にしては

蜜の量が異常に多い。

 

アゲハチョウたちのお腹も

満たされたことだろう!

 

 


クマバチ 盗蜜現場発見!

2018年06月12日 07時31分45秒 | 昆虫

アベリア

ハナツクバネウツギで

クマバチが盛んに

蜜を吸っています。

 

よく見ると

花を横から抱きかかえ

口吻は花の根元です。

 

実はクマバチは

盗蜜の名人、いや名蜂

なんです。

 

「盗蜜」とは

花粉を運ばず

花の根元にある蜜だけ

吸い取る行動なのです。


甘い蜜は

花粉を雌しべに

運んでもらうご褒美に

用意したのに

蜜だけ盗まれるのは

花にとっては

迷惑な話です。


花の根元を見ると

根元に大きな傷が

ついています。


スイカズラや

セージなどの筒型の花が

被害にあっているようです。


花たちは

何か防御手段を

考え出すのでしょうか?


ウスバシロチョウ 憧れの蝶

2018年06月04日 08時03分43秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温     7.0℃   昨日の最高気温    25.8℃

木曽町新開     午前8時の気温    14.0℃     今朝の天気     晴れ


開田高原では

ギフチョウにかわって

ウスバシロチョウが

滑空するよう緩やかに

飛んでいる。

 

東大阪在住の

中学生にとって

ウスバシロチョウは

憧れの蝶だった。

 

大阪近郊に

生息地はなく

中学3年生の頃

「お水送り」で有名な

小浜市神宮寺近辺まで

採集に行ったことがあった。 

 

この時は採集することは

もちろん蝶の姿さえ

見ることはなかった。

 

テントを担いだ少年3人に

快く境内の片隅を

使わせていただき

お水送りの行事のことまで

詳しく教えていただいた

神宮寺の奥様のことは

よく覚えている。

 

ウスバシロチョウに

初めて出会ったのは

それから2年後

長浜市余呉町の

椿坂峠の手前であった。

 

薄日がさすと

どこからともなく現れ

優雅に飛ぶ姿に

しばらく網を振ることさえ

忘れたほどであった。

 

それからうん十年・・・

ここ木曽町開田高原では

モンシロチョウ並みに

普通に飛び回っている。

 

見かけは

シロチョウの仲間かと思うが

れっきとした

アゲハチョウの仲間である。

 

食草はムラサキケマン

ただし食草に直接

卵を産まない。

 

来年の春まで

卵で過ごす。

 

幼虫は食草上では

ほとんど見つからない。

 

繭の中で蛹になる

など不思議なことが

いっぱいの蝶。

 

今年はぜひウスバシロチョウの

飼育に挑戦してみたい。

 


ナミテントウ 難産の末誕生!

2018年05月31日 07時30分59秒 | 昆虫

 テントウムシの幼虫が

たくさんいた草むらから

蛹を何頭かいただいてきた。

 

牛乳瓶にさして

見ていると

ダイナミックに

動き始めた。

 

まるで

背筋伸ばしの

運動をしているようだ。

 

90度近く

伸びをしてまた元に戻る。

 (11時12分)


しばらくすると

小刻みに動き始め

蛹が伸びると同時に

脚がもぞもぞ見えだした。

 (11時13分)


頭の部分が現れると

黄色っぽい体が

出てきた。

 (11時14分)


休憩しながらも

体がどんどん蛹から

出てくる。

 (11時15分)

 

体が蛹から抜け落ちるかと

心配したが

脚で茎をつかみ

体を反転させ

しっかりと茎にとまった。

 (11時18分)


安定のためか

蛹の殻にとまって

動きをとめた。

 (11時19分)


蝶なら翅が徐々に

伸びるのだが

テントウムシは

どうするのだろうと

思っていると

飛ぶための下の翅が

伸び始めた。


 (11時49分)


翅が伸び切るのに

時間がかかったが

気がついたら

下の翅は収納されていた。

 (12時15分)


羽化した時には

テントウムシの紋がなく

無地だと言うことに驚いた。


時間がたつと

うっすらと紋が

現れてきた。

 (12時36分)


確かナミテントウは

黒字に赤い紋が

2つだったが

まるで写真の現像のように

地色や紋の色が

浮かび上がってくるようだ。


 (14時22分)


色が現れるのに

これほど時間がかかるとは

思わなかった。

 (14時42分)


 (15時16分)


 (16時00分)


まだ完全に

黒字に赤い紋は

現れていないがようやく

ナミテントウらしくなってきた。

 (16時30分)


羽化が始まって

5時間半たっても

まだ完全にテントウムシの

色にはなっていない。


チョウなどと違って

かなり難産だ。


下の翅が伸びたら

葉の裏側に身を隠すため

歩きだした。


これだけ時間が

かかるのだから

身の安全を

はかっているのだろう。

 

難産だったが

無事誕生しました。


ギフチョウ 幼虫

2018年05月27日 06時04分39秒 | 昆虫

ギフチョウの幼虫が

脱皮をしました。

 

写真におさめようと

準備していましたが

気が付いた時には

脱皮が終わって

白い頭の幼虫に

なっていました。

 

アゲハチョウの幼虫は

自分が出てきた

卵の殻を食べるのですが

実は脱皮した皮まで

食べるのです。

 

ところがギフチョウは

卵の殻も食べませんし

脱皮した皮も食べません。

 

用意していた

ヒメカンアオイが

少なきなってきたので

カンアオイを与えていますが

わがままな幼虫たちは

少しかじっただけで

プイと横を向いています。

 

飼い主に似て

わがままです!



今日は京都一周ウォーキングです。

行ってきます。


テントウムシの幼虫 小さな怪獣

2018年05月25日 08時09分45秒 | 昆虫

散歩道の川沿いで

小さな怪獣を

見つけた。


ウメの葉の上を

動き回っている

獰猛そうな生き物!


実はテントウムシの

幼虫なのだ。


この姿からは

あの可愛いテントウムシの姿は

想像できない。


ウメの葉の上を

歩き回っているのは

獲物のカイガラムシを

探し回っているのだ。


テントウムシは

幼虫も成虫も肉食

獰猛なはずだ。


体中のトゲは

触っても痛くはなく

完全に見掛け倒し。


幼虫の体を丸めて動かないのは

蛹になる前

前蛹なのだ。


最後の脱皮をして

蛹になる。


蛹になると何となく

テントウムシらしく

えるから面白い。


公園まで行くと

イネ科の植物やヨモギにも

たくさんの

蛹がついていた。



 


ギフチョウ 孵化始まる

2018年05月19日 08時01分06秒 | 昆虫

北海道の

だんちょうさんのブログで

エゾヒメギフチョウの

孵化の記事を見た。

 

拙宅のギフチョウも

孵化しているかもと思い

ヒメカンアオイの葉の裏を

そっとめくってみた。

 

からだの割には

とても長い毛の

幼虫が孵化していた。

 

これから出てくる

幼虫の頭が黒く見える。

 

アゲハチョウやモンシロチョウの

卵は1卵ずつ食草に

産み付けられる。

(アゲハチョウの卵)


(アオスジアゲハの卵)


(モンシロチョウの卵)


 

孵化した初齢の幼虫は

母親が用意した餌

卵の殻を最初に食べる。

 

ところがギフチョウは

1卵ずつではなく

卵塊で産む。

 

そして卵の殻は

食べないのだ。

 

全員が孵化した後

集団で食草を食べ始める。

 

少々かたい葉でも

みんなで力を合わせれば

食べられると言うことか?

 

1卵ずつ産むチョウと

卵塊で卵を産むチョウの違いは

殻を食べるかどうかの

違いなのだろうか?

 


ギフチョウ 羽化

2018年05月07日 08時09分33秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    9.1℃   昨日の最高気温    21.8℃

木曽町新開     午前8時の気温   11.0℃     今朝の天気     雨


今年最後のギフチョウが

羽化した。


実は前回大阪に帰る時

蛹を冷蔵庫の中に

入れて帰った。


自然の摂理に反するが

羽化を遅らせるためだ。


5月1日に

冷蔵庫から出し

ゲージの中に入れておいた。


翌日の2日は雨が降っていたので

羽化はなかった。


3日から順調に羽化して

最後の一頭が

昨日目の前で

羽化した。

(8:41)


蛹の頭の部分が割れる時

かすかな音がしたように

感じた。


前脚が出て

触覚がのぞいたら

ものの10秒ほどで

全身の姿が現れた。


すぐ近くの枝に

上り始める。

(8:42)


翅をのばす場所が

決まったようだ。

(8:46)


あの美しいギフチョウに

似ても似つかない姿だ。

(8:54)


太いお腹に

縮れた翅。

(8:55)


少しずつ

翅がのびてくる。

(8:56)


翅の翅脈(しみゃく)に

お腹の液体を

送り込んでいるように

見える。

(8:58)


翅はのびてきたが

まだ柔らかそうで

わずかな風でひらひら

揺れる。

(9:04)


口吻(こうふん)は

ストローの様ではなく

2本に分かれている。

(9:05)


およそ35分かけて

翅をのばした。

(9:16)


閉じていた翅を

太陽に向けて

広げると

ぽたぽたと

お腹の先端から

液体を出した。

(9:17)


もう少しで

飛翔準備完了の様だ。

(9:20)


ギフチョウ 産卵始まりました。

2018年05月04日 08時02分07秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    1.3℃   昨日の最高気温   17.6℃

木曽町新開     午前8時の気温    3.5℃     今朝の天気    小雨


昨日

朝方雨は上がりましたが

すっきりしない天気が続き

肌寒い一日でした。

 

前回23日

到着時に羽化していたギフチョウは

交尾も終わり

産卵が始まりました。

 

開田高原産の

ギフチョウの食草は

ヒメカンアオイです。

 

二つ折れになって

出てきた新しい葉に

産卵します。

 

葉に脚をかけて

産卵しますのでどうしても

卵は葉の真ん中か下側

葉柄近くに

産み付けることになります。

 

アゲハチョウのように

一つひとつ産むのではなく

数個から十数個かためて

産み付けます。

 

産卵直後の卵は

緑がかっていますが

時間がたつと

まるで真珠のような

色になってきます。

 

今年も無事孵化して

蛹まで育ってほしいと

願っています。

 

 

 

 

 


ギフチョウ 早すぎる羽化

2018年04月26日 08時31分42秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    4.8℃   昨日の最高気温   17.2℃
木曽町新開     午前8時の気温    9.0℃     今朝の天気    晴れ

 

飼育中のギフチョウは

例年だと5月の連休ころに

羽化する。


23日に到着した時

10頭以上のギフチョウが

ゲージの中を飛び回っていた。


少し翅の痛んだ個体もいたので

最初の羽化は

かなり早かったのだろう。


サクラの開花も

異常に早かったが

ギフチョウの羽化も

2週間近く早いことになる。


ゲージの中に

カタクリの花は咲いているが

タチツボスミレの花の開花は

まだ見られない。

 

今年のギフチョウたちは

交尾をして無事

産卵してくれるのか

とても心配だ。

 

昼から大阪に帰ります。



ゴマダラチョウ オオムラサキ よく似た幼虫

2017年12月08日 07時31分16秒 | 昆虫
1年ぶりに
友人の墓参りに
行ってきた。

小学校から高校まで
同じ学校に通った。

平成8年12月14日が
命日なのだが
14日は木曽に
滞在中なので
早めに来た。

49歳の若さで
あっけなく逝った。

法起寺三重塔の
見える墓で眠っている。


帰り道
春日山近くの
大きなエノキの木を
訪ねた。

木曽でたくさん
オオムラサキの幼虫を
見つけたが
この木の根元でも
毎年たくさんの幼虫が
冬眠している。


根元の枯れ葉を
1枚ずつ丁寧に
確認していく。

オオムラサキの
幼虫は6頭。



(オオムラサキの幼虫は背中の突起が4対)

ゴマダラチョウの
幼虫は5頭だった。

(ゴマダラチョウの幼虫は背中の突起が3対)

例年はこの3倍も
4倍も見つかるのに
どうしたのだろう?

元通りに
落ち葉をかぶせて
帰ってきた。

何か 止まった!?

2017年11月17日 08時00分23秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温   -6.4℃  昨日の最高気温   2.9℃
木曽町新開     午前8時の気温   -5.0℃    今朝の天気    晴れ(霜)

昨日
起きて雨戸を開けると
薄っすらと雪化粧
朝から小雪が舞っていた。

御嶽山は一日中
雲が取れず
顔を見せることは
なかった。

中腹のスキー場辺りまで
雪が積もっている
ように見える。


チラチラ雪が舞う中
歩いていると
朝日にキラリと
光るものが
枯れ葉の斜面に
止まった。


近づいて
目を凝らして
見るが
枯れ葉の中に
溶け込んで
正体は不明。

音がしないように
静かに枯れ葉を
踏みしめ
更に近づく。


トンボだ!
赤とんぼか?


明け方には
氷点下になり
雪がチラつく
この時期まで
まだ生きているのだ。


トンボは
昆虫の成虫では
長生きで
知られている。


大阪ならいざ知らず
この開田高原で
まだ生き続けている
トンボに感心した。

近づきすぎたため
飛びあがったが
すぐ近くに
止まったので
最後のシャッターを切り
その場をあとにした。


トンボは
詳しくないため
名前は分かりません。


スジボソヤマキチョウの食草、クロウメモドキ。

2017年11月15日 08時00分30秒 | 昆虫
開田高原アメダス  今朝の最低気温   -1.5℃  昨日の最高気温   8.0℃
木曽町新開     午前8時の気温    0.5℃    今朝の天気    濃い霧


クロウメモドキと言う植物
馴染みがないと思う。

花も目立たず
これと言った
特徴のない
植物である。

しいて言えば
ナツメの仲間
と言えば
少しは分かって
いただけるかも?!

この植物
結構早い時期に同定が
できるようになった。

スジボソヤマキチョウ
食草だからである。

先日
ひょんなことから
見つけることができた。


毎朝歩いている道沿いから
藪の中に少し入った
場所にあった。

毎朝のように
見ていたのだが
ダンコウバイの果実だと
思い込んでいた。


ブログでダンコウバイの
果実を取り上げようと
藪の中に数歩入り
カメラを向けたとたん
雰囲気の違うことに
気が付いた。


葉も先割れスプーン
ではない。


短枝があり


短いトゲもあることから
クロウメモドキだと
分かった。


どおりで
この近くで
スジボソヤマキチョウ
飛び回っていた
訳がわかった。

来春から
卵や幼虫探しが
楽しみになった。

明日は
団子旨いの
ダンコウバイの果実を
紹介します。

オオムラサキの越冬幼虫

2017年11月09日 08時02分25秒 | 昆虫
開田高原アメダス  今朝の最低気温   2.5℃  昨日の最高気温   9.9℃
木曽町新開     午前8時の気温   1.0℃    今朝の天気    晴れ


昨日
ブログをアップのころから
雨が降り出し
昼過ぎまで
降り続きました。

拙宅のエノキで
数年前まで
オオムラサキが
羽化していたが
ここ数年見かけない。

今春4月末
エノキの幹を上る
幼虫を1頭見つけたが
成虫まで成長したか
確認はできていない。

すかり葉を落とした
近所のエノキの根元に
しゃがみ込み
落ち葉を丹念に
めくってみる。

いた!


落ち葉の裏で
冬眠準備OKの幼虫が
見つかった。


ざっと数えても
40頭はくだらない。


関西などでは
4齢幼虫が
越冬するのだが
この幼虫は
小さい。


北国では
3齢幼虫が
越冬すると言うので
この子も3齢幼虫かも
しれない。

10頭ほど
我が家のエノキの
根元に引っ越しさせた。

我が町にも
かなりの数の
オオムラサキが
生息していることは
間違いない。


エノキの下には
春まで
ギフチョウと
オオムラサキが
眠っていることになる。