藤袴 その2

2010年10月04日 | 花屋Leikiri

花屋Leikiriのうららさんに先日届けて頂いた藤袴のつぼみが開いてきました。



ドライになると香りを放つ葉の部分が少し痛んできたので、
花と葉の部分を切り離し、葉を乾燥させる事にしました。




花の近くに付いていた葉は柳のトレイで乾燥させ、
それ以外は小束に分けて吊るして乾燥させてみます。
乾燥したら、葉を刻んで細かくし、安眠まくらを作ってみようと思っています。

葉や花などに貯蔵されるクマリンという桜餅様の甘い香り成分は、
糖分子と結びついてクマリン酸配糖体の形で液胞内に隔離されているので
生では香りがしないそうです。
葉や花を半乾きにしたり、破砕や塩蔵するなどした細胞では、
液胞内の前駆物質に液胞外の酵素が働いて加水分解し
クマリン酸が分離し、さらに閉環反応がおこりクマリンが生成され、
その結果として甘い香りが発せられるそうです。
(食品研究社 「やさしくわかる かおりのしくみ」野田 信三 著より)

葉を少しもんだ後、その葉が半乾きになる時に、桜餅のような甘い芳香が
本当に強く出てきたので驚きでした。

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