三渓園 旧矢箆原家住宅

2022年07月29日 | flower
蓮の花を観た後は、
家の中を見学できる旧矢箆原家住宅へ

江戸後期に建築された岐阜県、白川郷の国の重要文化財であった旧矢箆原住宅がダム建設によって水没する事になってしまった為、昭和35年に横浜の三渓園に寄贈、移築されたのだそうです。
おいえ
という家族団欒や接客の場になった部屋

古い木の家特有の香りと
囲炉裏で薪を燃やしている匂いが
母の故郷、福島の田舎で過ごした小さな頃の夏休みを思い出させました。


こんなにピカピカに手入れはされていませんが、母の実家も昔、茅葺き屋根と木の引き戸でした。
あんどん部屋だそうです。
玄関

広間
中の間
奥座敷
扇を散らしたような意匠の欄間
奥座敷から中の間、広間までを見渡して

雨が降っていたからか、
他に見学者が居ず、ゆったりと見学させてもらいました。
座敷
ちょうだ
という家長夫妻の寝室だった部屋
台所の囲炉裏
この家には囲炉裏が二つあり、
かまどではなく囲炉裏で煮炊きを
していたそう。
薪が燃える匂いがいい匂いですねと
家の掃除やお手入れをしている方に
お伝えしたら
そうですか?今日は、改修工事をしている園内の東慶寺から出た木材のヒノキを薪にしているからいい匂いなのかもしれません、など色々と教えてくれました。

私は薪の匂いの違いが分かるような人ではないのですが、この家の匂いがとにかく心地良かったです。

いろりの煙は屋根裏の茅や梁などの木材をいぶして茅葺屋根などを長持ちさせてくれる防腐、防虫効果があるそうで、見学可能な日にはたいてい囲炉裏で薪が燃える様子を見る事ができるようです。

小休憩に茶店で三色団子をいただきました。黒ごまあん、くるみあん、小豆のあんが入っていて美味しかったです。
休憩の後は、内苑をぐるっと歩いて来ました。
立派なモミジやイチョウがたくさんあって紅葉の季節の美しさが有名ですが、緑色の木々と建物の景色もとても美しい場所でした。














蓮を観に来た方々は皆、雨が降って来たから帰ってしまったのでしょうか。
貸し切りのようにゆったりと見学してきました。






早起きをして訪れた三渓園で
とても心地の良い時間を過ごす事ができました












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